PostGIS 2.5.0dev マニュアル

SVN Revision ()

PostGIS開発グループ

Abstract

PostGISは、オブジェクトRDBであるPostgreSQLの拡張で、GIS (地理情報システム)オブジェクトを格納することができます。PostGISは、GiSTベースのR木空間インデクスをサポートし、GISオブジェクトの解析および処理を行う機能を持ちます。

本マニュアルは、2.5.0dev版のマニュアルです。

この作品はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下に提供されています。好きなようにこの材料を使うことができますが、PostGIS Project のクレジット提示を求めます。また可能な限りhttp://postgis.netへのリンクを求めます。


Table of Contents

1. 導入
1.1. プロジェクト運営委員会
1.2. 現在の中核貢献者
1.3. 過去の中核貢献者
1.4. 他の貢献者
1.5. 追加情報
2. PostGISインストール
2.1. 簡略版
2.2. インストール要件
2.3. ソースの取得
2.4. ソースからのコンパイルとインストール: 詳細
2.4.1. コンフィギュレーション
2.4.2. ビルド
2.4.3. PostGISエクステンションのビルドとデプロイ
2.4.4. テスト
2.4.5. インストール
2.5. エクステンションを使った空間データベースの生成
2.6. 空間データベースをテンプレートから生成する
2.7. PAGC住所標準化ツールのインストールと使用
2.7.1. Regex::Assembleのインストール
2.8. Tigerジオコーダのインストールとアップグレードとデータロード
2.8.1. TigerジオコーダをPostGISデータベースで有効にする: エクステンションを使用
2.8.2. TigerジオコーダをPostGISデータベースで有効にする: エクステンション不使用
2.8.3. TigerジオコーダをPostGISデータベースで有効にする: エクステンションを使用
2.8.4. Tigerデータのロード
2.8.5. Tigerジオコーダのアップグレード
2.9. 空間データベースをテンプレートから生成する
2.10. アップグレード
2.10.1. ソフトアップグレード
2.10.2. ハードアップグレード
2.11. 共通の問題
2.12. ローダ/ダンパ
3. PostGIS よくある質問
4. PostGISを使う: データ管理とクエリ
4.1. GISオブジェクト
4.1.1. OpenGIS WKBとWKT
4.1.2. PostGIS EWKB, EWKTと標準形式
4.1.3. SQL-MM第3部
4.2. PostGISジオグラフィ型
4.2.1. ジオグラフィ基礎
4.2.2. ジオグラフィ型をジオメトリ型にして使用すべき時
4.2.3. ジオグラフィに関する高度なよくある質問
4.3. OpenGIS標準を使う
4.3.1. SPATIAL_REF_SYSテーブルと空間参照系
4.3.2. GEOMETRY_COLUMNSビュー
4.3.3. 空間テーブルを作る
4.3.4. 手動でジオメトリカラムをgeometry_columnsに登録する
4.3.5. ジオメトリのOpenGIS準拠を確実にする
4.3.6. ここで、Dimensionally Extended 9 Intersection Modelまたは略してDE-9IMを見てみましょう。
4.4. GIS (ベクタ)データをロードする
4.4.1. SQLを使ってロードする
4.4.2. shp2pgsql: ESRIシェープファイルローダを使う
4.5. GISデータを検索する
4.5.1. SQLを使ってデータを検索する
4.5.2. ダンパを使う
4.6. インデクスを構築する
4.6.1. GiSTインデクス
4.6.2. GiSTインデクス
4.6.3. インデクスを使う
4.7. 複雑なクエリ
4.7.1. インデクスの利点を使う
4.7.2. 空間SQLの例
5. ラスタデータの管理、クエリ、アプリケーション
5.1. ラスタのロードと生成
5.1.1. raster2pgsqlを使ってラスタをロードする
5.1.2. PostGISラスタ関数を用いたラスタの生成
5.2. ラスタカタログ
5.2.1. ラスタカラムカタログ
5.2.2. ラスタオーバビュー
5.3. PostGISラスタを使ったカスタムアプリケーションの構築
5.3.1. ST_AsPNG を他の関数とあわせて使った PHP 出力例
5.3.2. ST_AsPNGを他の関数とあわせて使ったASP.NET C#出力例
5.3.3. rasterクエリを画像ファイルで出力するJavaコンソールアプリケーション
5.3.4. PLPython を使って SQL を介して画像をダンプする
5.3.5. PSQLでラスタを出力する
6. PostGISを使う: アプリケーションを構築する
6.1. MapServerを使う
6.1.1. 基本的な使い方
6.1.2. よくある質問
6.1.3. 踏み込んだ使用法
6.1.4. 例
6.2. Javaクライアント (JDBC)
6.3. Cクライアント (libpq)
6.3.1. テキストカーソル
6.3.2. バイナリカーソル
7. 性能向上に関する技法
7.1. 大きなジオメトリを持つ小さなテーブル
7.1.1. 問題の説明
7.1.2. 応急処置
7.2. ジオメトリインデクスでCLUSTERを実行する
7.3. 次元変換の回避
7.4. コンフィギュレーションのチューン
7.4.1. 起動時
7.4.2. 実行時
8. PostGISリファレンス
8.1. PostgreSQL PostGIS Geometry/Geography/Box型
8.2. PostGIS GUC (Grand Unified Custom)変数
8.3. 管理関数
8.4. ジオメトリ コンストラクタ
8.5. ジオメトリアクセサ
8.6. ジオメトリエディタ
8.7. ジオメトリ出力
8.8. 演算子
8.9. 空間関係関数と空間計測関数
8.10. SFCGAL関数
8.11. ジオメトリ処理関数
8.12. 線型参照
8.13. 時間機能
8.14. ロングトランザクション機能
8.15. その他の関数
8.16. 例外的関数
9. ラスタ リファレンス
9.1. ラスタサポートデータ型
9.2. ラスタ管理
9.3. ラスタコンストラクタ
9.4. ラスタアクセサ
9.5. ラスタバンドアクセサ
9.6. ラスタピクセルアクセサとセッター
9.7. ラスタエディタ
9.8. ラスタバンドエディタ
9.9. ラスタバンド統計情報と解析
9.10. 出力
9.11. ラスタ処理
9.11.1. 地図代数
9.11.2. 組み込み地図代数コールバック関数
9.11.3. DEM (標高)
9.11.4. ラスタからジオメトリ
9.12. ラスタ演算子
9.13. ラスタとラスタバンドの空間関係関数
10. PostGISラスタ よくある質問
11. トポロジ
11.1. トポロジ型
11.2. トポロジドメイン
11.3. トポロジ管理とTopoGeometry管理
11.4. トポロジコンストラクタ
11.5. トポロジエディタ
11.6. トポロジアクセサ
11.7. トポロジ処理
11.8. TopoGeometryコンストラクタ
11.9. TopoGeometryエディタ
11.10. TopoGeometryアクセサ
11.11. TopoGeometry出力
11.12. トポロジ空間関係関数
12. 住所標準化
12.1. パーサの動作
12.2. 住所標準化の型
12.3. 住所標準化テーブル
12.4. 住所標準化関数
13. PostGIS追加機能
13.1. Tigerジオコーダ
14. PostGIS Special Functions Index
14.1. PostGIS Aggregate Functions
14.2. PostGIS Window Functions
14.3. PostGIS SQL-MM Compliant Functions
14.4. PostGIS Geography Support Functions
14.5. PostGIS Raster Support Functions
14.6. PostGIS Geometry / Geography / Raster Dump Functions
14.7. PostGIS Box Functions
14.8. PostGIS Functions that support 3D
14.9. PostGIS Curved Geometry Support Functions
14.10. PostGIS Polyhedral Surface Support Functions
14.11. PostGIS Function Support Matrix
14.12. New, Enhanced or changed PostGIS Functions
14.12.1. PostGIS Functions new or enhanced in 2.4
14.12.2. PostGIS Functions new or enhanced in 2.3
14.12.3. PostGIS Functions new or enhanced in 2.2
14.12.4. PostGIS functions breaking changes in 2.2
14.12.5. PostGIS Functions new or enhanced in 2.1
14.12.6. PostGIS functions breaking changes in 2.1
14.12.7. PostGIS Functions new, behavior changed, or enhanced in 2.0
14.12.8. PostGIS Functions changed behavior in 2.0
14.12.9. PostGIS Functions new, behavior changed, or enhanced in 1.5
14.12.10. PostGIS Functions new, behavior changed, or enhanced in 1.4
14.12.11. PostGIS Functions new in 1.3
15. 問題を報告する
15.1. ソフトウェアのバグを報告する
15.2. 文書の問題を報告する
A. 付録
A.1. Release 1.0.0RC2
A.2. Release 1.0.0RC2
A.3. Release 1.0.0RC2
A.4. Release 1.0.0RC2
A.5. Release 1.0.0RC2
A.6. Release 1.0.0RC2
A.7. Release 2.2.1
A.8. Release 2.2.0
A.9. Release 2.1.8
A.10. Release 2.1.7
A.11. Release 2.1.6
A.12. Release 2.1.5
A.13. Release 2.1.4
A.14. Release 2.1.3
A.15. Release 2.1.2
A.16. Release 2.1.1
A.17. Release 2.1.0
A.18. Release 2.0.5
A.19. Release 2.0.4
A.20. Release 2.0.3
A.21. Release 2.0.2
A.22. Release 2.0.1
A.23. Release 2.0.0
A.24. Release 1.5.4
A.25. Release 1.5.3
A.26. Release 1.5.2
A.27. Release 1.5.1
A.28. Release 1.5.0
A.29. Release 1.4.0
A.30. Release 1.3.6
A.31. Release 1.3.5
A.32. Release 1.3.4
A.33. Release 1.3.3
A.34. Release 1.3.2
A.35. Release 1.3.1
A.36. Release 1.3.0
A.37. Release 1.2.1
A.38. Release 1.2.0
A.39. Release 1.1.6
A.40. Release 1.1.5
A.41. Release 1.1.4
A.42. Release 1.1.3
A.43. Release 1.1.2
A.44. Release 1.1.1
A.45. Release 1.1.0
A.46. Release 1.0.6
A.47. Release 1.0.5
A.48. Release 1.0.4
A.49. Release 1.0.3
A.50. Release 1.0.2
A.51. Release 1.0.1
A.52. Release 1.0.0
A.53. Release 1.0.0RC6
A.54. Release 1.0.0RC5
A.55. Release 1.0.0RC4
A.56. Release 1.0.0RC3
A.57. Release 1.0.0RC2
A.58. Release 1.0.0RC1

Chapter 1. 導入

PostGISはRefractions Research Incが空間データベース技術研究プロジェクトとして開発しました。Refractionsはカナダ・ブリティッシュコロンビア州・ビクトリアにある、データインテグレーションとカスタムソフトウェア開発に特化した、GISとデータベースのコンサルティング会社です。私たちは完全なOpenGISサポート、高度なトポロジ構成 (カバレッジ、サーフェス、ネットワーク)、GISデータの表示と編集をするためのデスクトップユーザインタフェースツール、ウェブベースのアクセスツールを持つ、 重要なGIS機能性の範囲をサポートするPostGISを、サポートおよび開発する予定です。

PostGISはOSGeo財団のインキュベーションプロジェクトです。PostGISは、多数のFOSS4G開発者と、PostGISの機能と多彩さから大きな利益を得る世界中の企業によって継続的に改善され、資金を得ています。

1.1. プロジェクト運営委員会

PostGISプロジェクト運営委員会 (PostGIS Project Steering Committee, PSC)は、総合的な指示、リリースサイクル、ドキュメンテーション、支援活動に関する調整を行っています。また、委員会は、全体的なユーザサポート、PostGISコミュニティからのパッチの受け付けと適用、 開発者のコミットのアクセス、新しい委員、APIの重要な変更といった、PostGISを含む雑多な問題に関する投票を行っています。

Mark Cave-Ayland

バグフィクスとメンテナンスの調整、PostgreSQLのリリースとの調整、空間インデクスの選択とバインディング、ローダ/ダンパ、シェープファイルGUIローダ、新機能の統合と強化。

Regina Obe

Buildbotのメンテナンス、Windows版と試験版のビルド、ドキュメンテーション、PostGISニュースグループの一般的なユーザサポート、X3Dサポート、Tiger Geocoderサポート、関数管理、新機能と大きなコード変更のスモークテスト。

Bborie Park

ラスタ開発、GDALとの統合、ラスタローダ、ユーザサポート、一般的なバグフィクス、様々なOS (Slackware, Mac, Windows他)での試験。

Paul Ramsey (委員長)

PostGISプロジェクトの副創始者。総合的なバグフィクス、ジオグラフィ機能、ジオグラフィとジオメトリのインデクス機能 (2次元,、3次元、n次元インデクスとあらゆる空間インデクス)、ジオメトリ内部構造、PointCloud (開発中)、GEOS機能の統合とGEOSリリースとの調整、ローダ/ダンパ、シェープファイルGUIローダ。

Sandro Santilli

新しいGEOS機能のメンテナンスと統合、GEOSリリースとの調整、トポロジ機能、ラスタと、低水準API関数と、これらのバグフィクス。

1.2. 現在の中核貢献者

Jorge Arévalo

ラスタ開発、GDALドライバ機能、ローダ。

Nicklas Avén

距離関数の強化 (3次元距離、関係関数を含む)と追加、Tiny WKB出力書式(TWKB, 開発中)と一般的なユーザサポート。

Dan Baston

ジオメトリクラスタリング関数の追加、他のジオメトリアルゴリズムの強化、および全体のユーザ対応

Olivier Courtin

XML (KML, GML)/GeoJSON入出力関数と3次元サポートとバグフィクス。

Björn Harrtell

MapBox Vector Tile and GeoBuf functions. Gogs testing.

Mateusz Loskot

PostGISのCMakeサポート。オリジナルのPython版ラスタローダ低水準ラスタAPI関数の以前の開発。

Pierre Racine

ラスタ全体のアーキテクチャ、プロトタイピング、プログラミング支援。

1.3. 過去の中核貢献者

Chris Hodgson

以前のPSCメンバ。一般的な開発、サイトとBuildbotのメンテナンス、OSGeoインキュベーション管理。

Kevin Neufeld

以前のPSCメンバ。文書と文書補助ツール、Buildbotのメンテナンス、PostGISニュースグループでの高度なユーザサポート、PostGISメンテナンス機能の強化。

Dave Blasby

PostGISのオリジナルの開発/副創始者。サーバサイドのオブジェクト、インデクスのバインディングや多数のサーバサイドの解析機能を記述。

Jeff Lounsbury

シェープファイルのローダ/ダンパのオリジナルの開発者。現在のPostGISプロジェクトオーナーの代表。

Mark Leslie

中核機能の、継続的なメンテナンスと開発。曲線機能の強化。シェープファイルGUIローダ。

David Zwarg

ラスタ開発 (ほとんど地図代数解析関数)。

1.4. 他の貢献者

個人

アルファベット順: Alex Bodnaru, Alex Mayrhofer, Andrea Peri, Andreas Forø Tollefsen, Andreas Neumann, Anne Ghisla, Barbara Phillipot, Ben Jubb, Bernhard Reiter, Brian Hamlin, Bruce Rindahl, Bruno Wolff III, Bryce L. Nordgren, Carl Anderson, Charlie Savage, Dane Springmeyer, David Skea, David Techer, Eduin Carrillo, Even Rouault, Frank Warmerdam, George Silva, Gerald Fenoy, Gino Lucrezi, Guillaume Lelarge, IIDA Tetsushi, Ingvild Nystuen, Jason Smith, Jeff Adams, Jose Carlos Martinez Llari, Julien Rouhaud, Kashif Rasul, Klaus Foerster, Kris Jurka, Leo Hsu, Loic Dachary, Luca S. Percich, Maria Arias de Reyna, Mark Sondheim, Markus Schaber, Maxime Guillaud, Maxime van Noppen, Michael Fuhr, Mike Toews, Nathan Wagner, Nathaniel Clay, Nikita Shulga, Norman Vine, Rafal Magda, Ralph Mason, Rémi Cura, Richard Greenwood, Silvio Grosso, Steffen Macke, Stephen Frost, Tom van Tilburg, Vincent Mora, Vincent Picavet

企業

PostGISプロジェクトへの開発時間、ホスティング、直接的な金銭提供の貢献を行った企業です。

アルファベット順: Arrival 3D, Associazione Italiana per l'Informazione Geografica Libera (GFOSS.it), AusVet, Avencia, Azavea, Cadcorp, CampToCamp, CartoDB, City of Boston (DND), Clever Elephant Solutions, Cooperativa Alveo, Deimos Space, Faunalia, Geographic Data BC, Hunter Systems Group, Lidwala Consulting Engineers, LisaSoft, Logical Tracking & Tracing International AG, Maponics, Michigan Tech Research Institute, Natural Resources Canada, Norwegian Forest and Landscape Institute, Boundless (former OpenGeo), OSGeo, Oslandia, Palantir Technologies, Paragon Corporation, R3 GIS, Refractions Research, Regione Toscana - SITA, Safe Software, Sirius Corporation plc, Stadt Uster, UC Davis Center for Vectorborne Diseases, University of Laval, U.S Department of State (HIU), Zonar Systems

クラウドファンディングキャンペーン

クラウドファンディングキャンペーンは、PostGIS開発チームが走らせているキャンペーンです。欲しくて仕方ない機能に資金を与えて、多数の人々にサービスを提供できるようにするためのものです。それぞれのキャンペーンでは、特定の機能または機能の集合に焦点があてられます。それぞれのスポンサーは、必要な資金提供のうち少しだけを提供し、十分な人/組織の寄付で、たくさんの助けになる作業に支払う基金を持ちます。他の多くの人が寄付に協力してくれそうな機能に関するアイデアがありましたら、PostGIS newsgroupに、その考えを投稿して下さい。一緒に実現できます。

PostGIS 2.0.0はこの戦略を実施する最初のリリースです。PledgeBankを使い、2件のキャンペーンが成功しました。

postgistopology - 10以上のスポンサーがTopoGeometry機能の構築と2.0.0でのトポロジ対応強化とのために、それぞれ250米ドルを寄付しました。

postgis64windows - 20のスポンサーが, Windows上でのPostGIS 64ビット版に必要な作業のために、それぞれ100米ドルを寄付しました。64ビット用PostGIS 2.0.1ができ、PostgreSQLスタックビルダで使用可能なリリースを予定している最終版ができました。

重要なサポートライブラリ

ジオメトリ演算ライブラリGEOSは、Martin Davisがアルゴリズムを作成し、Mateusz Loskot, Sandro Santilli (strk), Paul Ramseyらで動作するようにし、メンテナンスとサポートの進行を行っています。

地理空間データ抽出ライブラリGDALはFrank Warmerdamらによります。PostGIS 2.0.0で導入されたラスタ機能で、非常によく使われています。 同じように、PostGISサポートに関するGDALの必要な改善でGDALプロジェクトに貢献しています。

地図投影ライブラリProj4は、Gerald EvendenとFrank Warmerdamによって作成とメンテナンスがされています。

最後ですがおろそかにできないのがPostgreSQL DBMSです。PostGISはこの巨人の肩に乗っています。PostGISの速度と柔軟性はPostgreSQLが提供する拡張性、偉大なクエリプランナ、GiSTインデクス、多数のSQL機能がないと成り立ちません。

1.5. 追加情報

Chapter 2. PostGISインストール

本章では、PostGISのインストールに必要な手順について説明します。

2.1. 簡略版

全ての依存がパスに入っているとする場合、次のようにコンパイルします。

tar xvfz postgis-2.5.0dev.tar.gz
cd postgis-2.5.0dev
./configure
make
make install

PostGISをインストールした後は、利用したいデータベース個々内で利用可能にする必要があります。

[Note]

ラスタ機能は現在はオプションですが、デフォルトではインストールされます。PostgreSQL 9.1以上のエクステンションモデルを使ってインストールするには必須です。エクステンションを有効にする処理の方がよりよく、かつユーザフレンドリです。空間データベースを有効にするには、次のようにします。

psql -d yourdatabase -c "CREATE EXTENSION postgis;"
psql -d yourdatabase -c "CREATE EXTENSION postgis_topology;"
-- SFCGAL対応でビルドした場合は次を実行 --
psql -d yourdatabase -c "CREATE EXTENSION postgis_sfcgal;"

-- Tigerジオコーダをインストールしたい場合は次の二つを実行 --
psql -d yourdatabase -c "CREATE EXTENSION fuzzystrmatch"
psql -d yourdatabase -c "CREATE EXTENSION postgis_tiger_geocoder;"

-- PCRE付きでインストールした場合は
-- 住所標準化エクステンションも持つべきです
psql -d yourdatabase -c "CREATE EXTENSION address_standardizer;"

インストールされて有効になっているEXTENSIONのクエリやEXTENSIONのアップグレード、EXTENSIONを使わずにインストールした場合のEXTENSIONへの切り替えに関する詳細情報については、Section 2.4.3, “PostGISエクステンションのビルドとデプロイ”を参照して下さい。

なんらかの理由で、ラスタ機能なしでコンパイルするか古いやり方でインストールする場合には、より長く、より苦痛を伴いますが、やり方はあります。

インストールされた.sqlファイルは全てPostgreSQLがインストールされているフォルダ内のshare/contrib/postgis-2.3の中にあります。

createdb yourdatabase
createlang plpgsql yourdatabase
psql -d yourdatabase -f postgis.sql
psql -d yourdatabase -f postgis_comments.sql
psql -d yourdatabase -f spatial_ref_sys.sql
psql -d yourdatabase -f rtpostgis.sql
psql -d yourdatabase -f raster_comments.sql
psql -d yourdatabase -f topology.sql
psql -d yourdatabase -f topology_comments.sql
--SFCGAL対応でビルドした場合 --
psql -d yourdatabase -f sfcgal.sql
psql -d yourdatabase -f sfcgal_comments.sql

本章の残りでは、上記のインストール手順の個々の詳細を見ていきます。

As of PostGIS 2.1.3, out-of-db rasters and all raster drivers are disabled by default. In order to re-enable these, you need to set the following environment variables POSTGIS_GDAL_ENABLED_DRIVERS and POSTGIS_ENABLE_OUTDB_RASTERS in the server environment. For PostGIS 2.2, you can use the more cross-platform approach of setting the corresponding Section 8.2, “PostGIS GUC (Grand Unified Custom)変数”.

データベース外ラスタを有効にするには次のようにします。

POSTGIS_ENABLE_OUTDB_RASTERS=1

他の値を入れたり、値を入れない場合には、データベース外ラスタは無効になります。

インストールしたGDALのドライバを有効にするには、次の環境変数を設定します。

POSTGIS_GDAL_ENABLED_DRIVERS=ENABLE_ALL

一部のドライバのみ有効にしたい場合には、環境変数を次のように設定します。

POSTGIS_GDAL_ENABLED_DRIVERS="GTiff PNG JPEG GIF XYZ"
[Note]

Windows上の場合は、ドライバリストに引用符をつけないで下さい。

環境変数の設定はOSによって変わります。UbuntuやDebian上でapt-postgresqlからインストールしたPostgreSQLの場合には、/etc/postgresql/9.3/main/environmentを編集するのが好まれます。なお、9.3はPostgreSQLの版を指し、mainはクラスタを示します。

Windowsでサービスとして実行している場合には、システム変数で設定します。Windows 7では、コンピュータを右クリックしてプロパティをクリックするか、エクスプローラの検索バーにコントロール パネル\すべてのコントロール パネル項目\システムを指定します。システムの詳細設定 -> 詳細設定 -> 環境変数を順にクリックして、新しいシステム環境変数を追加します。

環境変数を設定した後は、設定を反映させるために、PostgreSQLサービスの再起動が必要です。

2.2. インストール要件

PostGISのビルドと利用のために、次のものが必要です。

必須

  • PostgreSQL 9.3以上。PostgreSQLの完全なインストール (サーバヘッダを含む)が必要です。PostgreSQLは http://www.postgresql.org/にあります。

    完全なPosgreSQL/PostGIS対応表とPostGIS/GEOS対応表についてはhttp://trac.osgeo.org/postgis/wiki/UsersWikiPostgreSQLPostGISをご覧ください。

  • GNU Cコンパイラ (gcc)。ANSI Cコンパイラの中には、PostGISをコンパイルできるものもありますが、gccでコンパイルするのが最も問題が少ないと見ています。

  • GNU Make (gmakeまたはmake)。多くのシステムで、GNU makeがデフォルトのmakeになっています。make -vを実行して版を確認して下さい。他版のmakeでは、PostGISのMakefileを完全に処理しきれないかもしれません。

  • 投影変換ライブラリ Proj4 の 4.6.0版以上。Proj4ライブラリは、PostGISの座標系投影変換機能に使われます。Proj4は、http://trac.osgeo.org/proj/からダウンロードできます。

  • ジオメトリライブラリGEOSの3.3版以上。新しい関数や機能の全てを得るために、GEOS 3.5以上を推奨します。GEOS 3.5以外では、ST_ClipByBox2DST_Subdivideのような機能強化が使えません。GEOSはhttp://trac.osgeo.org/geos/からダウンロードできます。3.4以上は古い版との後方互換があり、アップグレードがかなり安全です。

  • LibXML2の2.5.x以上。LibXML2は現在取り込み関数 (ST_GeomFromGMLとST_GeomFromKML)で使っています。LibXML2はhttp://xmlsoft.org/downloads.htmlからダウンロード可能です。

  • JSON-C 0.9以上。JSON-Cは現在、ST_GeomFromGeoJsonによるGeoJSONの取り込みに使われます。JSON-Cはhttps://github.com/json-c/json-c/releases/からダウンロード可能です。

  • GDAL 1.8以上 (古い版では一部機能が働かなかったり挙動が異なるので1.9以上を強く推奨します)。ラスタ機能に必要で、CREATE EXTENSION postgisでのインストールに必要となります。このため、PostgreSQL 9.1以上での使用では非常に推奨されますhttp://trac.osgeo.org/gdal/wiki/DownloadSource/からダウンロード可能です。

オプション

  • GDAL (実質必須)。ラスタを求めておらず、かつCREATE EXTENSION postgisによるインストールを気にしない場合に限って放置できます。他のEXTENSIONで、PostGISをEXTENSIONとしてインストールしないと、インストールできないものがあるかも知れないことを心にとどめておいて下さい。このため、GDAL対応でのコンパイルは、非常に望まれます。

    ドライバを有効にするにはSection 2.1, “簡略版”を参照してください。

  • GTK (GTK+2.0, 2.8+が必要)。シェープファイルのローダであるshp2pgsql-guiのコンパイル用です。http://www.gtk.org/にあります。

  • SFCGAL 1.1版以上。追加的な2次元や3次元の高度な解析関数をPostGISで使うために使用するものです。Section 8.10, “SFCGAL関数”をご覧下さい。また、GEOSを使う2次元関数のうちいくつか (たとえばST_IntersectionやST_Area)は、GEOSでなくSFCGALを使用することができます。PostgreSQLコンフィギュレーション変数postgis.backendによって、SFCGALがインストールされている場合にはエンドユーザがバックエンドを制御することができます (デフォルトではGEOS)。SFCGAL 1.2は少なくともCGAL 4.3とBoost 1.54 (http://oslandia.github.io/SFCGAL/installation.htmlをご覧下さい)が必要ですのでご注意下さい。https://github.com/Oslandia/SFCGALにあります。

  • Chapter 12, 住所標準化をビルドするには、PCRE http://www.pcre.org (Unix系システムには通常はインストール済みです)も必要です。parseaddress-stcities.h内のエンコードしたデータを再構築したい場合には、Perl CPANのRegex::Assembleパッケージのみ必要です。Chapter 12, 住所標準化は、PCREライブラリを検出するか、コンフィギュレーションで適切に--with-pcre-dir=/path/to/pcreを指定すると、自動的にビルドされます。

  • To enable ST_AsMVT protobuf-c library (for usage) and the protoc-c compiler (for building) are required. Also, pkg-config is required to verify the correct minimum version of protobuf-c. See protobuf-c.

  • CUnit (CUnit)。レグレッションテストに必要です。http://cunit.sourceforge.net/にあります。

  • DocBook (xsltproc)。文書のビルドに必要です。http://www.docbook.org/にあります。

  • DBLatex (dblatex)。文書をPDFでビルドするのに必要です。http://dblatex.sourcforge.net/にあります。

  • ImageMagick (convert)。文書で使う画像を生成するのに必要です。http://www.imagemagick.org/にあります。

2.3. ソースの取得

ダウンロードサイトhttp://postgis.net/stuff/postgis-2.5.0dev.tar.gzからソースのアーカイブを入手します。

wget http://postgis.net/stuff/postgis-2.5.0dev.tar.gz
tar -xvzf postgis-2.5.0dev.tar.gz

これで、カレントディレクトリの下にpostgis-2.5.0devができます。

もしくはsvnレポジトリhttp://svn.osgeo.org/postgis/trunk/からチェックアウトします。

svn checkout http://svn.osgeo.org/postgis/trunk/ postgis-2.5.0dev

新しく作られたpostgis-2.5.0devディレクトトリに移動して、インストールを続けます。

2.4. ソースからのコンパイルとインストール: 詳細

[Note]

多くのOSで、ビルドされたPostgreSQL/PostGISパッケージがあります。多くの場合、コンパイルが必要なのは、最もひどい最先端の版が欲しい場合やパッケージメンテナンスを行う人ぐらいです。

本節では、一般的なコンパイル手順を示します。Windows用や他のOS用等にコンパイルするなら、PostGIS User contributed compile guidesPostGIS Dev Wikiで、より詳細な助けが見つかるかも知れません。

多くのOS用のビルド済みパッケージの一覧はPostGIS Pre-built Packagesにあります。

Windowsユーザの場合は、スタックビルダか、PostGIS Windows download siteから安定版を得ることができます。また、週に1回か2回、刺激的なことがあれば随時ビルドを行っているvery bleeding-edge windows experimental buildsもあります。これらはPostGISの進行中のリリースでの試験に使用します。

PostGISモジュールは、PostgreSQLバックエンドサーバの拡張です。PostGIS 2.5.0devでは、コンパイルのために、完全なPostgreSQLサーバヘッダが必要です。PostgreSQL 2.5.0dev以上でビルドできます。古い版のPostgreSQLはサポートされません

PostgreSQLをインストールしていないならPostgreSQLインストールガイドを参照して下さい。http://www.postgresql.org/にあります。

[Note]

GEOS機能を有効にするために、PostgreSQLをインストール時に明示的に標準C++ライブラリに対する明示的なリンクが必要になる場合があります。

LDFLAGS=-lstdc++ ./configure [コンフィギュアオプション]

これは、古い開発ツールとインチキC++例外との対話のための応急処置です。怪しい問題 (望んでいないのにバックエンドが閉じたりそれに近い挙動を起こす)を経験したなら、このトリックを試してみて下さい。もちろん、これを行うにはPostgreSQLをはじめからコンパイルし直す必要があります。

次のステップでは、PostGISソースのコンフィギュレーションとコンパイルに概要を記述します。これらは、Linuxユーザ用に書いてありますので、WindowsやMacでは動作しません。

2.4.1. コンフィギュレーション

ほとんどのLinuxのインストールと同様に、最初のステップでは、ソースコードのビルドに使われるMakefileを生成します。これは、シェルスクリプトが行います。

./configure

パラメータを付けない場合には、このコマンドは自動で、PostGISのソースコードのビルドを行うのに必要なコンポーネントやライブラリをシステム上で探します。./configureとするのが一般的な使い方ですが、標準的でない位置に必要なライブラリやプログラムを置いてある場合のために、いくつかのパラメータを受け付けます。

次のリストで、共通して使われるパラメータを示します。 完全なリストについては、--helpまたは--help=shortパラメータを使って下さい。

--prefix=PREFIX

PostGISライブラリとSQLスクリプトのインストール先を指定します。デフォルトでは、検出されたPostgreSQLのインストール先と同じになります。

[Caution]

このパラメータは現在のところ壊れていて、PostgreSQLのインストール先にしかインストールされません。このバグのトラックについてはhttp://trac.osgeo.org/postgis/ticket/635をご覧ください。

--with-pgconfig=FILE

PostgreSQLは、PostGISなどの拡張に対してPostgreSQLのインストール先ディレクトリを伝えるpg_configというユーティリティを持っています。PostGISの対象とする特定のPostgreSQLのインストール先を手動で指定する場合に、このパラメータ(--with-pgconfig=/path/to/pg_config)を使います。

--with-gdalconfig=FILE

必須ライブラリであるGDALは、ラスタ機能に必要な機能を提供します。GDALには、インストール先ディレクトリをインストールスクリプトに伝えるgdal-configがあります。PostGISのビルドに使う特定のGDALを手動で指定する場合に、このパラメータ (--with-gdalconfig=/path/to/gdal-config)を使います。

--with-geosconfig=FILE

必須のジオメトリライブラリであるGEOSには、ソフトウェアのインストール時にGEOSのインストール先ディレクトリを伝えるgeos-configというユーティリティがあります。PostGISのビルドに使う特定のGEOSを手動で指定する場合に、このパラメータ (--with-geosconfig=/path/to/geos-config)を使います。

--with-xml2config=FILE

LibXMLはGeomFromKML/GML処理を行うのに必須のライブラリです。通常はlibxmlをインストールしているなら発見されますが、発見できない場合や特定の版を使用したい場合は、xml2-configを指定してインストールスクリプトにLibXMLのインストール先ディレクトリを伝えます。PostGISのビルドに使う特定のLibXMLを手動で指定する場合に、このパラメータ ( >--with-xml2config=/path/to/xml2-config)を使います。

--with-projdir=DIR

Proj4はPostGISに必須の投影変換ライブラリです。PostGISのビルドに使う特定のProj4のディレクトリを手動で指定する場合は、このパラメータ (--with-projdir=/path/to/projdir)を使います。

--with-libiconv=DIR

iconvのインストール先ディレクトリを指定します。

--with-jsondir=DIR

JSON-Cは、MITライセンスのJSONライブラリで、PostGISのST_GeomFromJSONに必須です。PostGISのビルドに使う特定のJSON-Cを手動で指定する場合に、このパラメータ (--with-jsondir=/path/to/jsondir)を使います。

--with-pcredir=DIR

PCREは、BSDライセンスのPerl互換正規表現ライブラリです。住所標準化エクステンションに必須です。PostGISのビルド対象としている特定のPCREを手動で指定する場合に、このパラメータ (--with-pcredir=/path/to/pcredir)を使います。

--with-gui

データインポートGUI (GTK+2.0が必要)をコンパイルします。このパラメータによって、shp2pgsql-guiという、shp2pgsqlのグラフィカルユーザインタフェースが作成されます。

--with-raster

ラスタ機能付きでコンパイルします。これによりrtpostgis-2.5.0devライブラリとrtpostgis.sqlファイルが生成されます。最終リリースでは、デフォルトでラスタ機能付きにする予定ですので、このパラメータ自体は不要になる可能性があります。

--without-topology

トポロジ機能付きでコンパイルします。これによりtopology.sqlファイルが生成されます。トポロジに必要なロジックは全てpostgis-2.5.0devライブラリ内に作られるので、関連ライブラリはありません。

--with-gettext=no

デフォルトでは、gettextの検出とこれを用いたコンパイルを試みますが、ローダ破損を引き起こす非互換性問題のもとで実行する場合には、このコマンドで無効にできます。これを使ったコンフィギュレーションによって解決する問題の例はhttp://trac.osgeo.org/postgis/ticket/748にあります。ご注意: これを切ることで多くの機能がなくなるわけではありません。まだ文書化されていなくて試験段階であるGUIローダにおける内部のヘルプ/ラベル機能に使われています。

--with-sfcgal=PATH

デフォルトでは、このスイッチなしではSFCGAL対応でインストールされません。PATHは、sfcgal-configへのパスを指定することができる追加的な引数です。

[Note]

PostGISをSVNレポジトリから得る場合には、はじめに次のスクリプトを実行します。

./autogen.sh

このスクリプトによってconfigureスクリプトが生成されます。これはPostGISのインストールに関するカスタマイズに使われます。

PostGISをアーカイブファイルで入手する場合には、configureが既に生成されているので./autogen.shは不要です。

2.4.2. ビルド

Makefileが生成されたら、PostGISのビルドは、次のコマンドを実行するだけです。

make

出力の最後の行に"PostGIS was built successfully. Ready to install."と出れば終わりです。

PostGIS 1.4.0版からは、全ての関数に文書から生成されるコメントが付きます。これらのコメントを後からインストールするには、次のコマンドを実行しますが、docbookが必要です。アーカイブファイルからインストールする場合は、postgis_comments.sql, raster_comments.sql, topology_comments.sqlは、docフォルダにあるので、コメントを作成する必要はありません。

make comments

PostGIS 2.0で導入されました。早見表に、または学習中の方のハンドアウトに適しているHTMLチートシートを生成します。xsltprocが必要で、topology_cheatsheet.html, tiger_geocoder_cheatsheet.html, raster_cheatsheet.html, postgis_cheatsheet.htmlの4ファイルが生成されます。

HTMLとPDFのビルド済みのものはPostGIS / PostgreSQL Study Guidesにあります。

make cheatsheets

2.4.3. PostGISエクステンションのビルドとデプロイ

PostgreSQL 9.1以上を使用している場合は、PostGISエクステンションが自動的にビルド、インストールされます。

ソースレポジトリからビルドしている場合は、関数の記述を最初にビルドする必要があります。これらは、docbookがインストールされている時にビルドされます。手動でインストールするには次のようにします。

make comments

アーカイブファイルからのビルドの場合は、ビルド済みのものがあるので、コメントのビルドは必須ではありません。

PostgreSQL 9.1を対象にビルドしている場合は、extensionsは自動的にmake install処理の一部としてビルドするべきです。必要ならextensionsフォルダからビルドできますし、他のサーバで必要ならファイルの複製ができます。

cd extensions
cd postgis
make clean
make 
make install
cd ..
cd postgis_topology
make clean
make 
make install
cd ..
cd postgis_sfcgal
make clean
make 
make install

cd ..
cd address_standardizer
make clean
make 
make install
make installcheck

cd ..
cd postgis_tiger_geocoder
make clean
make 
make install
make installcheck
          

エクステンションファイルは、OSに関係なく、常に同じ版のPostGISと同じです。PostGISバイナリを既にインストールしている限りは、エクステンションファイルをあるOSから別のものに複写して大丈夫です。

開発用と異なる別のサーバでエクステンションを手動でインストールしたい場合は、サーバにない時に必要となる通常のPostGISのバイナリだけでなく、次のファイルをextensionsフォルダからPostgreSQLインストール先のPostgreSQL / share / extensionフォルダに複写します。

  • 指定されていない場合のインストールするエクステンションの版等の情報を示す制御ファイpostgis.control, postgis_topology.control

  • エクステンションごとの/sqlフォルダにあるファイル全て。extensions/postgis/sql/*.sql, extensions/postgis_topology/sql/*.sqlはPostgreSQL share/extensionフォルダの最上位に複写する必要があることに注意して下さい。

以上を実行すると、PgAdmin -> extensionでpostgis, postgis_topologyが有効なエクステンションとして見えます。

psqlを使う場合は、次のクエリを実行してエクステンションがインストールされていることを確認できます。

SELECT name, default_version,installed_version 
FROM pg_available_extensions WHERE name LIKE 'postgis%' or name LIKE 'address%';

             name             | default_version | installed_version
------------------------------+-----------------+-------------------
 address_standardizer         | 2.5.0dev         | 2.5.0dev 
 address_standardizer_data_us | 2.5.0dev         | 2.5.0dev 
 postgis                      | 2.5.0dev         | 2.5.0dev 
 postgis_sfcgal               | 2.5.0dev         |
 postgis_tiger_geocoder       | 2.5.0dev         | 2.5.0dev 
 postgis_topology             | 2.5.0dev         |
(6 rows)

クエリを行ったデータベースにエクステンションがインストールされている場合は、installed_versionカラムに記載が見えます。レコードが返ってこない場合は、PostGIS EXTENSIONがインストールされていないことになります。PgAdmin III 1.14以上では、データベースブラウザツリーのextensionsセクションで提供されていて、右クリックでアップグレードまたアンインストールできます。

有効なエクステンションがある場合、pgAdminエクステンションインタフェースまたは次のSQLの実行によって、選択したデータベースにPostGISエクステンションをインストールできます。

CREATE EXTENSION postgis;
CREATE EXTENSION postgis_sfcgal;
CREATE EXTENSION fuzzystrmatch; -- postgis_tiger_geocoderに必要
-- postgis_tiger_geocoderで使用されるか単独で使われます
CREATE EXTENSION address_standardizer;
CREATE EXTENSION address_standardizer_data_us;
CREATE EXTENSION postgis_tiger_geocoder;
CREATE EXTENSION postgis_topology;

psqlでは、どの版が、どのスキーマにインストールされているかを見ることができます。

\connect mygisdb
\x 
\dx postgis*
List of installed extensions
-[ RECORD 1 ]-------------------------------------------------
-
Name        | postgis
Version     | 2.5.0dev
Schema      | public
Description | PostGIS geometry, geography, and raster spat..
-[ RECORD 2 ]-------------------------------------------------
-
Name        | postgis_tiger_geocoder
Version     | 2.5.0dev
Schema      | tiger
Description | PostGIS tiger geocoder and reverse geocoder
-[ RECORD 3 ]-------------------------------------------------
-
Name        | postgis_topology
Version     | 2.5.0dev
Schema      | topology
Description | PostGIS topology spatial types and functions
[Warning]

エクステンションのテーブルspatial_ref_sys, layer, topologyは、明示的にバックアップできません。それぞれのpostgisまたはpostgis_topologyエクステンションがバックアップされる時のみバックアップできます。これは、データベース全体のバックアップの時のみ行われます。PostGIS 2.0.1の時点では、データベースがバックアップされる際に、PostGISでパッケージ化されていないsridレコードのみバックアップされます。パッケージに入っているsridの変更は巡回せず、変更はそこにあるものと期待されます。PostGIS 2.0.1の時点では、データベースがバックアップされるときにPostGISに入っていないsridのレコードだけがバックアップされます。PostGISに入っていて後に変更されたsridの変更については巡回しません。問題が見られたら、チケットを発行して下さい。エクステンションテーブルの構造はCREATE EXTENSIONで生成されるので、バックアップを行いません。エクステンションの与えられた版と同じものであると仮定されます。この挙動は現在のPostgreSQL エクステンションモデルに組み込まれているため、これについては何もできません。

この素晴らしいエクステンション機能を使わずに2.5.0devをインストールした場合でもエクステンションベースに変更することができます。まずpostgis_upgrade_22_minor.sql,raster_upgrade_22_minor.sql,topology_upgrade_22_minor.sqlのアップグレードスクリプトを実行して最新版にアップグレードします

ラスタ機能無しでPostGISをインストールした場合には、最初にラスタ機能をインストールする必要があります (rtpostgis.sqlを使います)。

それから、次のコマンドを実行して、個々のエクステンションについて、関数をパッケージ化します。

CREATE EXTENSION postgis FROM unpackaged;
CREATE EXTENSION postgis_topology FROM unpackaged;
CREATE EXTENSION postgis_tiger_geocoder FROM unpackaged;

2.4.4. テスト

PostGISのテストを行うには、次のコマンドを実行します。

make check

このコマンドで、実際のPostgreSQLデータベースに対して生成したライブラリを使用した、様々なチェックとレグレッションテストを行います。

[Note]

PostgreSQL, GEOS または Proj4 を標準の位置にインストールしていない場合には、環境変数LD_LIBRARY_PATHに、ライブラリの位置を追加する必要があるかも知れません。

[Caution]

現在のところmake checkは、チェックを行う際に 環境変数PATHPGPORTによっています。コンフィギュレーションパラメータ--with-pgconfigを使って特定したPostgreSQLではありません。PATHを編集して、コンフィギュレーションの際に検出したPostgreSQLと一致するようにして下さい。もしくは、間もなく襲ってくる頭痛の準備をしておいて下さい。

成功した場合は、テストの出力は次のようなかんじになります。

CUnit - A unit testing framework for C - Version 2.1-2
     http://cunit.sourceforge.net/


Suite: computational_geometry
  Test: test_lw_segment_side ...passed
  Test: test_lw_segment_intersects ...passed
  Test: test_lwline_crossing_short_lines ...passed
  Test: test_lwline_crossing_long_lines ...passed
  Test: test_lwline_crossing_bugs ...passed
  Test: test_lwpoint_set_ordinate ...passed
  Test: test_lwpoint_get_ordinate ...passed
  Test: test_point_interpolate ...passed
  Test: test_lwline_clip ...passed
  Test: test_lwline_clip_big ...passed
  Test: test_lwmline_clip ...passed
  Test: test_geohash_point ...passed
  Test: test_geohash_precision ...passed
  Test: test_geohash ...passed
  Test: test_geohash_point_as_int ...passed
  Test: test_isclosed ...passed
  Test: test_lwgeom_simplify ...passed
Suite: buildarea
  Test: buildarea1 ...passed
  Test: buildarea2 ...passed
  Test: buildarea3 ...passed
  Test: buildarea4 ...passed
  Test: buildarea4b ...passed
  Test: buildarea5 ...passed
  Test: buildarea6 ...passed
  Test: buildarea7 ...passed
Suite: geometry_clean
  Test: test_lwgeom_make_valid ...passed
Suite: clip_by_rectangle
  Test: test_lwgeom_clip_by_rect ...passed
Suite: force_sfs
  Test: test_sfs_11 ...passed
  Test: test_sfs_12 ...passed
  Test: test_sqlmm ...passed
Suite: geodetic
  Test: test_sphere_direction ...passed
  Test: test_sphere_project ...passed
  Test: test_lwgeom_area_sphere ...passed
  Test: test_signum ...passed
  Test: test_gbox_from_spherical_coordinates ...passed
  Test: test_gserialized_get_gbox_geocentric ...passed
  Test: test_clairaut ...passed
  Test: test_edge_intersection ...passed
  Test: test_edge_intersects ...passed
  Test: test_edge_distance_to_point ...passed
  Test: test_edge_distance_to_edge ...passed
  Test: test_lwgeom_distance_sphere ...passed
  Test: test_lwgeom_check_geodetic ...passed
  Test: test_gserialized_from_lwgeom ...passed
  Test: test_spheroid_distance ...passed
  Test: test_spheroid_area ...passed
  Test: test_lwpoly_covers_point2d ...passed
  Test: test_gbox_utils ...passed
  Test: test_vector_angle ...passed
  Test: test_vector_rotate ...passed
  Test: test_lwgeom_segmentize_sphere ...passed
  Test: test_ptarray_contains_point_sphere ...passed
  Test: test_ptarray_contains_point_sphere_iowa ...passed
Suite: GEOS
  Test: test_geos_noop ...passed
  Test: test_geos_subdivide ...passed
  Test: test_geos_linemerge ...passed
Suite: Clustering
  Test: basic_test ...passed
  Test: nonsequential_test ...passed
  Test: basic_distance_test ...passed
  Test: single_input_test ...passed
  Test: empty_inputs_test ...passed
Suite: Clustering Union-Find
  Test: test_unionfind_create ...passed
  Test: test_unionfind_union ...passed
  Test: test_unionfind_ordered_by_cluster ...passed
Suite: homogenize
  Test: test_coll_point ...passed
  Test: test_coll_line ...passed
  Test: test_coll_poly ...passed
  Test: test_coll_coll ...passed
  Test: test_geom ...passed
  Test: test_coll_curve ...passed
Suite: encoded_polyline_input
  Test: in_encoded_polyline_test_geoms ...passed
  Test: in_encoded_polyline_test_precision ...passed
Suite: geojson_input
  Test: in_geojson_test_srid ...passed
  Test: in_geojson_test_bbox ...passed
  Test: in_geojson_test_geoms ...passed
Suite: twkb_input
  Test: test_twkb_in_point ...passed
  Test: test_twkb_in_linestring ...passed
  Test: test_twkb_in_polygon ...passed
  Test: test_twkb_in_multipoint ...passed
  Test: test_twkb_in_multilinestring ...passed
  Test: test_twkb_in_multipolygon ...passed
  Test: test_twkb_in_collection ...passed
  Test: test_twkb_in_precision ...passed
Suite: serialization/deserialization
  Test: test_typmod_macros ...passed
  Test: test_flags_macros ...passed
  Test: test_serialized_srid ...passed
  Test: test_gserialized_from_lwgeom_size ...passed
  Test: test_gbox_serialized_size ...passed
  Test: test_lwgeom_from_gserialized ...passed
  Test: test_lwgeom_count_vertices ...passed
  Test: test_on_gser_lwgeom_count_vertices ...passed
  Test: test_geometry_type_from_string ...passed
  Test: test_lwcollection_extract ...passed
  Test: test_lwgeom_free ...passed
  Test: test_lwgeom_flip_coordinates ...passed
  Test: test_f2d ...passed
  Test: test_lwgeom_clone ...passed
  Test: test_lwgeom_force_clockwise ...passed
  Test: test_lwgeom_calculate_gbox ...passed
  Test: test_lwgeom_is_empty ...passed
  Test: test_lwgeom_same ...passed
  Test: test_lwline_from_lwmpoint ...passed
  Test: test_lwgeom_as_curve ...passed
  Test: test_lwgeom_scale ...passed
  Test: test_gserialized_is_empty ...passed
  Test: test_gbox_same_2d ...passed
Suite: measures
  Test: test_mindistance2d_tolerance ...passed
  Test: test_rect_tree_contains_point ...passed
  Test: test_rect_tree_intersects_tree ...passed
  Test: test_lwgeom_segmentize2d ...passed
  Test: test_lwgeom_locate_along ...passed
  Test: test_lw_dist2d_pt_arc ...passed
  Test: test_lw_dist2d_seg_arc ...passed
  Test: test_lw_dist2d_arc_arc ...passed
  Test: test_lw_arc_length ...passed
  Test: test_lw_dist2d_pt_ptarrayarc ...passed
  Test: test_lw_dist2d_ptarray_ptarrayarc ...passed
  Test: test_lwgeom_tcpa ...passed
  Test: test_lwgeom_is_trajectory ...passed
Suite: effectivearea
  Test: do_test_lwgeom_effectivearea_lines ...passed
  Test: do_test_lwgeom_effectivearea_polys ...passed
Suite: miscellaneous
  Test: test_misc_force_2d ...passed
  Test: test_misc_simplify ...passed
  Test: test_misc_count_vertices ...passed
  Test: test_misc_area ...passed
  Test: test_misc_wkb ...passed
  Test: test_grid ...passed
Suite: noding
  Test: test_lwgeom_node ...passed
Suite: encoded_polyline_output
  Test: out_encoded_polyline_test_geoms ...passed
  Test: out_encoded_polyline_test_srid ...passed
  Test: out_encoded_polyline_test_precision ...passed
Suite: geojson_output
  Test: out_geojson_test_precision ...passed
  Test: out_geojson_test_dims ...passed
  Test: out_geojson_test_srid ...passed
  Test: out_geojson_test_bbox ...passed
  Test: out_geojson_test_geoms ...passed
Suite: gml_output
  Test: out_gml_test_precision ...passed
  Test: out_gml_test_srid ...passed
  Test: out_gml_test_dims ...passed
  Test: out_gml_test_geodetic ...passed
  Test: out_gml_test_geoms ...passed
  Test: out_gml_test_geoms_prefix ...passed
  Test: out_gml_test_geoms_nodims ...passed
  Test: out_gml2_extent ...passed
  Test: out_gml3_extent ...passed
Suite: kml_output
  Test: out_kml_test_precision ...passed
  Test: out_kml_test_dims ...passed
  Test: out_kml_test_geoms ...passed
  Test: out_kml_test_prefix ...passed
Suite: svg_output
  Test: out_svg_test_precision ...passed
  Test: out_svg_test_dims ...passed
  Test: out_svg_test_relative ...passed
  Test: out_svg_test_geoms ...passed
  Test: out_svg_test_srid ...passed
Suite: x3d_output
  Test: out_x3d3_test_precision ...passed
  Test: out_x3d3_test_geoms ...passed
  Test: out_x3d3_test_option ...passed
Suite: ptarray
  Test: test_ptarray_append_point ...passed
  Test: test_ptarray_append_ptarray ...passed
  Test: test_ptarray_locate_point ...passed
  Test: test_ptarray_isccw ...passed
  Test: test_ptarray_signed_area ...passed
  Test: test_ptarray_unstroke ...passed
  Test: test_ptarray_insert_point ...passed
  Test: test_ptarray_contains_point ...passed
  Test: test_ptarrayarc_contains_point ...passed
  Test: test_ptarray_scale ...passed
Suite: printing
  Test: test_lwprint_default_format ...passed
  Test: test_lwprint_format_orders ...passed
  Test: test_lwprint_optional_format ...passed
  Test: test_lwprint_oddball_formats ...passed
  Test: test_lwprint_bad_formats ...passed
Suite: SFCGAL
  Test: test_sfcgal_noop ...passed
Suite: split
  Test: test_lwline_split_by_point_to ...passed
  Test: test_lwgeom_split ...passed
Suite: stringbuffer
  Test: test_stringbuffer_append ...passed
  Test: test_stringbuffer_aprintf ...passed
Suite: surface
  Test: triangle_parse ...passed
  Test: tin_parse ...passed
  Test: polyhedralsurface_parse ...passed
  Test: surface_dimension ...passed
Suite: Internal Spatial Trees
  Test: test_tree_circ_create ...passed
  Test: test_tree_circ_pip ...passed
  Test: test_tree_circ_pip2 ...passed
  Test: test_tree_circ_distance ...passed
  Test: test_tree_circ_distance_threshold ...passed
Suite: triangulate
  Test: test_lwgeom_delaunay_triangulation ...passed
Suite: twkb_output
  Test: test_twkb_out_point ...passed
  Test: test_twkb_out_linestring ...passed
  Test: test_twkb_out_polygon ...passed
  Test: test_twkb_out_multipoint ...passed
  Test: test_twkb_out_multilinestring ...passed
  Test: test_twkb_out_multipolygon ...passed
  Test: test_twkb_out_collection ...passed
  Test: test_twkb_out_idlist ...passed
Suite: varint
  Test: test_zigzag ...passed
  Test: test_varint ...passed
  Test: test_varint_roundtrip ...passed
Suite: wkb_input
  Test: test_wkb_in_point ...passed
  Test: test_wkb_in_linestring ...passed
  Test: test_wkb_in_polygon ...passed
  Test: test_wkb_in_multipoint ...passed
  Test: test_wkb_in_multilinestring ...passed
  Test: test_wkb_in_multipolygon ...passed
  Test: test_wkb_in_collection ...passed
  Test: test_wkb_in_circularstring ...passed
  Test: test_wkb_in_compoundcurve ...passed
  Test: test_wkb_in_curvpolygon ...passed
  Test: test_wkb_in_multicurve ...passed
  Test: test_wkb_in_multisurface ...passed
  Test: test_wkb_in_malformed ...passed
Suite: wkb_output
  Test: test_wkb_out_point ...passed
  Test: test_wkb_out_linestring ...passed
  Test: test_wkb_out_polygon ...passed
  Test: test_wkb_out_multipoint ...passed
  Test: test_wkb_out_multilinestring ...passed
  Test: test_wkb_out_multipolygon ...passed
  Test: test_wkb_out_collection ...passed
  Test: test_wkb_out_circularstring ...passed
  Test: test_wkb_out_compoundcurve ...passed
  Test: test_wkb_out_curvpolygon ...passed
  Test: test_wkb_out_multicurve ...passed
  Test: test_wkb_out_multisurface ...passed
  Test: test_wkb_out_polyhedralsurface ...passed
Suite: wkt_input
  Test: test_wkt_in_point ...passed
  Test: test_wkt_in_linestring ...passed
  Test: test_wkt_in_polygon ...passed
  Test: test_wkt_in_multipoint ...passed
  Test: test_wkt_in_multilinestring ...passed
  Test: test_wkt_in_multipolygon ...passed
  Test: test_wkt_in_collection ...passed
  Test: test_wkt_in_circularstring ...passed
  Test: test_wkt_in_compoundcurve ...passed
  Test: test_wkt_in_curvpolygon ...passed
  Test: test_wkt_in_multicurve ...passed
  Test: test_wkt_in_multisurface ...passed
  Test: test_wkt_in_tin ...passed
  Test: test_wkt_in_polyhedralsurface ...passed
  Test: test_wkt_in_errlocation ...passed
Suite: wkt_output
  Test: test_wkt_out_point ...passed
  Test: test_wkt_out_linestring ...passed
  Test: test_wkt_out_polygon ...passed
  Test: test_wkt_out_multipoint ...passed
  Test: test_wkt_out_multilinestring ...passed
  Test: test_wkt_out_multipolygon ...passed
  Test: test_wkt_out_collection ...passed
  Test: test_wkt_out_circularstring ...passed
  Test: test_wkt_out_compoundcurve ...passed
  Test: test_wkt_out_curvpolygon ...passed
  Test: test_wkt_out_multicurve ...passed
  Test: test_wkt_out_multisurface ...passed

Run Summary:    Type  Total    Ran Passed Failed Inactive
              suites     38     38    n/a      0        0
               tests    251    251    251      0        0
             asserts   2468   2468   2468      0      n/a

Elapsed time =    0.298 seconds

Creating database 'postgis_reg' 
Loading PostGIS into 'postgis_reg' 
  /projects/postgis/branches/2.2/regress/00-regress-install/share/contrib/postgis/postgis.sql
  /projects/postgis/branches/2.2/regress/00-regress-install/share/contrib/postgis/postgis_comments.sql
Loading SFCGAL into 'postgis_reg'
  /projects/postgis/branches/2.2/regress/00-regress-install/share/contrib/postgis/sfcgal.sql
  /projects/postgis/branches/2.2/regress/00-regress-install/share/contrib/postgis/sfcgal_comments.sql
PostgreSQL 9.4.4, compiled by Visual C++ build 1800, 32-bit
  Postgis 2.2.0dev - r13980 - 2015-08-23 06:13:07
  scripts 2.2.0dev r13980
  GEOS: 3.5.0-CAPI-1.9.0 r4088
  PROJ: Rel. 4.9.1, 04 March 2015
  SFCGAL: 1.1.0

Running tests

 loader/Point .............. ok 
 loader/PointM .............. ok 
 loader/PointZ .............. ok 
 loader/MultiPoint .............. ok 
 loader/MultiPointM .............. ok 
 loader/MultiPointZ .............. ok 
 loader/Arc .............. ok 
 loader/ArcM .............. ok 
 loader/ArcZ .............. ok 
 loader/Polygon .............. ok 
 loader/PolygonM .............. ok 
 loader/PolygonZ .............. ok 
 loader/TSTPolygon ......... ok 
 loader/TSIPolygon ......... ok 
 loader/TSTIPolygon ......... ok 
 loader/PointWithSchema ..... ok 
 loader/NoTransPoint ......... ok 
 loader/NotReallyMultiPoint ......... ok 
 loader/MultiToSinglePoint ......... ok 
 loader/ReprojectPts ........ ok 
 loader/ReprojectPtsGeog ........ ok 
 loader/Latin1 .... ok 
 loader/Latin1-implicit .... ok 
 loader/mfile .... ok 
 dumper/literalsrid ....... ok 
 dumper/realtable ....... ok 
 affine .. ok 
 bestsrid .. ok 
 binary .. ok 
 boundary .. ok 
 cluster .. ok 
 concave_hull .. ok 
 ctors .. ok 
 dump .. ok 
 dumppoints .. ok 
 empty .. ok 
 forcecurve .. ok 
 geography .. ok 
 in_geohash .. ok 
 in_gml .. ok 
 in_kml .. ok 
 in_encodedpolyline .. ok 
 iscollection .. ok 
 legacy .. ok 
 long_xact .. ok 
 lwgeom_regress .. ok 
 measures .. ok 
 operators .. ok 
 out_geometry .. ok 
 out_geography .. ok 
 polygonize .. ok 
 polyhedralsurface .. ok 
 postgis_type_name .. ok 
 regress .. ok 
 regress_bdpoly .. ok 
 regress_index .. ok 
 regress_index_nulls .. ok 
 regress_management .. ok 
 regress_selectivity .. ok 
 regress_lrs .. ok 
 regress_ogc .. ok 
 regress_ogc_cover .. ok 
 regress_ogc_prep .. ok 
 regress_proj .. ok 
 relate .. ok 
 remove_repeated_points .. ok 
 removepoint .. ok 
 setpoint .. ok 
 simplify .. ok 
 simplifyvw .. ok 
 size .. ok 
 snaptogrid .. ok 
 split .. ok 
 sql-mm-serialize .. ok 
 sql-mm-circularstring .. ok 
 sql-mm-compoundcurve .. ok 
 sql-mm-curvepoly .. ok 
 sql-mm-general .. ok 
 sql-mm-multicurve .. ok 
 sql-mm-multisurface .. ok 
 swapordinates .. ok 
 summary .. ok 
 temporal .. ok 
 tickets .. ok 
 twkb .. ok 
 typmod .. ok 
 wkb .. ok 
 wkt .. ok 
 wmsservers .. ok 
 knn .. ok 
 hausdorff .. ok 
 regress_buffer_params .. ok 
 offsetcurve .. ok 
 relatematch .. ok 
 isvaliddetail .. ok 
 sharedpaths .. ok 
 snap .. ok 
 node .. ok 
 unaryunion .. ok 
 clean .. ok 
 relate_bnr .. ok 
 delaunaytriangles .. ok 
 clipbybox2d .. ok 
 subdivide .. ok 
 in_geojson .. ok 
 regress_sfcgal .. ok 
 sfcgal/empty .. ok 
 sfcgal/geography .. ok 
 sfcgal/legacy .. ok 
 sfcgal/measures .. ok 
 sfcgal/regress_ogc_prep .. ok 
 sfcgal/regress_ogc .. ok 
 sfcgal/regress .. ok 
 sfcgal/tickets .. ok 
 sfcgal/concave_hull .. ok 
 sfcgal/wmsservers .. ok 
 sfcgal/approximatemedialaxis .. ok 
 uninstall .  /projects/postgis/branches/2.2/regress/00-regress-install/share/contrib/postgis/uninstall_sfcgal.sql
  /projects/postgis/branches/2.2/regress/00-regress-install/share/contrib/postgis/uninstall_postgis.sql
. ok (4336)

Run tests: 118
Failed: 0

-- if you built --with-gui, you should see this too

     CUnit - A unit testing framework for C - Version 2.1-2
     http://cunit.sourceforge.net/


Suite: Shapefile Loader File shp2pgsql Test
  Test: test_ShpLoaderCreate() ...passed
  Test: test_ShpLoaderDestroy() ...passed
Suite: Shapefile Loader File pgsql2shp Test
  Test: test_ShpDumperCreate() ...passed
  Test: test_ShpDumperDestroy() ...passed

Run Summary:    Type  Total    Ran Passed Failed Inactive
              suites      2      2    n/a      0        0
               tests      4      4      4      0        0
             asserts      4      4      4      0      n/a

postgis_tiger_geocoderaddress_standardizerは、現在は、標準的なPostgreSQLインストールチェックにのみ対応しています。これらをテストするには、次のようにします。ご注意: PostGISコードフォルダのルートでmake installを既に行っている場合には、make installは重要ではありません。

address_standardizer用:

cd extensions/address_standardizer
make install
make installcheck
          

出力は次のようなかんじになります。

============== dropping database "contrib_regression" ==============
DROP DATABASE
============== creating database "contrib_regression" ==============
CREATE DATABASE
ALTER DATABASE
============== running regression test queries        ==============
test test-init-extensions     ... ok
test test-parseaddress        ... ok
test test-standardize_address_1 ... ok
test test-standardize_address_2 ... ok

=====================
 All 4 tests passed.
=====================

Tiger Geocodeを使う場合には、使用するPostgreSQLインスタンス内にPostGISとfuzzystrmatchのエクステンションが必要です。PostGISをaddress_standardizer機能付きでビルドした場合は、address_standardizerのテストも行います。

cd extensions/postgis_tiger_geocoder
make install
make installcheck
          

出力は次のようなかんじになります。

============== dropping database "contrib_regression" ==============
DROP DATABASE
============== creating database "contrib_regression" ==============
CREATE DATABASE
ALTER DATABASE
============== installing fuzzystrmatch               ==============
CREATE EXTENSION
============== installing postgis                     ==============
CREATE EXTENSION
============== installing postgis_tiger_geocoder      ==============
CREATE EXTENSION
============== installing address_standardizer        ==============
CREATE EXTENSION
============== running regression test queries        ==============
test test-normalize_address   ... ok
test test-pagc_normalize_address ... ok

=====================
All 2 tests passed.
=====================

2.4.5. インストール

PostGISをインストールするには、次のコマンドを実行します。

make install

これにより、PostGISのインストールファイルが、--prefixパラメータで指定した、適切なサブディレクトリに複写されます。次に特筆すべきサブディレクトリを示します。

  • ローダとダンパのバイナリのインストール先は[prefix]/binです。

  • postgis.sqlなどのSQLファイルのインストール先は[prefix]/share/contribです。

  • PostGISライブラリのインストール先は[prefix]/libです。

先にmake commentsを実行してpostgis_comments.sql, raster_comments.sqlを生成していた場合は、次のコマンドを実行すると、これらのSQLファイルがインストールされます。

make comments-install

[Note]

postgis_comments.sql, raster_comments.sql, topology_comments.sqlは、xsltprocの外部依存ができたので、通常のビルドとインストールから切り離されました。

2.5. エクステンションを使った空間データベースの生成

PostgreSQL 9.1以上を使っていて、extensions/postgisモジュールをコンパイルとインストールを行っている場合は、新しい方法で空間データベースを生成できます。

createdb [データベース名]

PostGISエクステンションの中核によって、ジオメトリ、ジオグラフィ、ラスタ、spatial_ref_sysおよび全ての関数とコメントがインストールされます。次のコマンドを実行するだけです。

CREATE EXTENSION postgis;

psql -d [データベース名] -c "CREATE EXTENSION postgis;"

トポロジは別のエクステンションとして用意されています。次のコマンドでインストールします。

psql -d [データベース名] -c "CREATE EXTENSION postgis_topology;"

以前の版の古いバックアップを新しいデータベースにリストアする予定の場合には、次を実行します。

psql -d [データベース名] -f legacy.sql

リストアとクリーンアップを行った後で非推奨関数を消すためにuninstall_legacy.sqlを実行できます。

2.6. 空間データベースをテンプレートから生成する

[Note]

This is generally only needed if you built-PostGIS without raster support. Since raster functions are part of the postgis extension, extension support is not enabled if PostGIS is built without raster.

PostGISデータベースを作る最初のステップは、単純なPostgreSQLデータベースの作成です。

createdb [データベース名]

多くのPostGIS関数は、PL/pgSQL手続き言語で書かれています。次のステップは、PL/pgSQL言語を新たに作成したデータベースで有効にすることです。次のコマンドを実行します。PostgreSQL 8.4以上では、通常は既にインストールされています。

createlang plpgsql [データベース名]

次に、PostGISオブジェクトと関数定義をデータベースにロードします。定義ファイルpostgis.sql(コンフィギュレーション段階で指定した[prefix]/share/contribにあります)をロードします。

psql -d [データベース名] -f postgis.sql

完全なEPSG座標系定義IDセットについては、spatial_ref_sys.sql定義ファイルをロードしてspatial_ref_sysテーブルを生成して下さい。これによりジオメトリ関数ST_Transform()が実行できるようになります。

psql -d [データベース名] -f spatial_ref_sys.sql

PostGISが持つ関数についての助けとなるコメントを求めるなら、postgis_comments.sqlを、データベースにロードします。コメントは、psqlターミナルウィンドウで単に\dd [function_name]とすれば見ることができます。ロードは次のようにします。

psql -d [データベース名] -f postgis_comments.sql

ラスタ機能をインストールします。

psql -d [データベース名] -f rtpostgis.sql

ラスタ機能のコメントをインストールします。ラスタ関数ごとの簡易説明が提供されます。psqlまたはpgAdmin等の関数コメントを表示できるPostgreSQLツールで使えます。

psql -d [データベース名] -f raster_comments.sql

トポロジ機能をインストールします。

psql -d [データベース名] -f topology/topology.sql

トポロジ機能のコメントをインストールします。トポロジ関数/型ごとの簡易説明が提供されます。psqlまたはpgAdmin等の関数コメントを表示できるPostgreSQLツールで使えます。

psql -d [データベース名] -f topology/topology_comments.sql

以前の版の古いバックアップを新しいデータベースにリストアする予定の場合には、次を実行します。

psql -d [データベース名] -f legacy.sql

[Note]

テーブルを回復し、MapServerやGeoServerのようなアプリケーションで動作させるのに必要な最低限をインストールするにはlegacy_minimal.sqlという選択肢があります。distance/length等のようなものを使うビューがあるなら、完全なlegacy.sqlが必要になります。

リストアとクリーンアップを行った後で非推奨関数を消すためにuninstall_legacy.sqlを実行できます。

2.7. PAGC住所標準化ツールのインストールと使用

address_standardizerエクステンションは、別途ダウンロードする必要がある別パッケージとしていました。PostGIS 2.2からは同梱されています。address_standardizeの追加情報、できること、および、コンフィギュレーション方法については、Chapter 12, 住所標準化をご覧下さい。

標準化エクステンションは、Normalize_Addressの後継で、PostGISに入っているTigerジオコーダエクステンションに使うことができます。この場合の使い方についてはSection 2.8.3, “TigerジオコーダをPostGISデータベースで有効にする: エクステンションを使用”を参照して下さい。また、ユーザ自身がつくるジオコーダの要素として使用したり、住所の比較を簡単にするために住所を標準化するために使うことができます。

住所標準化エクステンションはPCREに依存しています。PCREは多くのUNIX系システムにインストールされていますが、http://www.pcre.orgから最新版をダウンロードできます。Section 2.4.1, “コンフィギュレーション”の際にPCREを発見すると、住所標準化エクステンションが自動的にビルドされます。使用したいPCREのインストールが独自なものである場合は、configureに--with-pcredir=/path/to/pcreを渡します。/path/to/pcreは、PCREのincludeとlibのあるルートフォルダです。

Windowsでは、PostGIS 2.1以上に住所標準化エクステンションが同梱されているので、コンパイルを行わずに、すぐにCREATE EXTENSIONに行くことができます。

インストールしたら、対象データベースに接続して次のSQLが実行できます。

CREATE EXTENSION address_standardizer;

次のテストでは、rules, gaz, lexテーブルは必要ありません。

SELECT num, street, city, state, zip 
 FROM parse_address('1 Devonshire Place, Boston, MA 02109');

出力は次のようになります。

num |         street         |  city  | state |  zip
-----+------------------------+--------+-------+-------
 1   | Devonshire Place PH301 | Boston | MA    | 02109

2.7.1. Regex::Assembleのインストール

PerlのRegex::Assembleは、ソースツリーの一部がこれで作られていますが、住所標準化エクステンションではもはや不要です。ただし、usps-st-city-orig.txtまたはusps-st-city-orig.txt usps-st-city-adds.txを編集する必要がある場合は、parseaddress-stcities.hのリビルドでRegex:Assembleが必要です。

cpan Regexp::Assemble

Ubuntu / Degianの場合には、次のようにしなければならないかも知れません。

sudo perl -MCPAN -e "install Regexp::Assemble"

2.8. Tigerジオコーダのインストールとアップグレードとデータロード

Extras like Tiger geocoder may not be packaged in your PostGIS distribution. If you are missing the tiger geocoder extension or want a newer version than what your install comes with, then use the share/extension/postgis_tiger_geocoder.* files from the packages in Windows Unreleased Versions section for your version of PostgreSQL. Although these packages are for windows, the postgis_tiger_geocoder extension files will work on any OS since the extension is an SQL/plpgsql only extension.

2.8.1. TigerジオコーダをPostGISデータベースで有効にする: エクステンションを使用

PostgreSQL 9.1以上とPostGIS 2.1.0を使用している場合は、Tigerジオコーダのインストールで、新しいエクステンションモデルの利点を得ることができます。次のようにします。

  1. まず、通常の方法で、PostGIS 2.1.0のバイナリを取得するか、コンパイルしてインストールします。これにより重要なエクステンションファイルとTigerジオコーダのファイルがインストールされます。

  2. psql、pgAdminまたは他のツールでデータベースに接続して、次のSQLコマンドを実行します。既にPostGISを持っているデータベースにインストールする場合は、一つ目の手順は不要です。fuzzystrmatchエクステンションが既にインストールされている場合は、二つ目の手順は不要です。

    CREATE EXTENSION postgis;
    CREATE EXTENSION postgis_sfcgal;
    CREATE EXTENSION fuzzystrmatch; -- postgis_tiger_geocoderに必要
    -- postgis_tiger_geocoderで使用されるか単独で使われます
    CREATE EXTENSION address_standardizer;
    CREATE EXTENSION address_standardizer_data_us;
    CREATE EXTENSION postgis_tiger_geocoder;
    CREATE EXTENSION postgis_topology;

    If you already have postgis_tiger_geocoder extension installed, and just want to update to the latest run:

    ALTER EXTENSION postgis UPDATE;
    ALTER EXTENSION postgis_tiger_geocoder UPDATE;

    If you made custom entries or changes to tiger.loader_platform and tiger.loader_variables you may need to update these.

  3. 正しくインストールされたかを確認するために、インストール対象データベース内で次のSQLを実行します。

    SELECT na.address, na.streetname,na.streettypeabbrev, na.zip
            FROM normalize_address('1 Devonshire Place, Boston, MA 02109') AS na;

    出力は次のようになります。

    address | streetname | streettypeabbrev |  zip
    ---------+------------+------------------+-------
               1 | Devonshire | Pl               | 02109
  4. tiger.loader_platformテーブルの、実行ファイルやサーバのパスを持つ新しいレコードを生成します。

    shコンベンションのあとにdebbieというプロファイルを生成する例として、次のコマンドを実行します。

    INSERT INTO tiger.loader_platform(os, declare_sect, pgbin, wget, unzip_command, psql, path_sep, 
                       loader, environ_set_command, county_process_command)
    SELECT 'debbie', declare_sect, pgbin, wget, unzip_command, psql, path_sep, 
               loader, environ_set_command, county_process_command
      FROM tiger.loader_platform
      WHERE os = 'sh';

    それから、declare_sectカラム内のパスを編集して、Debbieのpg, unzip, shp2pgsql, psql他のパス位置に適応するようにします。

    loader_platformテーブルを編集しない場合は、一般的なアイテムの位置を持っているので、スクリプトが生成された後で、スクリプトを編集しなければなりません。

  5. Create a folder called gisdata on root of server or your local pc if you have a fast network connection to the server. This folder is where the tiger files will be downloaded to and processed. If you are not happy with having the folder on the root of the server, or simply want to change to a different folder for staging, then edit the field staging_fold in the tiger.loader_variables table.

  6. Create a folder called temp in the gisdata folder or whereever you designated the staging_fold to be. This will be the folder where the loader extracts the downloaded tiger data.

  7. そして、SQL関数Loader_Generate_Nation_ScriptLoader_Generate_Scriptを実行して、独自のプロファイルの名前を使うか確認し、.shまたは.batファイルにスクリプトを複写します。たとえば、新しいプロファイルで国のロードと一つの州とについては、それぞれ次のようにします。

    SELECT Loader_Generate_Nation_Script('debbie');
  8. Run the generated nation load commandline scripts.

    cd /gisdata
    sh nation_script_load.sh
  9. After you are done running the nation script, you should have three tables in your tiger_data schema and they should be filled with data. Confirm you do by doing the following queries from psql or pgAdmin

    SELECT count(*) FROM tiger_data.county_all;
    count
    -------
      3233
    (1 row)
    SELECT count(*) FROM tiger_data.state_all;
    count
    -------
        56
    (1 row)
    
  10. By default the tables corresponding to bg, tract, tabblock are not loaded. These tables are not used by the geocoder but are used by folks for population statistics. If you wish to load them as part of your state loads, run the following statement to enable them.

    UPDATE tiger.loader_lookuptables SET load = true WHERE load = false AND lookup_name IN('tract', 'bg', 'tabblock');

    Loader_Generate_Nation_Scriptに詳細がある通り、このSELECTステートメントを使った削除スクリプトを生成します。

  11. Loader_Generate_Nation_Scriptに詳細がある通り、このSELECTステートメントを使った削除スクリプトを生成します。

    [Warning]

    DO NOT Generate the state script until you have already loaded the nation data, because the state script utilizes county list loaded by nation script.

  12. SELECT Loader_Generate_Script(ARRAY['MA'], 'debbie');
  13. Run the generated commandline scripts.

    cd /gisdata
    sh ma_load.sh
  14. 全てのデータのロードが完了するか中断ポイントに達した後に、全てのtigerテーブルに対してanalyzeを実行して、(継承されたものも含めて)状態を更新するのは良いことです。

    SELECT install_missing_indexes();
    vacuum analyze verbose tiger.addr;
    vacuum analyze verbose tiger.edges;
    vacuum analyze verbose tiger.faces;
    vacuum analyze verbose tiger.featnames;
    vacuum analyze verbose tiger.place;
    vacuum analyze verbose tiger.cousub;
    vacuum analyze verbose tiger.county;
    vacuum analyze verbose tiger.state;

2.8.1.1. Tigerジオコーダ通常インストールのエクステンションモデルへの変換

エクステンションモデルを使わずにTigerジオコーダをインストールしている場合に、次のようにして、エクステンションモデルに変換できます。

  1. Section 2.8.5, “Tigerジオコーダのアップグレード”の指示に従って非エクステンションモデルのアップグレードを行います。

  2. psqlまたはpgAdminでデータベースに接続して、次のコマンドを実行します。

    CREATE EXTENSION postgis_tiger_geocoder FROM unpackaged;

2.8.2. TigerジオコーダをPostGISデータベースで有効にする: エクステンション不使用

まず、上述の手順でPostGISをインストールします。

extrasフォルダが無い場合、http://postgis.net/stuff/postgis-2.5.0dev.tar.gzをダウンロードします。

tar xvfz postgis-2.5.0dev.tar.gz

cd postgis-2.5.0dev/extras/tiger_geocoder

tiger_loader_2015.sql (違う年のものをロードしたくないならば最新のローダファイル)をあなたの実行サーバ等のパスに編集します。もしくはloader_platformがインストールされた後に一度これを更新します。このファイルもloader_platformも編集しない場合には、一般的なアイテムの位置を持っているだけなので、Loader_Generate_Nation_ScriptLoader_Generate_Scriptを実行した後に、生成されたスクリプトを編集しなければなりません。

初めてTigerジオコーダをインストールする場合は、Windowsではcreate_geocode.batを、またLinux/Unix/Mac OSXではcreate_geocode.shを、使用するPostgreSQLにとって独自の設定に変更したうえで、コマンドラインから対応するスクリプトを実行します。

データベースにtigerスキーマがあることを確認します。もし無い場合は、次の行を参考に、コマンドを実行します。

ALTER DATABASE geocoder SET search_path=public, tiger;

住所正規化機能は、トリッキーな住所を除いて、大体データなしで動作します。テストを実行して次のように見えることを確認して下さい。

SELECT pprint_addy(normalize_address('202 East Fremont Street, Las Vegas, Nevada 89101')) As pretty_address;
pretty_address
---------------------------------------
202 E Fremont St, Las Vegas, NV 89101
                        

2.8.3. TigerジオコーダをPostGISデータベースで有効にする: エクステンションを使用

皆さんが問題と思われるの多くのことのひとつに、ジオコーディング前の準備に住所を正規化する関数Normalize_Addressがあります。住所正規化は万全と言うにはほど遠く、パッチをあてようとすると膨大な資源を費やします。よって、より良い住所標準化エンジンを持つ他のプロジェクトに統合しました。この新しい住所標準化を使うには、Section 2.7, “PAGC住所標準化ツールのインストールと使用”で記述するようにエクステンションをコンパイルし、使用するデータベースにインストールします。

このエクステンションをpostgis_tiger_geocoderをインストールしているデータベースにインストールすると、Pagc_Normalize_Address文字列のストリート住所を与えると、道路後置辞、前置辞、標準タイプ、番地、ストリート名等を複数フィールドに分解して持つnorm_addy複合型を返します。この関数は、tiger_geocoder同梱のルックアップテーブルだけを使います (Tigerデータは不要です)。住所標準化エクステンションが必要です。を、Normalize_Addressの代わりに使うことができます。このエクステンションはTigerジオコーダからは見えないので、国際的な住所といった他のデータソースでも使えます。Tigerジオコーダエクステンションは、その版の規則テーブル (tiger.pagc_rules), gaz table (tiger.pagc_gaz), lexテーブル (tiger.pagc_lex)を同梱しています。これらは、必要に応じて標準化の改善のために追加や更新ができます。

2.8.4. Tigerデータのロード

データロードの説明の詳細はextras/tiger_geocoder/tiger_2011/READMEにあります。これは一般的な手順を示しています。

ロードプロセスによって、米センサスウェブサイトから個々の国ファイル、リクエストされた州のデータをダウンロードし、ファイルを展開し、個別の州をそれぞれの州テーブルの集合にロードします。各州のテーブルは、tigerスキーマで定義されたテーブルを継承しているので、これらのテーブルに対して全てのデータにアクセスするためのクエリを出すことができますし、州の再読み込みが必要となったり、州が必要ない場合には、Drop_State_Tables_Generate_Scriptで、いつでも州テーブルの集合を削除するクエリを出すことができます。

データのロードを可能にするためには次のツールが必要です。

  • センサスウェブサイトから取得するZIPファイルを展開するツール。

    Unix系システムでは、unzip実行ファイルです。通常は、ほとんどのUnix系プラットフォームで既にインストールされています。

    Windowsでは7-zipです。http://www.7-zip.org/からダウンロードできる無償の圧縮解答ツールです。

  • shp2pgsqlコマンド。PostGISインストール時にデフォルトでインストールされます。

  • wgetコマンド。通常はほとんどのUnix/Linuxシステムにインストールされている、ウェブ取得ツールです。

    Windows用については、コンパイル済みのバイナリをhttp://gnuwin32.sourceforge.net/packages/wget.htmから取得できます。

tiger_2010からアップグレードする場合には、最初にDrop_Nation_Tables_Generate_Scriptを生成、実行する必要があります。州データをロードする前に、Loader_Generate_Nation_Scriptで国データをロードする必要があります。これによって、環境に合ったローダスクリプトが生成されます。Loader_Generate_Nation_Scriptは、一度の操作で、(2010からの)アップグレードと、新しいインストールが行われます。

州データをロードするには、Loader_Generate_Scriptを参照して、手持ちのプラットフォームで動作する、求める州データをロードするデータロードスクリプトを生成します。州データはひとつずつダウンロードできることに注意して下さい。一度に必要な州の全てについてデータをロードする必要はありません。必要なだけダウンロードできます。

求める州データをロードした後は、Install_Missing_Indexesに示すように、

SELECT install_missing_indexes();

を実行するようにして下さい。

行うべきことができたかをテストするために、Geocodeを使用する州の中の住所についてジオコーダを実行してみます。

2.8.5. Tigerジオコーダのアップグレード

2.0以上に含まれるTigerジオコーダがインストールされている場合には、どうしても必要な訂正があるときは、いつでも臨時のアーカイブファイルからでも機能のアップグレードができます。 これは、エクステンションでインストールされていないTigerジオコーダで動作します。

extrasフォルダが無い場合、http://postgis.net/stuff/postgis-2.5.0dev.tar.gzをダウンロードします。

tar xvfz postgis-2.5.0dev.tar.gz

cd postgis-2.5.0dev/extras/tiger_geocoder/tiger_2011

Windowsの場合はupgrade_geocoder.batスクリプト、Linux/Unix/MacOS Xの場合はupgrade_geocoder.shスクリプトの位置を特定します。 PostGISデータベースの資格情報を持つように編集します。

2010または2011からアップグレードする場合には、確実にローダスクリプトのコメントアウトを消すと、2012データのロードのための最新のスクリプトを得ます。

対応するスクリプトをコマンドラインから実行します。

次に、全ての国テーブルを削除し、新しい国テーブルをロードします。Drop_Nation_Tables_Generate_Scriptに詳細がある通り、このSQLステートメントを使った削除スクリプトを生成します。

SELECT drop_nation_tables_generate_script();

生成した削除SQLステートメントを実行します。

Loader_Generate_Nation_Scriptに詳細がある通り、このSELECTステートメントを使った削除スクリプトを生成します。

Windows向け

SELECT loader_generate_nation_script('windows'); 

Unix/Linux向け

SELECT loader_generate_nation_script('sh');

生成したスクリプトの実行方法に関する説明は、Section 2.8.4, “Tigerデータのロード”を参照して下さい。これは一度だけ実行する必要があります。

[Note]

2010/2011州テーブルを混在させることができ、それぞれの州について個別にアップグレードできます。2011にアップグレードする前に、まず、Drop_State_Tables_Generate_Scriptを使って、2010州テーブルを削除します。

2.9. 空間データベースをテンプレートから生成する

PostGISのディストリビューション (特にPostGIS >= 1.1.5のWin32インストーラ)の中には、template_postgisというテンプレートにPostGIS関数をロードしていることがあります。PostgreSQLにtemplate_postgisデータベースが存在するなら、ユーザやアプリケーションは、空間データベースの生成をコマンドひとつで済ませられます。この2種類のやり方のどちらを使うににしても、データベースユーザは、新しいデータベースを作成する権限を与えられている必要があります。

シェルからの実行は次の通りです。

# createdb -T template_postgis my_spatial_db

SQLからの実行は次の通りです。

postgres=# CREATE DATABASE my_spatial_db TEMPLATE=template_postgis

2.10. アップグレード

既存の空間データベースのアップグレードは、新しいPostGISオブジェクト定義の置き換えや導入を必要とするとき、慎重を要することがあります。

不幸なことに、定義の全てが実行中のデータベース内で簡単には置き換えられるわけではないので、ダンプ/リロードが最善策となることがあります。

PostGISには、マイナーバージョンアップやバグフィクスリリースの場合に使うソフトアップグレードと、メジャーアップグレードで使うハードアップグレードが用意されています。

PostGISをアップグレードしようとする前にデータのバックアップを取ることは、常に価値のあるものです。pg_dumpで -Fc フラグを使うと、ハードアップグレードによってダンプを常にリストアすることができます。

2.10.1. ソフトアップグレード

エクステンションを使ってインストールした場合は、エクステンションモデルでアップグレードしなければなりません。 古いSQLスクリプトを使ってインストールした場合は、SQLスクリプトでアップグレードすべきです。適切な方を参照して下さい。

2.10.1.1. 9.1より前またはエクステンションを使わないソフトアップグレード

PostGISをエクステンションを使わずにインストールした人向けです。エクステンションを使っていてこの方法を使うと、次のようなメッセージが現れます。

can't drop ... because postgis extension depends on it

コンパイルとインストールの後にpostgis_upgrade.sqlrtpostgis_upgrade.sqlを探して下さい。たとえば/usr/share/postgresql/9.3/contrib/postgis_upgrade.sqlです。postgis_upgrade.sqlをインストールして下さい。ラスタ機能をインストールしている場合には、/usr/share/postgresql/9.3/contrib/rtpostgis_upgrade.sqlもインストールします。PostGIS 1.*から2.*に移動したり、2.*からr7409以前に落とす場合は、ハードアップグレードして下さい。

psql -f postgis_upgrade.sql -d [データベース名]

ラスタ機能とトポロジ機能についても同じ手続きです。それぞれrtpostgis_upgrade*.sqltopology_upgrade*.sqlとになります。次のようにします。

psql -f rtpostgis_upgrade.sql -d [データベース名]
psql -f topology_upgrade.sql -d [データベース名]
[Note]

アップグレードのための特定の版のpostgis_upgrade*.sqlが見つからない場合は、非常に古い版を使っています。ハードアップグレードが必要です。

PostGIS_Full_Version関数の"procs need upgrade"というメッセージで、この種のアップグレードを実行する必要性についての情報が得られます。

2.10.1.2. 9.1以上でエクステンションを使ったソフトアップグレード

エクステンションを使ってPostGISをインストールした場合には、エクステンションを使ってアップグレードする必要があります。エクステンションを使ったマイナーアップグレードはかなり楽です。

ALTER EXTENSION postgis UPDATE TO "2.5.0dev";
ALTER EXTENSION postgis_topology UPDATE TO "2.5.0dev";

次のようなエラー通知が表示されることがあります。

No migration path defined for ... to 2.5.0dev

この場合は、データベースをバックアップして、Section 2.5, “エクステンションを使った空間データベースの生成”に記述されているように新しいデータベースを生成し、バックアップを新しいデータベースにリストアしなければなりません。

次のようなメッセージを得ることがあります。

Version "2.5.0dev" of extension "postgis" is already installed

この場合は、全てアップデートされていて、安全に無視できます。SVN版から次版(新しい版番号を得ていないもの)にアップグレードしようとしない限り、"next"を版文字列に追加できます。ただし、次回に"next"を削除する必要があります。

ALTER EXTENSION postgis UPDATE TO "2.5.0devnext";
ALTER EXTENSION postgis_topology UPDATE TO "2.5.0devnext";
[Note]

PostGISをバージョン指定なしにインストールした場合には、 しばしばリストアの前のPostGIS EXTENSIONの再インストールをとばすことができます。 バックアップはCREATE EXTENSION postgisだけで、リストアの間に最新版になります。

2.10.2. ハードアップグレード

ハードアップグレードとは、PostGISで利用可能なデータの完全なダンプ/リロードを意味します。PostGISオブジェクトの内部格納状態が変更される場合や、ソフトアップグレードができない場合に、ハードアップグレードが必要です。付録のリリースノートに、版ごとについて、ダンプ/リロード (ハードアップグレード)の要否を記載しています。

ダンプ/リロード作業はpostgis_restore.plスクリプトが補助します。このスクリプトは、PostGIS (古いものを含む)に属する定義を全て飛ばすように注意します。また、重複シンボルエラーや非推奨オブジェクトを持越すことなく、スキーマとデータをPostGISをインストールしたデータベースにリストアできます 。

Windows用に関する追加情報はWindows Hard upgradeにあります。

手続きは次の通りです。

  1. アップグレードしたデータベース (olddbと呼ぶことにしましょう)の「カスタム書式」のダンプを、バイナリBLOBデータを含めたダンプを指定して (-b)、verboseモード (-v)で生成します。ユーザはデータベースのオーナーになることができ、PostgreSQLのスーパーユーザである必要はありません。

    pg_dump -h localhost -p 5432 -U postgres -Fc -b -v -f "/somepath/olddb.backup" olddb
  2. 新しいデータベースにPostGISを、PostGISが無い状態からインストールします。このデータベースをnewdbと呼ぶことにします。この作業に関する説明についてはSection 2.6, “空間データベースをテンプレートから生成する”Section 2.5, “エクステンションを使った空間データベースの生成”とを参照して下さい。

    ダンプにあるspatial_ref_sysは、リストアされますが、既にあるspatial_ref_sysを上書きしません。リストア対象のデータベースに公式データセットの訂正が確実に伝わるようにするためです。標準のエントリを上書きしたい場合は、newdbを生成する際にspaltial_ref_sys.sqlファイルをロードしないだけです。

    データベースが本当に古く、ビューや関数に、長く非推奨になっている関数があるような場合には、関数やビューを使えるようにするlegacy.sqlをロードする必要があるでしょう。ただし、本当に必要な場合に限ります。可能なら、ビューや関数をダンプせずにアップグレードすることを検討して下さい。非推奨関数は、uninstall_legacy.sqlで後から削除することができます。

  3. バックアップを新しいnewdbデータベースにリストアするには、postgis_restore.plを使います。psqlが予期せぬエラーを標準エラー出力に出すことがあります。これらのログを保存しておいて下さい。

    perl utils/postgis_restore.pl "/somepath/olddb.backup" | psql -h localhost -p 5432 -U postgres newdb 2
    > errors.txt

エラーは次の場合に起こりえます。

  1. ビューまたは関数の中に非推奨のPostGISオブジェクトを使っているものがある場合。これの訂正には、リストア前にlegacy.sqlスクリプトのロードを試してみることができます。非推奨オブジェクトをまだ持っている版のPostGISにリストアして、コードを作り替えた後に再び移動させることもできます。 legacy.sqlを利用する場合は、非推奨関数を使うのをやめたコードに訂正して、uninstall_legacy.sqlをロードするのを忘れないでください。

  2. Some custom records of spatial_ref_sys in dump file have an invalid SRID value. Valid SRID values are bigger than 0 and smaller than 999000. Values in the 999000.999999 range are reserved for internal use while values > 999999 can't be used at all. All your custom records with invalid SRIDs will be retained, with those > 999999 moved into the reserved range, but the spatial_ref_sys table would lose a check constraint guarding for that invariant to hold and possibly also its primary key ( when multiple invalid SRIDS get converted to the same reserved SRID value ).

    これの訂正には、カスタムSRSを妥当値 (多分91000から910999の間になります)に複写して、全てのテーブルを新しいSRIDに変換して(UpdateGeometrySRIDを参照して下さい)、不正なエントリをspatial_ref_sysから削除して、次を実行してチェック制約を再構築します。

    ALTER TABLE spatial_ref_sys ADD CONSTRAINT spatial_ref_sys_srid_check check (srid > 0 AND srid < 999000 );

    ALTER TABLE spatial_ref_sys ADD PRIMARY KEY(srid));

2.11. 共通の問題

インストールやアップグレードが思うようにいかない時にチェックすることがいくつかあります。

  1. PostgreSQL 9.3以上をインストールしているか、実行中のPostgreSQLと同じ版のソースでコンパイルしているか、をチェックします。(Linuxの)ディストリビューションによって既にPostgreSQLがインストールされている時や、 PostgreSQLを以前にインストールして忘れた場合に、 混乱が発生することがあります。PostGISはPostgreSQL 9.3以上で動作します。古い版のものを使った場合には、おかしな予想外のエラーメッセージが表示されます。実行中のPostgreSQLの版をチェックするには、psqlを使ってデータベースを接続して、次のクエリを実行して下さい。

    SELECT version();

    RPMベースのディストリビューションを実行している場合、 プリインストールされたパッケージが存在するかのチェックは、rpm コマンドを使ってrpm -qa | grep postgresqlでチェックできます。

  2. アップグレードに失敗する場合、既にPostGISがインストールされているデータベースにリストアしているか確認して下さい。

    SELECT postgis_full_version();

また、コンフィギュアが正しくPostgreSQL、Proj4ライブラリ、GEOSライブラリのインストール先を検出したかチェックして下さい。

  1. コンフィギュアからの出力でpostgis_config.hファイルが作られます。POSTGIS_PGSQL_VERSIONPOSTGIS_PROJ_VERSIONおよびPOSTGIS_GEOS_VERSION変数が正しくセットされたかをチェックして下さい。

2.12. ローダ/ダンパ

データのローダとダンパは、PostGISのビルドの一部として、自動的にビルド、インストールされます。手動でビルド、インストールするには、次を実行します。

# cd postgis-2.5.0dev/loader
# make
# make install

ローダはshp2pgsqlと呼ばれ、ESRIシェープファイルをPostGIS/PostgreSQLにロードするのに適したSQLに変換します。ダンパはpgsql2shpと呼ばれ、PostGISのテーブル(またはクエリ)からESRIシェープファイルに変換します。より詳しいドキュメントをご覧になるには、オンラインヘルプとマニュアルページをご覧ください。

Chapter 3. PostGIS よくある質問

3.1. PostGISでの作業に関するチュートリアル、ガイド、ワークショップはどこにありますか?
3.2. PostGIS 1.5で動作していたアプリケーションやデスクトップツールがPostGIS 2.0では動作しなくなりました。解消するにはどうすればよいでしょうか?
3.3. osm2pgsqlを使ってOpenStreetMapデータをロードするときに、failed: ERROR: operator class "gist_geometry_ops" does not exist for access method "gist"というエラーが発生しました。PostGIS 1.5では正しく動作していました。
3.4. PostgreSQL 9.0を使っていますが、OpenJump、Safe FME等のツールでジオメトリの読み取りや表示ができなくなってしまいましたが?
3.5. pgAdminを使ってジオメトリカラムを表示しようとしたら空っぽでした。何か方法はありませんか?
3.6. どの種類のジオメトリオブジェクトを格納できますか?
3.7. たいへん混乱しました。ジオメトリとジオグラフィのどちらを使うべきでしょうか?
3.8. もっとジオグラフィについて聞きたいです。 たとえば、ジオグラフィカラムにデータを入れて合理的な答えが得られる領域範囲はどれぐらいでしょうか、とか。極、全データが半球上になければならないのでしょうか(SQL Server 2008はそう)、速度等の制限はあるのでしょうか、とか。
3.9. GISオブジェクトをデータベースに挿入するにはどうしますか?
3.10. 空間クエリを作成するにはどうするのですか?
3.11. 大きなテーブルでの空間クエリの速度向上はどうするのですか?
3.12. なぜPostgreSQLのR木インデクス機能を持たないのですか?
3.13. なぜ AddGeometryColumn()関数と他のOpsnGIS関数を使うべきなのですか?
3.14. 半径内にあるオブジェクトを全て検索する最善の方法は何ですか?
3.15. クエリの一部として投影変換を実現するにはどうしますか?
3.16. ST_AsEWKTとST_AsTextとを、かなり大きいジオメトリで実行すると、空のフィールドが返りました。どうしたら良いですか?
3.17. ST_Intersectsを使うと、二つのジオメトリがインタセクトしているのが分かっているのに、インタセクトしていないと言います。どうしたら良いですか?
3.18. PostGISを用いたソフトウェアをリリースしています。PostGISのようにGPLライセンスを使う必要があるのでしょうか?PostGISを使うとコードを全て公開しなければならないのでしょうか?

3.1.

PostGISでの作業に関するチュートリアル、ガイド、ワークショップはどこにありますか?

OpenGeoが手順ごとのチュートリアルガイドワークショップIntroduction to PostGISを出しています。OpenGeo Suiteでの作業の入門編だけでなく梱包されたデータもあります。PostGISの最善のチュートリアルかも知れません。

BostonGISにもPostGIS almost idiot's guide on getting startedがあります。Windowsユーザに、より軸足を置いています。

3.2.

PostGIS 1.5で動作していたアプリケーションやデスクトップツールがPostGIS 2.0では動作しなくなりました。解消するにはどうすればよいでしょうか?

PostGIS 2.0で、多数の非推奨関数がPostGISコードから削除されました。これは、GeoServer, MapServer, QuantumGIS, OpenJump等のサードバーティツールに加えて、アプリケーションにも影響が出ます。これを解決する方法が二つあります。サードパーティアプリケーションの場合は、これらの問題の多くが解決されている最新版にアップグレードしてみることで対応できます。 ご自身のコードの場合は、削除された関数を使わないようにソースを変更することで対応できます。 削除された関数のほとんどは、ST_Unino, ST_Length等のエイリアスで、ST_を取ったものです。最後の手段としてlegacy.sqlの全体またはlegacy.sqlの必要な部分をインストールします。

legacy.sqlファイルはpostgis.sqlのインストール先と同じフォルダにあります。postgis.sqlとspatial_ref_sys.sqlをインストールした後、このファイルをインストールすると、削除した200余の関数を復帰させられます。

3.3.

osm2pgsqlを使ってOpenStreetMapデータをロードするときに、failed: ERROR: operator class "gist_geometry_ops" does not exist for access method "gist"というエラーが発生しました。PostGIS 1.5では正しく動作していました。

PostGIS 2では、デフォルトのジオメトリ演算子クラスがgist_geometry_opsからgist_geometry_ops_2dに変更され、gist_geometry_opsは完全に削除されました。PostGIS 2は3次元対応のためN次元空間インデクスを導入しました。古い名前は混乱させるものであり、誤称であると考えました。

古いアプリケーションには、処理の一部として、テーブルやインデクスを生成する際に、明示的に演算子クラス名を参照しているものがありました。デフォルトの2次元インデクスが欲しい場合には重要ではありません。エラーが内容に管理するために、インデクス生成を次に示す悪い例から良い例に変えて下さい。

悪い例

CREATE INDEX idx_my_table_geom ON my_table USING gist(geom gist_geometry_ops);

良い例

CREATE INDEX idx_my_table_geom ON my_table USING gist(geom);

演算子クラスを指定する必要が出るのは、3次元空間が求められる場合です。次のようにします。

CREATE INDEX idx_my_super3d_geom ON my_super3d USING gist(geom gist_geometry_ops_nd);

不幸にもgist_geometry_opsがハードコーディングされていて変更不可なコンパイルされたコードを突きつけられているなら、PostGIS 2.0.2以上に同梱されているlegacy_gist.sqlを使用して、古いクラスを生成することができます。しかしながら、この方法を使う場合は、後ほどインデクスを削除して、演算子クラスを指定せずに再生成させるべきです。将来再びアップデートする必要がある時に泣いてしまうことを抑制します。

3.4.

PostgreSQL 9.0を使っていますが、OpenJump、Safe FME等のツールでジオメトリの読み取りや表示ができなくなってしまいましたが?

PostgreSQL 9.0以上では、byteaデータのデフォルトのエンコーディングがhexに変更されました。古いJDBCドライバはエスケープ形式を仮定しています。古いJDBCドライバを使ったJavaアプリケーションや古いNpgsqlドライバを使った.Netアプリケーションといった、ST_AsBinaryの古い挙動を期待するアプリケーションが影響を受けます。再び動作させるには二つの方法があります。

JDBCドライバを最新のPostgreSQL 9.0版にアップグレードします。http://jdbc.postgresql.org/download.htmlからダウンロードできます。

.Netアプリケーションについては、Npgsql 2.0.11以上を使います。http://pgfoundry.org/frs/?group_id=1000140からダウンロードできます。また、Francisco Figueiredo's NpgSQL 2.0.11 released blog entryに説明があります。

PostgreSQLドライバのアップグレードが選択できないなら、デフォルトで古い挙動をするようにします。次のようにします。

ALTER DATABASE mypostgisdb SET bytea_output='escape';

3.5.

pgAdminを使ってジオメトリカラムを表示しようとしたら空っぽでした。何か方法はありませんか?

pgAdminは大きなジオメトリを表示しません。ジオメトリカラムがそうなっていないかを確かめる最善の方法は次の通りです。

-- 全てのgeomカラムに値が入っている場合にはレコードが返りません
SELECT somefield FROM mytable WHERE geom IS NULL;
-- ジオメトリがどれぐらい大きいかを調べるには
-- ジオメトリカラムの中でジオメトリごとに、それが持つポイントの数を
-- 尋ねるかたちのクエリを実行します
SELECT MAX(ST_NPoints(geom)) FROM sometable;

3.6.

どの種類のジオメトリオブジェクトを格納できますか?

ポイント、ラインストリング、ポリゴン、マルチポイント、マルチラインストリング、マルチポリゴン、ジオメトリコレクションです。PostGIS 2.0以上では、基本ジオメトリタイプとしてTINと多面体サーフェスも格納できます。これらはOpen GIS Well Known Text形式(XYZ, XYM, XYZM拡張付き)で指定されます。現在サポートされているのは3つのデータ型です。計測に平面座標系を使う標準OGCジオメトリデータ型があります。また、地理座標系を使い、球面または回転楕円体面上の計算を行うジオグラフィデータ型があります。最新のPostGIS空間型群に追加されたのが、ラスタデータの格納と解析に使われるラスタ型です。ラスタ型単独で「よくある質問」を用意しています。詳細についてはChapter 10, PostGISラスタ よくある質問Chapter 9, ラスタ リファレンスをご覧ください。

3.7.

たいへん混乱しました。ジオメトリとジオグラフィのどちらを使うべきでしょうか?

短い答: ジオグラフィは長距離の測定をサポートする新しいデータ型ですが、計算速度は現在のところジオメトリの計算より遅いです。ジオグラフィを使う場合は、平面座標系についてあまり多く学習する必要がありません。行うことが距離や長さの計測に限定され、かつ世界中からのデータを持っている場合は、一般的にジオグラフィが最善です。ジオメトリは古いデータ型で、サポートする関数が多く、サードパーティからの多大なサポートが得られます。計算速度も早く、大きなジオメトリでは10倍違います。空間参照系に慣れているか、空間参照系 (SRID)が単一で済むような局所的なデータを扱っているか、あるいは、空間処理を多く行う必要がある場合には、ジオメトリが最善です。ご注意: 簡単に二つの型の相互変換を行ってそれぞれの利点を得ることができます。現在サポートされているもの、サポートされていないものについてはSection 14.11, “PostGIS Function Support Matrix”を参照して下さい。

長い答: Section 4.2.2, “ジオグラフィ型をジオメトリ型にして使用すべき時”function type matrixとを参照して下さい。

3.8.

もっとジオグラフィについて聞きたいです。 たとえば、ジオグラフィカラムにデータを入れて合理的な答えが得られる領域範囲はどれぐらいでしょうか、とか。極、全データが半球上になければならないのでしょうか(SQL Server 2008はそう)、速度等の制限はあるのでしょうか、とか。

その質問は相当深く複雑で、このセクションで十分に答えられません。Section 4.2.3, “ジオグラフィに関する高度なよくある質問”を参照して下さい。

3.9.

GISオブジェクトをデータベースに挿入するにはどうしますか?

まず、GISデータを保持するために"geometry"または"geogprahy"カラムを持つテーブルを作成します。ジオグラフィデータ型の格納は、ジオメトリデータ型とは若干異なります。ジオグラフィの格納についてはSection 4.2.1, “ジオグラフィ基礎”を参照して下さい。

ジオメトリについては、psqlでデータベースに接続して、次のSQLを試してみて下さい。

CREATE TABLE gtest ( gid serial primary key, name varchar(20)
        , geom geometry(LINESTRING) );

ジオメトリカラムの追加に失敗する場合は、もしかしたらPostGISの関数とオブジェクトをデータベースにロードしていないか、2.0より前の版のPostGISなのかも知れません。Section 2.4, “ソースからのコンパイルとインストール: 詳細”を参照して下さい。

これで、SQLのINSERTステートメントを使って、ジオメトリをテーブルに挿入することができます。GISオブジェクト自体は、OpenGISコンソーシアムの"well-known text"形式を使っています。

INSERT INTO gtest (ID, NAME, GEOM)
VALUES (
  1,
  'First Geometry',
  ST_GeomFromText('LINESTRING(2 3,4 5,6 5,7 8)')
);

他のGISオブジェクトの詳細についてはobject referenceをご覧ください。

テーブル内にあるGISデータを表示するには、次のようにします。

SELECT id, name, ST_AsText(geom) AS geom FROM gtest;

返り値は次のようなかんじになります。

id | name           | geom
----+----------------+-----------------------------
  1 | First Geometry | LINESTRING(2 3,4 5,6 5,7 8)
(1 row)

3.10.

空間クエリを作成するにはどうするのですか?

他のデータベースクエリを作るのと同じで、返り値、関数、テストのSQLの組み合わせです。

空間クエリでは、クエリを作成する際に心を平静に保つための重要な二つの問題があります。 一つは、使用することができる空間インデクスがあるか、です。もう一つは、多数のジオメトリを相手に計算量の多い計算を行っているか、です。

一般的に、フィーチャーのバウンディングボックスがインタセクト (交差)しているかをテストするインタセクト演算子 (&&)を使います。&&演算子が便利な理由は、速度向上のために空間インデクスが付けられているなら、&&演算子は空間インデクスを使うからです。これによって、クエリの速度はとてもとても速くなります。

また、検索結果をより狭めるために、Distance(), ST_Intersects(), ST_Contains(), ST_Within() などといった空間関数を使うことでしょう。ほとんどの空間クエリは、インデクスのテストと空間関数のテストを含みます。インデクスのテストで返ってくるタプルを、求める条件に合致するかもしれないタプルのみとして、タプルの数を制限します。それから、空間関数で確実な条件のテストを行います。

SELECT id, the_geom
FROM thetable
WHERE
  ST_Contains(the_geom,'POLYGON((0 0, 0 10, 10 10, 10 0, 0 0))');

3.11.

大きなテーブルでの空間クエリの速度向上はどうするのですか?

大きなテーブルの速いクエリは、空間データベースのレゾンデートル (トランザクションサポートもそうですが)で、良いインデクスは重要です。

geometryカラムを持つテーブルでの空間インデクスの構築は、"CREATE INDEX"を使って、次のようにします。

CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム] );

"USING GIST"オプションによって、サーバにGiST (Generalized Search Tree)インデクスを作るよう指示が渡ります。

[Note]

GiSTインデクスは、不可逆であると仮定します。不可逆インデクスの構築には、代理オブジェクト (空間インデクスの場合はバウンディングボックス)を使います。

PostgreSQLのクエリプランナがインデクスを作るべきかについて合理的な決定を行うよう、十分な情報を確実に持てるようにすべきです。そのために、ジオメトリテーブル上で"gather statistics"を実行しなければなりません。

PostgreSQL 8.0.x以上では、VACUUM ANALYZEコマンドを実行するだけです。

PostgreSQL 7.4.x以下では、SELECT UPDATE_GEOMETRY_STATS()を実行します。

3.12.

なぜPostgreSQLのR木インデクス機能を持たないのですか?

PostGISの、かつての版では、PostgreSQLのR木インデクスを使っていましたが、0.6版でPostgreSQLのR木は完全に捨てて、R-Tree-over-GiSTスキームによる空間インデクスを提供しています。

私たちの試験では、R木とGiSTの検索速度は同程度であることが示されています。PostgreSQLのR木には、GISフィーチャーで使うためには好ましくない二つの制限があります (これらの制限は現在のPostgreSQLネイティブのR木実装についてであって、R木一般の話ではありません)。

  • PostgreSQLのR木インデクスは、8K以上のサイズのフィーチャーは扱えません。GiSTインデクスはフィーチャー自体の代わりにバウンディングボックスを用いる「不可逆」トリックを使っているので扱うことができます。

  • PostgreSQLのR木インデクスは「NULLセーフ」ではなく、NULLジオメトリを含むジオメトリカラムではインデクス作成に失敗します。

3.13.

なぜ AddGeometryColumn()関数と他のOpsnGIS関数を使うべきなのですか?

OpenGIS関数を使いたくないのでしたら、使う必要はありません。単純にジオメトリカラムをCREATEステートメントで定義する古いやり方で作成して下さい。全てのジオメトリはSRIDが-1になり、OpenGISメタデータテーブルは適切に書き込まれません。これによって、ほとんどのPostGISベースのアプリケーションでは失敗します。一般的にはAddGeometryColumn()を用いることをお勧めします。

MapServerはgeometry_columnsメタデータを使うアプリケーションのひとつです。踏み込んでいえば、MpaServerはジオメトリカラムのSRIDを使って、正しい地図投影へのフィーチャーの自動投影変換を行います。

3.14.

半径内にあるオブジェクトを全て検索する最善の方法は何ですか?

データベースを最も効果的に使うには、半径検索とバウンディングボックス検索を組み合わせた半径検索を行うのが最も良いです。バウンディングボックス検索で空間インデクスを使用するので、半径検索が適用されるサブセットへのアクセスが早くなります。

ST_DWithin(geometry, geometry, distance)関数は、インデクス付きの距離検索を実行する手軽な方法です。この関数は、距離半径を十分に含む大きさの検索矩形を作成して、 インデクス付きの結果サブセットに対して確実な距離検索を行います。

たとえば、POINT(1000 1000)から100メートル内の全てのオブジェクトを見つけるためには、次のクエリで動作します。

SELECT * FROM geotable
WHERE ST_DWithin(geocolumn, 'POINT(1000 1000)', 100.0);

3.15.

クエリの一部として投影変換を実現するにはどうしますか?

投影変換を行うには、変換元と変換先双方の座標系がSPATIAL_REF_SYSテーブルに定義されていて、 かつ投影変換されるジオメトリがそのSRIDを持っている必要があります。これが行われていると、投影変換は求める変換先SRIDを参照するのと同じぐらい簡単です。次のクエリは、ジオメトリをNAD 83経度緯度に投影しています。このクエリはthe_geomが-1 (空間参照系が定義されていない)でない場合のみ動作します。

SELECT ST_Transform(the_geom,4269) FROM geotable;

3.16.

ST_AsEWKTとST_AsTextとを、かなり大きいジオメトリで実行すると、空のフィールドが返りました。どうしたら良いですか?

pgAdminまたは大きなテキストを表示しないその他のツールを使用しているのかも知れません。 ジオメトリが十分に大きい場合、ツールには空として表示されます。本当にWKTで見たり出力したりしなければならない場合は、PSQLを使用して下さい。

-- 本当に空のジオメトリの数を検索します
                                SELECT count(gid) FROM geotable WHERE the_geom IS NULL;

3.17.

ST_Intersectsを使うと、二つのジオメトリがインタセクトしているのが分かっているのに、インタセクトしていないと言います。どうしたら良いですか?

二つの場合がよくあります。一つは、ジオメトリが不正な場合です。ST_IsValidで確認できます。もう一つは、ST_AsTextで数字を切り捨てていて、表示されている分より後にたくさんの小数が付いている場合です。

3.18.

PostGISを用いたソフトウェアをリリースしています。PostGISのようにGPLライセンスを使う必要があるのでしょうか?PostGISを使うとコードを全て公開しなければならないのでしょうか?

ほぼ確実に違います。 例として、Linux上で動作するOracleを考えてみます。 LinuxはGPLでOracleは違いますが、Linuxで動作するOracleはGPLで配布しなければならないでしょうか?違います。あなたのソフトウェアはPostgreSQL/PostGISデータベースを好きなだけ使うことができ、ライセンスは好きなようにできます。

PostGISソースコードに変更を加えて、変更したPostGISを配布したときだけは例外です。この場合、変更したPostGISのコードを共有しなければなりません (PostGIS上で動作するアプリケーションのコードではありません)。この限られた場合でも、ソースコードはバイナリの配布相手にだけ配布します。GPLはソースコードの公開までは求めておらず、バイナリを配布した相手との共有を求めています。

The above remains true even if you use PostGIS in conjunction with the optional CGAL-enabled functions. Portions of CGAL are GPL, but so is all of PostGIS already: using CGAL does not make PostGIS any more GPL than it was to start with.

Chapter 4. PostGISを使う: データ管理とクエリ

4.1. GISオブジェクト

PostGISでサポートされるGISオブジェクトは、OpenGIS Consortium (OGC)が定義する"Simple Features" のスーパーセットです。 PostGIS 0.9版からOGCの"Simple Features for SQL"仕様で定められた全てのオブジェクトと関数をサポートしています。

PostGISは標準から拡張して 3DZ, 3DM, 4D 座標 (訳注: それぞれXYZ, XYM, XYZM)をサポートしています。

4.1.1. OpenGIS WKBとWKT

OpenGIS仕様は空間オブジェクトの表現について二つの標準を定義しています。Well-Knownテキスト (WKT)形式とWell-Knownバイナリ (WKB)形式です。WKTもWKBも、オブジェクトの型とオブジェクトを形成する座標に関する情報を持っています。

フィーチャーの空間オブジェクトのテキスト表現 (WKT)の例は、次の通りです。

  • POINT(0 0)

  • LINESTRING(0 0,1 1,1 2)

  • POLYGON((0 0,4 0,4 4,0 4,0 0),(1 1, 2 1, 2 2, 1 2,1 1))

  • MULTIPOINT((0 0),(1 2))

  • MULTILINESTRING((0 0,1 1,1 2),(2 3,3 2,5 4))

  • MULTIPOLYGON(((0 0,4 0,4 4,0 4,0 0),(1 1,2 1,2 2,1 2,1 1)), ((-1 -1,-1 -2,-2 -2,-2 -1,-1 -1)))

  • GEOMETRYCOLLECTION(POINT(2 3),LINESTRING(2 3,3 4))

OpenGIS仕様では、空間オブジェクトの内部保存書式は空間参照系識別子 (Spatial Referencing System IDentifier, SRID)を含むことも求められます。SRIDはデータベースへの挿入のために空間オブジェクトが生成される時に求められます。

これらの書式の入出力は次のインタフェースを用いて実現できます。

バイト配列 WKB = ST_AsBinary(geometry);
テキスト WKT = ST_AsText(geometry);
ジオメトリ = ST_GeomFromWKB (bytea WKB、SRID);
ジオメトリ = ST_GeometryFromText (テキスト WKT、SRID);

たとえば、OGC空間オブジェクトを生成して挿入する妥当なINSERTステートメントは次の通りです。

INSERT INTO geotable ( the_geom, the_name )
  VALUES ( ST_GeomFromText('POINT(-126.4 45.32)', 312), 'A Place');

4.1.2. PostGIS EWKB, EWKTと標準形式

OGC書式は2次元ジオメトリしかサポートされておらず、また、入出力の表現においてSRID群は*決して*埋め込まれません。

PostGIS拡張書式は現在のところOGC書式のスーパーセットとなっています (全ての妥当なWKB/WKTは妥当なEWKB/EWKTです)。しかし、特にもしOGCがPostGIS拡張と矛盾する新しい書式を出すことがあるなら、これは将来変更されるかも知れません。ゆえにこの機能に頼るべきではありません。

PostGIS EWKB/EWKT では 3dm, 3dz, 4d の座標サポートが追加され、SRID情報が埋め込まれます。

フィーチャーの空間オブジェクトのテキスト表現 (WKT)の例は、次の通りです。

  • POINT(0 0 0) -- XYZ

  • SRID=32632;POINT(0 0) -- SRID付きXY

  • POINTM(0 0 0) -- XYM

  • POINT(0 0 0 0) -- XYZM

  • SRID=4326;MULTIPOINTM(0 0 0,1 2 1) -- SRID付きXYM

  • MULTILINESTRING((0 0 0,1 1 0,1 2 1),(2 3 1,3 2 1,5 4 1))

  • POLYGON((0 0 0,4 0 0,4 4 0,0 4 0,0 0 0),(1 1 0,2 1 0,2 2 0,1 2 0,1 1 0))

  • MULTIPOLYGON(((0 0 0,4 0 0,4 4 0,0 4 0,0 0 0),(1 1 0,2 1 0,2 2 0,1 2 0,1 1 0)),((-1 -1 0,-1 -2 0,-2 -2 0,-2 -1 0,-1 -1 0)))

  • GEOMETRYCOLLECTIONM( POINTM(2 3 9), LINESTRINGM(2 3 4, 3 4 5) )

  • MULTICURVE( (0 0, 5 5), CIRCULARSTRING(4 0, 4 4, 8 4) )

  • POLYHEDRALSURFACE( ((0 0 0, 0 0 1, 0 1 1, 0 1 0, 0 0 0)), ((0 0 0, 0 1 0, 1 1 0, 1 0 0, 0 0 0)), ((0 0 0, 1 0 0, 1 0 1, 0 0 1, 0 0 0)), ((1 1 0, 1 1 1, 1 0 1, 1 0 0, 1 1 0)), ((0 1 0, 0 1 1, 1 1 1, 1 1 0, 0 1 0)), ((0 0 1, 1 0 1, 1 1 1, 0 1 1, 0 0 1)) )

  • TRIANGLE ((0 0, 0 9, 9 0, 0 0))

  • TIN( ((0 0 0, 0 0 1, 0 1 0, 0 0 0)), ((0 0 0, 0 1 0, 1 1 0, 0 0 0)) )

これらの書式の入出力は次のインタフェースを用いて実現できます。

バイト配列 EWKB = ST_AsEWKB(geometry);
テキスト EWKT = ST_AsEWKT(geometry);
ジオメトリ = ST_GeomFromEWKB(bytea EWKB);
ジオメトリ = ST_GeomFromEWKT(text EWKT);

たとえば、PostGISの空間オブジェクトを作成し挿入する妥当なINSERTステートメントは次の通りです。

INSERT INTO geotable ( the_geom, the_name )
  VALUES ( ST_GeomFromEWKT('SRID=312;POINTM(-126.4 45.32 15)'), 'A Place' )

PostgreSQLの「標準的な形式」は単純なクエリ (全く関数呼び出しが無い)で表現でできていて、INSERT, UPDATE, COPYで受け付けられることが保障されるものです。PostGISの"geometory"型の場合は次の通りです。

- 出力
  - バイナリ: EWKB
        ascii: HEXEWKB (EWKBのHEX表現)
- 入力
  - バイナリ: EWKB
        ascii: HEXEWKB|EWKT 

たとえば、次のステートメントは、標準的なASCII文字列による入出力の処理でEWKTを読み、HEXEWKBを返すものです。

=# SELECT 'SRID=4;POINT(0 0)'::geometry;

geometry
----------------------------------------------------
01010000200400000000000000000000000000000000000000
(1 row)

4.1.3. SQL-MM第3部

SQLマルチメディア・アプリケーション空間仕様は、円弧補完曲線を定義したSQL仕様の拡張です。

TSQL-MMの定義では、3dm、3dzと4dの座標を含みますが、SRID情報の埋め込みはできません。

WKT拡張はまだ完全にはサポートされていません。単純な曲線ジオメトリの例を次に示します。

  • CIRCULARSTRING(0 0, 1 1, 1 0)

    CIRCULARSTRING(0 0, 4 0, 4 4, 0 4, 0 0)

    CIRCULARSTRINGは基本的な曲線型で、線型のLINESTRINGに似ています。一つのセグメントで、始点、終点 (一つめと三つめ)と弧上の任意の点、の3点が必要です。例外として、始点と終点が同じとなる閉曲線があります。閉曲線では二つ目の点が弧の中心、すなわち円の反対側にならなければなりません。弧の連結では、LINESTRINGと同じように、前の弧の最後の点が次の弧の最初の点となります。よって、妥当なCIRCULARSTRINGは1以上の奇数になります。

  • COMPOUNDCURVE(CIRCULARSTRING(0 0, 1 1, 1 0),(1 0, 0 1))

    複合曲線は、曲線 (円弧)セグメントと線型セグメントの両方を持つ、単一の連続した曲線です。 よって、要素が的確である必要があることに加え、各要素 (最終要素は除く)の終点は次の要素の始点と同じになる必要があります。

  • CURVEPOLYGON(CIRCULARSTRING(0 0, 4 0, 4 4, 0 4, 0 0),(1 1, 3 3, 3 1, 1 1))

    曲線ポリゴンの中に複合ポリゴンがある例は次の通りです。 CURVEPOLYGON(COMPOUNDCURVE(CIRCULARSTRING(0 0,2 0, 2 1, 2 3, 4 3),(4 3, 4 5, 1 4, 0 0)), CIRCULARSTRING(1.7 1, 1.4 0.4, 1.6 0.4, 1.6 0.5, 1.7 1) )

    CURVEPOLYGONは外環と0以上の内環とを持つ点でPOLYGONと似ています。 異なる点は、環に曲線ストリング、線型ストリング、複合ストリングのいずれも取れる点です。

    PostGIS 1.4から、PostGISで曲線ポリゴンで複合曲線をサポートするようになりました。

  • MULTICURVE((0 0, 5 5),CIRCULARSTRING(4 0, 4 4, 8 4))

    MULTICURVEは曲線のコレクションで、線型ストリング、曲線ストリング、複合ストリングを取れます。

  • MULTISURFACE(CURVEPOLYGON(CIRCULARSTRING(0 0, 4 0, 4 4, 0 4, 0 0),(1 1, 3 3, 3 1, 1 1)),((10 10, 14 12, 11 10, 10 10),(11 11, 11.5 11, 11 11.5, 11 11)))

    サーフェスのコレクションです。(線型)ポリゴンか曲線ポリゴンを取れます。

[Note]

PostGIS 1.4より前では、曲線ポリゴンで複合曲線をサポートしていませんでしたが、PostGIS 1.4以降は曲線ポリゴンでの複合曲線に対応するようになりました。

[Note]

SQL-MM実装での全ての浮動小数点数の比較では、所定の丸め誤差があります。現在は1E-8です。

4.2. PostGISジオグラフィ型

ジオグラフィ型は、「地理」座標 (しばしば「測地」座標、"lat/lon"、"lon/lat"、緯度経度, 経度緯度などとも呼ばれます)上で表現された空間フィーチャーのネイティブサポートするためのものです。地理座標は角度の単位 (度)で表現される球面座標です。

PostGISジオメトリ型の基礎は平面です。平面上の二点間の最短コースは直線になります。よって、ジオメトリ上の計算 (面積、距離、長さ、インタセクション等)は、デカルト座標と線型ベクトルを使用することができます。

PostGISのジオグラフィ型の基礎は球面です。球面上での二点間の最短距離は大圏の弧です。よって、ジオグラフィ上の計算 (面積、距離、長さ、インタセクション等)は、球面上で計算しなければならず、複雑な計算が必要となります。より正確な計測のためには、世界の実際の回転楕円体の形を考慮に入れなければならず、非常に複雑です。

基礎となる数学が大変に複雑なので、ジオグラフィ型用に定義された関数は、ジオメトリ型よりも少ないです。時間とともに、新しいアルゴリズムが追加されて、ジオグラフィ型の能力は拡大していくでしょう。

WGS84経度緯度 (SRID:4326)のみサポートしているという制限があります。GEOGRAPHYと呼ばれる新しいデータ型を使用します。GEOS関数にこの新しい型をサポートする関数がありません。回避策として、ジオメトリとジオグラフィの型変換を行うことができます。

ジオグラフィ型はPostgreSQL 8.3以上のtypmod定義書式を使います。ジオグラフィカラムを持つテーブルに1ステップで追加できます。標準OGC書式は曲線を除いてサポートします。

4.2.1. ジオグラフィ基礎

ジオグラフィ型はシンプルフィーチャーの最も簡単なもののみサポートします。標準的なジオメトリ型データで、SRIDが4326の場合は、ジオグラフィに自動でキャストされます。またEWKTとEWKBの取り決めを使うこともできます。

  • POINT: 2次元のポイントジオメトリを持つテーブルの作成は次の通りです。

    CREATE TABLE testgeog(gid serial PRIMARY KEY, the_geog geography(POINT,4326) );

    Z値を持つポイントの場合は次の通りです。

    CREATE TABLE testgeog(gid serial PRIMARY KEY, the_geog geography(POINTZ,4326) );
  • LINESTRING

  • POLYGON

  • MULTIPOINT

  • MULTILINESTRING

  • MULTIPOLYGON

  • GEOMETRYCOLLECTION

新しいジオグラフィカラムはgeometry_columnsに登録されません。システムカタログを見るgeography_columnsという新しいビューに登録されるので、AddGeom... といった関数を使わずに、自動管理されます。

"geography_columns"ビューをチェックして、テーブルが一覧にあるか見て下さい。

CREATE TABLEでジオグラフィカラムを持つテーブルを作ることができます。ジオメトリと違って、AddGeometryColumns()でメタデータにカラム情報を登録する処理を別に行う必要がなくなりました。

CREATE TABLE global_points ( 
    id SERIAL PRIMARY KEY,
    name VARCHAR(64),
    location GEOGRAPHY(POINT,4326)
  );

locationカラムはジオグラフィ型で、二つのオプション修飾子をサポートすることにご注意ください。一つは、そのカラムで使用できる形状と次元を限定する型修飾子です。もう一つは、座標参照IDを特定の数に限定するSRID修飾子です。

型修飾子として受け付ける値は、POINT, LINESTRING, POLYGON, MULTIPOINT, MULTILINESTRING, MULTIPOLYGONです。型修飾子は、Z, M, ZMの後置子を付けることで次元制限にも対応します。たとえば、'LINESTRINGM'という型修飾子で、三つ目の次元をMとする3次元のラインストリングのみ受け付けることになります。同じように'POINTZM'で、4次元データを期待します。

SRID修飾子には、現在は4326 (WGS84)のみ許されるという制限があります。SRIDを指定したくない場合は0 (未定義の回転楕円体面)を使います。この場合の全ての計算は、WGS84とします。

将来的には、他のSRIDによって、WGS84以外の回転楕円体に関する計算ができるようにします。

テーブルを作ったら、次のようにしてGEOGRAPHY_COLUMNSを見ることができます。

-- メタデータビューの中身を見る
SELECT * FROM geography_columns;

ジオメトリカラムを使うのと同じようにテーブルへのデータの挿入ができます。

-- testテーブルにデータを追加する
INSERT INTO global_points (name, location) VALUES ('Town', ST_GeographyFromText('SRID=4326;POINT(-110 30)') );
INSERT INTO global_points (name, location) VALUES ('Forest', ST_GeographyFromText('SRID=4326;POINT(-109 29)') );
INSERT INTO global_points (name, location) VALUES ('London', ST_GeographyFromText('SRID=4326;POINT(0 49)') );

ジオメトリと同じ操作でインデクスを作成します。PostGISは、カラム型がジオグラフィであるかを見て、ジオメトリで使われる平面用インデクスの代わりに球面ベースのインデクスを作成します。

-- testテーブルに球面インデクスを作成
  CREATE INDEX global_points_gix ON global_points USING GIST ( location );

クエリと計測関数はメートル単位となります。そのため距離パラメータはメートル (面積の場合は平方メートル)単位となります。

-- 距離クエリの表示。ロンドンは1000km範囲外です
  SELECT name FROM global_points WHERE ST_DWithin(location, ST_GeographyFromText('SRID=4326;POINT(-110 29)'), 1000000);

ジオグラフィの威力については、シアトルからロンドンまで (LINESTRING(-122.33 47.606, 0.0 51.5))の飛行機がレイキャビク (POINT(-21.96 64.15))に最も近くなるときの距離を求めてみると分かります。

-- ジオグラフィを使った距離計算 (122.2km)
  SELECT ST_Distance('LINESTRING(-122.33 47.606, 0.0 51.5)'::geography, 'POINT(-21.96 64.15)':: geography);

-- ジオメトリを使った計算 (13.3 "度")
  SELECT ST_Distance('LINESTRING(-122.33 47.606, 0.0 51.5)'::geometry, 'POINT(-21.96 64.15)':: geometry);

ジオグラフィ型は、レイキャビクとシアトル-ロンドン間の飛行機の大圏コースとの間の、球面上での本当に最も近い距離を計算します。

大圏コースマップ ジオメトリ型は、平面の世界地図上にプロットされたレイキャビクとシアトル-ロンドン間の直線とのデカルト距離という意味のない値を出します。結果の名目上の単位は「度」ですが、点間の本当の角度差にあっていませんので、「度」と言うこと自体不正確です。

4.2.2. ジオグラフィ型をジオメトリ型にして使用すべき時

ジオグラフィ型によって、経度緯度座標でデータを格納できるようになりましたが、ジオグラフィで定義されている関数が、ジオメトリより少ないのと、実行にCPU時間がかかる、というところが犠牲になっています。

選択した型が、期待する領域から出ないことを、ジオメトリ型にして使用する条件とすべきです。使用するデータは地球全体か、大陸か、州か、自治体か?

  • データが小さいエリア内におさまるなら、適切な投影を選択してジオメトリを使うのが、効率面でも機能面でも最も良い方法です。

  • データが地球全体か大陸なら、ジオグラフィで投影法の細かい問題を気にせずにシステムを構築できるでしょう。経度/緯度のデータを保存して、ジオグラフィで定義された関数使います。

  • 投影法を理解していなくて、学習したくもなくて、かつ、ジオグラフィで使える関数が限られていることを受け入れるのなら、ジオグラフィを使った方が簡単です。単純にデータを経度/緯度でロードして、そこから進めて下さい。

ジオグラフィとジオメトリ間のサポート状況の比較についてはSection 14.11, “PostGIS Function Support Matrix”をご覧下さい。ジオグラフィ関数の簡潔なリストと説明についてはSection 14.4, “PostGIS Geography Support Functions”をご覧下さい。

4.2.3. ジオグラフィに関する高度なよくある質問

4.2.3.1. 球または回転楕円体のどちらで計算するのでしょうか?
4.2.3.2. 日付変更線や極に関してはどうなっていますか?
4.2.3.3. 処理できる最も長い弧はどうなりますか?
4.2.3.4. なぜヨーロッパやロシアといった大きな範囲の面積計算はとても遅いのですか?

4.2.3.1.

球または回転楕円体のどちらで計算するのでしょうか?

デフォルトでは、全ての距離と面積の計算は回転楕円体で行います。局所的なエリアでの計算結果と良好な投影を施した平面での結果と比較して下さい。大きなエリアの場合は、回転楕円体計算は、投影平面上でのどの計算よりも精度が高くなります。

全てのジオグラフィ関数には、最後の真偽パラメータを'FALSE'にすると球面を使った計算を行うというオプションがあります。これは、特にジオメトリが非常に単純である場合に計算を速くするためのものです。

4.2.3.2.

日付変更線や極に関してはどうなっていますか?

全ての計算に日付変更線や極の概念がありません。座標は球 (経度/緯度)であるので、日付変更線とクロスする形状は、計算の観点からは、他のものと変わりありません。

4.2.3.3.

処理できる最も長い弧はどうなりますか?

大圏の弧を2点の「補完線」として使用しています。任意の2点は、実際には2方向につながっていて、どちらの方向に行くかに依存します。PostGISの全てのコードは、大圏コースの2コースのうち*短い*方でつながっていると仮定しています。結果として、180度以上の弧を持つ形状は正しくモデル化されません。

4.2.3.4.

なぜヨーロッパやロシアといった大きな範囲の面積計算はとても遅いのですか?

ポリゴンがとんでもなく大きいからです。二つの理由から、大きなエリアは悪いです。一つは、バウンダリボックスが大きいため、どのようなクエリを走らせても、インデクスがフィーチャーを引っ張ってくる傾向にあるためです。もう一つは、頂点数が巨大で、テスト (距離、包含)関数では、少なくとも1回、通常はN (Nは、もう一方のフィーチャーの頂点数)回、頂点を横断しなければならないためです。

ジオメトリでは、大きなポリゴンを持っているけれども小さな範囲のクエリを実行する時、ジオメトリデータ情報を小片に「非正常化」します。これにより、インデクスが効果的にオブジェクトの一部を問い合わせるようになり、またクエリが常にオブジェクト全体を引っ張りこむようなことがないようになります。ヨーロッパ全体を一つのポリゴンに*格納できる*からといって、*そうすべき*だというわけではありません。

4.3. OpenGIS標準を使う

OpenGISの「SQL用シンプルフィーチャー仕様」では、標準GISオブジェクト型とこれらを操作するために必要な関数、メタデータテーブルのセットが定義されています。メタデータが一貫性を維持していることを保証するために、空間カラムの生成、消去といった操作はOpenGISで定義されている空間プロシージャを通して実行されます。

OpenGISメタデータテーブルにはSPATIAL_REF_SYSGEOMETRY_COLUMNSの二つがあります。SPATIAL_REF_SYSテーブルは空間データベースで用いられる座標系の、数字によるIDと文字による説明を持っています。

4.3.1. SPATIAL_REF_SYSテーブルと空間参照系

spatial_ref_sysテーブルは、PostGISに含まれるもので、3000以上の空間参照系と、座標変換/投影変換を行うのに必要な詳細情報との一覧を持つ、OGC準拠のデータベーステーブルです。

PostGISのspatial_ref_sysテーブルには、projライブラリで使われる3000以上の一般に使われる空間参照系定義がありますが、全てを持っているわけではなく、projライブラリの構築に慣れているならカスタム投影を定義することができます。ほとんどの空間参照系は地域限定のもので、想定されている範囲の外で使うと意味が無いことに注意して下さい。

PostGISのコアセットに入っていない空間参照系を探すための素晴らしい資料がhttp://spatialreference.org/にあります。

よく共通的に使われる空間参照系は次の通りです (訳注: 日本では状況が異なります)。4326 - WGS 84 経度緯度4269 - NAD 83 経度緯度3395 - WGS 84 メルカトル図法2163 - 米国ナショナルアトラス正積図法、NAD83とWGS84のUTM空間参照系 - UTMゾーンは計測に最も理想的なものの一つですが6度 (訳注: 経度)の領域しかカバーしません。

まざまな米国の州の平面空間参照系 (メートルまたはフィート単位) - 通常は州ごとに一つか二つあります。メートル単位のもののほとんどがPostGISのコアセットに入っていますが、多数のフィート単位のものやESRIが作ったものについてはspatialreference.orgから取得して下さい。

対象領域がどのUTMゾーンになるかを決めるには、utmzone PostGIS plpgsql helper functionを参照して下さい。

SPATIAL_REF_SYSテーブル定義は次の通りです。

CREATE TABLE spatial_ref_sys (
  srid       INTEGER NOT NULL PRIMARY KEY,
  auth_name  VARCHAR(256),
  auth_srid  INTEGER,
  srtext     VARCHAR(2048),
  proj4text  VARCHAR(2048)
)

SPATIAL_REF_SYSのカラムは次の通りです。

SRID

一意に定められた整数値で、データベースで空間参照系 (SRS)を識別するものです。

AUTH_NAME

その参照系の引用元である標準の名前です。たとえば「EPSG」は妥当なAUTH_NAMEです。

AUTH_SRID

AUTH_NAMEで引用される団体によって定義された空間参照系のIDです。EPSGの場合、EPSG投影コードが入ります。

SRTEXT

空間参照系のWell-Knownテキスト表現です。たとえば、WKT SRSの表現は、次のようになります。

PROJCS["NAD83 / UTM Zone 10N",
  GEOGCS["NAD83",
        DATUM["North_American_Datum_1983",
          SPHEROID["GRS 1980",6378137,298.257222101]
        ],
        PRIMEM["Greenwich",0],
        UNIT["degree",0.0174532925199433]
  ],
  PROJECTION["Transverse_Mercator"],
  PARAMETER["latitude_of_origin",0],
  PARAMETER["central_meridian",-123],
  PARAMETER["scale_factor",0.9996],
  PARAMETER["false_easting",500000],
  PARAMETER["false_northing",0],
  UNIT["metre",1]
]

EPSG投影コードと対応するWKT表現の一覧については、http://www.opengeospatial.org/をご覧下さい。WKTの一般的な議論については、OpenGISのhttp://www.opengeospatial.org/standardsにある「座標変換サービス実装仕様」をご覧下さい。欧州石油調査グループ(European Petroleum Survey Group, EPSG)とEPSG空間参照系のデータベースに関する情報は、http://www.epsg.org/をご覧下さい。

PROJ4TEXT

PostGISは座標変換機能を提供するためにProj4ライブラリを用いています。 PROJ4TEXTカラムには、特定のSRIDを示すProj4座標定義文字列が入ります。たとえば次のようになります。

+proj=utm +zone=10 +ellps=clrk66 +datum=NAD27 +units=m

詳細情報については、Proj4ウェブサイトhttp://trac.osgeo.org/proj/をご覧下さい。spatial_ref_sys.sqlは、全てのEPSG投影法のためのSRTEXTPROJ4TEXTとを持っています。

4.3.2. GEOMETRY_COLUMNSビュー

2.0.0より前のPostGISでは、geometry_columnsは直接編集可能なテーブルでした。時々、実際のジオメトリカラムとの同期が取れていませんでした。PostGIS 2.0.0では、GEOMETRY_COLUMNSは、以前の版と同じ外見構造を持ちますが、データベースシステムカタログから読むビューになりました。構造は次の通りです。

\d geometry_columns
View "public.geometry_columns"
      Column       |          Type          | Modifiers
-------------------+------------------------+-----------
 f_table_catalog   | character varying(256) |
 f_table_schema    | character varying(256) |
 f_table_name      | character varying(256) |
 f_geometry_column | character varying(256) |
 coord_dimension   | integer                |
 srid              | integer                |
 type              | character varying(30)  |

カラムは以前の版と変わりません。カラムについては次の通りです。

F_TABLE_CATALOG, F_TABLE_SCHEMA, F_TABLE_NAME

ジオメトリカラムを持つフィーチャーテーブルの完全修飾名。"catalog"および"schema"の語はOracle風であることに注意して下さい。"catalog"に類似するものはPostgreSQLになく、このカラムは空白にされます。"schema"についてはPostgreSQLスキーマ名が使われています (publicがデフォルトです)。

F_GEOMETRY_COLUMN

フィーチャーテーブル内のジオメトリカラムの名前。

COORD_DIMENSION

そのカラムの空間の次元 (2, 3 または 4)。

SRID

このテーブルの座標ジオメトリのために使われる空間参照系のID。SPATIAL_REF_SYSへの外部キーになっています。

TYPE

空間オブジェクトの型。空間カラムを単一型に制限するには、POINT、LINESTRING、POLYGON、MULTIPOINT、MULTILINESTRING、MULTIPOLYGON、GEOMETRYCOLLECTIONのうちのいずれかを、また、XYMで使う場合には、LINESTRINGM、POLYGONM、MULTIPOINTM、MULTILINESTRINGM、MULTIPOLYGONM、GEOMETRYCOLLECTIONMのうちのいずれかを使います。複数の型が混合するコレクションの場合は"GEOMETRY"を型とすることができます。

[Note]

この属性は (おそらく)OpenGIS仕様に入っていませんが、型の同一性を保証するために必要です。

4.3.3. 空間テーブルを作る

空間データを持つテーブルの生成は、1段階でできます。2次元ラインストリングでWGS84経度緯度のジオメトリカラムを持つroadsテーブルの生成の例を次に示します。

CREATE TABLE ROADS ( ID int4
                  , ROAD_NAME varchar(25), geom geometry(LINESTRING,4326) );

次の、3次元ラインストリングを追加する例で示す通り、標準的なALTER TABLEコマンドを使ってカラムを追加できます。

ALTER TABLE roads ADD COLUMN geom2 geometry(LINESTRINGZ,4326);

後方互換のため、今でも、管理関数を使って空間テーブルを2段階で生成することもできます。

  • 通常の非空間テーブルを生成します。

    例: CREATE TABLE ROADS ( ID int4, ROAD_NAME varchar(25) )

  • OpenGISの"AddGeometryColumn"関数によって空間カラムをテーブルに追加します。詳細情報についてはAddGeometryColumnを参照して下さい。

    文法は次の通りです。

    AddGeometryColumn(
      <schema_name>,
      <table_name>,
      <column_name>,
      <srid>,
      <type>,
      <dimension>
    )

    現在のスキーマを使う場合には次のようにします。

    AddGeometryColumn(
      <table_name>,
      <column_name>,
      <srid>,
      <type>,
      <dimension>
    )

    例1: SELECT AddGeometryColumn('public', 'roads', 'geom', 423, 'LINESTRING', 2)

    例2: SELECT AddGeometryColumn( 'roads', 'geom', 423, 'LINESTRING', 2)

次はテーブルを作成して空間カラムを作る例です (128というSRIDがあると仮定します)。

CREATE TABLE parks (
  park_id    INTEGER,
  park_name  VARCHAR,
  park_date  DATE,
  park_type  VARCHAR
);
SELECT AddGeometryColumn('parks', 'park_geom', 128, 'MULTIPOLYGON', 2 );

もう一つ、ジェネリックな"geometry"型とSRID不明を示す0を使った例を挙げます。

CREATE TABLE roads (
  road_id INTEGER,
  road_name VARCHAR
);
SELECT AddGeometryColumn( 'roads', 'roads_geom', 0, 'GEOMETRY', 3 );

4.3.4. 手動でジオメトリカラムをgeometry_columnsに登録する

AddGeometryColumn()アプローチでは、ジオメトリカラムを作成して、新しいカラムをgeometry_columnsテーブルに登録します。ソフトウェアでgeometry_columnsを使う場合には、クエリに必要なジオメトリカラムの全てがこのビューに登録されている必要があります。PostGIS 2.0からは、geometry_columnsは編集可能でなく、全てのジオメトリカラムは自動登録されます。

If your geometry columns were created as generic in a table or view and no constraints applied, they will not have a dimension, type or srid in geometry_columns views, but will still be listed.

こういうことが発生してAddGeometryColumnが使えなくなる事例に、SQLビューとバルクインサートの二つがあります。これらの場合には、カラムに制約を与えることで、geometry_columnsテーブル内の登録を訂正することができます。 PostGIS 2.0以上では、カラムが型修飾に基づく場合には、生成処理によって正しく登録されるので、何も行う必要がありません。

-- 次のようなビューがあるとします
CREATE VIEW  public.vwmytablemercator AS
        SELECT gid, ST_Transform(geom,3395) As geom, f_name
        FROM public.mytable;
        
-- PostGIS 2.0以上で正しく登録するには、
-- ジオメトリをキャストします。
--
DROP VIEW public.vwmytablemercator;
CREATE VIEW  public.vwmytablemercator AS
        SELECT gid, ST_Transform(geom,3395)::geometry(Geometry, 3395) As geom, f_name
        FROM public.mytable;
        
-- ジオメトリタイプが確実に2次元ポリゴンだと知っているなら
-- 次のようにできます。
-- If you know the geometry type for sure is a 2D POLYGON then you could do
DROP VIEW public.vwmytablemercator;
CREATE VIEW  public.vwmytablemercator AS
        SELECT gid, ST_Transform(geom,3395)::geometry(Polygon, 3395) As geom, f_name
        FROM public.mytable;
-- 次のように、バルクインサートで派生テーブルを生成したとしましょう
SELECT poi.gid, poi.geom, citybounds.city_name
INTO myschema.my_special_pois
FROM poi INNER JOIN citybounds ON ST_Intersects(citybounds.geom, poi.geom);

-- 新しいテーブルに2次元インデクスを作ります
CREATE INDEX idx_myschema_myspecialpois_geom_gist
  ON myschema.my_special_pois USING gist(geom);
  
-- ポイントが3次元ポイントであったり、XYMポイントであったりした場合には、
-- 次のように、2次元インデクスでなくN次元インデクスを作るかも知れません。
CREATE INDEX my_special_pois_geom_gist_nd 
        ON my_special_pois USING gist(geom gist_geometry_ops_nd);

-- 新しいテーブルのジオメトリカラムをgeometry_columnsに手動登録するには、
-- 次のようにします。
-- この手法はPostGIS 2.0以上でもPostGIS 1.4以上でも動くことに注意して下さい。
-- PostGIS 2.0では、基のテーブル構造について
-- 型修飾子に基づくカラムになるように変更します。
-- PostGIS 2.0より前では、この技術はビューの登録にも使います。
SELECT populate_geometry_columns('myschema.my_special_pois'::regclass); 

-- PostGIS 2.0を使っていて、何らかの理由で古い制約をもとにした定義を行う
-- (派生テーブルが同じタイプやSRIDを持たないといった場合)ことが必要な場合には、
-- 新しいオプション引数use_typemodをfalseにします。
SELECT populate_geometry_columns('myschema.my_special_pois'::regclass, false); 

古い制約を基にした手法は現在も対応していますが、制約を基にしたジオメトリカラムで直接的にビューで使われている場合は、型修飾子のようには正しくgeometry_columnsに登録されません。次の例では、型修飾子を使ったカラム定義と、制約に基づくカラムの定義とを行っています。

CREATE TABLE pois_ny(gid SERIAL PRIMARY KEY
   , poi_name text, cat varchar(20)
   , geom geometry(POINT,4326) );
SELECT AddGeometryColumn('pois_ny', 'geom_2160', 2160, 'POINT', 2, false);

psqlで次を実行します。

\d pois_ny;

型修飾子と制約に基づくのとでは異なった定義になっているのが見えます。

Table "public.pois_ny"
  Column   |         Type          |                       Modifiers

-----------+-----------------------+------------------------------------------------------
 gid       | integer               | not null default nextval('pois_ny_gid_seq'::regclass)
 poi_name  | text                  |
 cat       | character varying(20) |
 geom      | geometry(Point,4326)  |
 geom_2160 | geometry              |
Indexes:
    "pois_ny_pkey" PRIMARY KEY, btree (gid)
Check constraints:
    "enforce_dims_geom_2160" CHECK (st_ndims(geom_2160) = 2)
    "enforce_geotype_geom_2160" CHECK (geometrytype(geom_2160) = 'POINT'::text 
        OR geom_2160 IS NULL)
    "enforce_srid_geom_2160" CHECK (st_srid(geom_2160) = 2160)

geometry_columnsでは、両方とも正しく登録されています。

SELECT f_table_name, f_geometry_column, srid, type 
        FROM geometry_columns 
        WHERE f_table_name = 'pois_ny';
f_table_name | f_geometry_column | srid | type
-------------+-------------------+------+-------
pois_ny      | geom              | 4326 | POINT
pois_ny      | geom_2160         | 2160 | POINT

しかし、次のようにビューを作ろうとします。

CREATE VIEW vw_pois_ny_parks AS 
SELECT * 
  FROM pois_ny 
  WHERE cat='park';
  
SELECT f_table_name, f_geometry_column, srid, type 
        FROM geometry_columns 
        WHERE f_table_name = 'vw_pois_ny_parks';

型修飾子によるgeomのビューカラムは正しく登録されますが、制約に基づくものは正しく登録されません。

f_table_name   | f_geometry_column | srid |   type
------------------+-------------------+------+----------
 vw_pois_ny_parks | geom              | 4326 | POINT
 vw_pois_ny_parks | geom_2160         |    0 | GEOMETRY

これは、将来的にPostGISの版で変更されるかもしれませんが、今のところは、制約に基づくビューカラムを正しく登録させるには、次のようにします。

DROP VIEW vw_pois_ny_parks;
CREATE VIEW vw_pois_ny_parks AS 
SELECT gid, poi_name, cat
  , geom
  , geom_2160::geometry(POINT,2160) As geom_2160 
  FROM pois_ny 
  WHERE cat='park';
SELECT f_table_name, f_geometry_column, srid, type 
        FROM geometry_columns 
        WHERE f_table_name = 'vw_pois_ny_parks';
f_table_name   | f_geometry_column | srid | type
------------------+-------------------+------+-------
 vw_pois_ny_parks | geom              | 4326 | POINT
 vw_pois_ny_parks | geom_2160         | 2160 | POINT

4.3.5. ジオメトリのOpenGIS準拠を確実にする

PostGISはOpen Geospatial Consortium (OGC)のOpenGIS仕様に準拠しています。多くのPostGISメソッドは、操作対象のジオメトリが単純かつ妥当であることが求められます (正確に言うとそう仮定します)。たとえば、ポリゴンの外に穴があるようなものの面積を計算したり、単純でない境界線を持つポリゴンを作ったりするのは、意味がありません。

OGS仕様に沿うと、単純なジオメトリとは、自己インタセクトや自己接触のような、異常な幾何点を持たないことです。主に0次元または1次元のジオメトリ ([MULTI]POINT, [MULTI]LINESTRING))に適用します。 他方、ジオメトリの妥当性は、主に2次元ジオメトリ ([MULTI]POLYGON)に適用し、妥当なポリゴンを特徴づける位置指定子の集合を定義します。個々のジオメトリクラスには、単純性と妥当性をさらに詳細に述べる特定の条件があります。

POINTは0次元ジオメトリオブジェクトとして常に単純です。

MULTIPOINTは、二つの座標値 (POINT)が同じでないなら単純です。

LINESTRINGは、2度同じPOINTを通らない (終点は除きます。この場合は線型環と呼ばれ、さらに言うと閉じていると思われます)なら単純です。

(a)

(b)

(c)

(d)

(a)(c)は単純なLINESTRINGです。(b)(d)は単純ではありません。

MULTILINESTRINGは、 全ての要素が単純で、かつ任意の2要素のインタセクトが要素の境界であるPOINTでだけ発生する場合に限って単純です。

(e)

(f)

(g)

(e)(f)は単純なMULTILINESTRINGです。(g)は単純ではありません。

定義からPOLYGONは常に単純です。バウンダリ内の環 (外環と内環からなる)のうち二つがクロスしていないなら妥当です。POLYGONの境界は、POINTとインタセクトするかも知れませんが、接点にしかなりません (すなわち線上にない)。POLYGONはカットラインまたはスパイクを持たなくても良く、内環は外環の中に完全に含まれていなければなりません。

(h)

(i)

(j)

(k)

(l)

(m)

(h)(i)は妥当なPOLYGONです。(jからm)は単一のPOLYGONとしては表現できませんが、(j)(m)は妥当なMULTIPOLYGONとして表現できます。

MULTIPOLYGONは、全ての要素が妥当で、二つのポリゴン要素について内側がインタセクトしていない場合は妥当です。ポリゴン要素の任意の二つの境界は接触してもよいですが、有限な数のPOINTでなければなりません。

(n)

(o)

(p)

(n)(o)は妥当でないMULTIPOLYGONです。(p)は妥当です。

GEOSライブラリを使って実装されている関数のほとんどは、ジオメトリがOpenGISシンプルフィーチャー仕様で定義されているように妥当であると仮定しています。ジオメトリが単純であるか、また妥当であるか、のチェックとしてST_IsSimple()ST_IsValid()が使えます。

-- 一般的に、線フィーチャーの妥当性のチェックは
-- 常にTRUEを返すので意味がありません
-- しかし、この例では、PostGISがOGCのIsValidの定義を拡張して
-- *一意な頂点*が2より少ないラインストリングについてFALSEを
-- 返すようにしています
gisdb=# SELECT
   ST_IsValid('LINESTRING(0 0, 1 1)'),
   ST_IsValid('LINESTRING(0 0, 0 0, 0 0)');

 st_isvalid | st_isvalid
------------+-----------
      t     |     f

デフォルトでは、PostGISはジオメトリ入力に関するこの妥当性チェックを適用しません。複雑なジオメトリの妥当性のチェックはCPU時間を多く必要とするためです。データソースが信用できない場合は、手動でこのチェックを強制するための制約を付けることができます。

ALTER TABLE mytable
  ADD CONSTRAINT geometry_valid_check
        CHECK (ST_IsValid(the_geom));

妥当な入力ジオメトリでPostGIS関数を呼んだのに「GEOS Intersection()がエラーを投げました!」や「JTS Intersection()がエラーを投げました!」というようなメッセージに遭遇したら、それはたぶん、PostGISまたは使用しているライブラリの中のエラーを発見しました。PostGIS開発者に連絡するべきです。PostGIS関数が妥当である入力ジオメトリから妥当でないジオメトリが返る場合も同じです。

[Note]

厳格にOGCジオメトリに準拠すると、Z値やM値を持てません。ST_IsValid()は高次を考慮に入れません。AddGeometryColumn()を実行するとジオメトリの次元をチェックする制約が加わるので、そこで2を指定すれば十分です。

4.3.6. ここで、Dimensionally Extended 9 Intersection Modelまたは略してDE-9IMを見てみましょう。

代表的な空間述語 (ST_Contains, ST_Crosses, ST_Intersects, ST_Touches…)は、求める空間フィルタを十分に提供しきれないことがあります。

たとえば、道路網を表現する線型のデータセットがあるとします。ビジネスルールを無視しているかも知れませんが、点で交差するだけでなく線上で交差する道路区間を全て判別することがGIS解析者の仕事となるかも知れません。この場合、 ST_Crossesでは重要な空間フィルタとして十分ではありません。線型のフィーチャーでは、点でクロス (訳注: インタセクトより厳しい条件です)している場合のみtrueが返ります。

空間的にインタセクトしている (ST_Intersects)と判別された二つの区間の組み合わせについて、実際のインタセクト (ST_Intersection)を取り、 インタセクトのST_GeometryTypeが''LINESTRING'であるかを見る ([MULTI]POINT[MULTI]LINESTRING等からなるGEOMETRYCOLLECTIONが帰ってくる場合にしっかり対応するため)、という2段階の方法で解くことはできます。

よりエレガントかつ速い解法が本当に望ましいでしょう。

二つ目の[理論的な]例として、GIS解析者が全ての湖の境界に線でインタセクトする波止場やドックの全ての位置を特定しようとするとします。ここで、波止場の一端だけ陸にあるとします。言いかえると、波止場が湖の中にあるが完全に中に入りきってはいなくて、湖と線でインタセクトして、波止場の一方の端が完全に湖に入っていて、かつもう一方の端点が境界線上にあります。解析者は空間述語の組み合わせで、非常に望まれるフィーチャーを引き出す必要があるかも知れません。

ここで、Dimensionally Extended 9 Intersection Mode、略してDE-9IMを見てみましょう。

4.3.6.1. 理論

OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQLによると「二つのジオメトリの比較の基本的なアプローチは、二つのジオメトリの内部、境界、外部のインタセクションの比較と、『インタセクション行列』の要素に基づく2ジオメトリの関係の分類です」。

境界 (Boundary)

ジオメトリの境界は一つ低い次元のジオメトリの集合です。0次元のPOINTの境界は空集合です。LINESTRINGの境界は二つの端点です。 POLYGONの境界は外環と内環を形成する線です。

内部 (Interior)

ジオメトリの内部は境界を取り去った際に残るジオメトリです。POINTの内部はPOINT自身です。LINESTRINGの内部は二つの端点の間の実際の点の集合です。POLYGONの内部はポリゴンの内側の範囲であるサーフェスです。

外部 (Exterior)

ジオメトリの外部は、内部と境界を除いた全領域のサーフェスです。

ジオメトリaがあり、aの内部、境界、外部をそれぞれI(a)B(a)E(a)とします。数学的な行列表現は次のようになります。

 内部 (Interior)境界 (Boundary)外部 (Exterior)
内部 (Interior)dim( I(a) ∩ I(b) )dim( I(a) ∩ B(b) )dim( I(a) ∩ E(b) )
境界 (Boundary)dim( B(a) ∩ I(b) )dim( B(a) ∩ B(b) )dim( B(a) ∩ E(b) )
外部 (Exterior)dim( E(a) ∩ I(b) )dim( E(a) ∩ B(b) )dim( E(a) ∩ E(b) )

ここで、dim(a)aの次元で、ST_Dimensionで規定されますが、{0,1,2,T,F,*}の値域を持ちます。

  • 0 => 点

  • 1 => 線

  • 2 => 面

  • T => {0,1,2}

  • F => 空集合

  • * => 何でも良い

二つのオーバラップするポリゴンについて可視化すると、次のようになります。

 

 内部 (Interior)境界 (Boundary)外部 (Exterior)
内部 (Interior)

dim(...) = 2

dim(...) = 1

dim(...) = 2

境界 (Boundary)

dim(...) = 1

dim(...) = 0

dim(...) = 1

外部 (Exterior)

dim(...) = 2

dim(...) = 1

dim(...) = 2

左から右、上から下に読むと、次元行列は'212101212'と表現されます。

一つ目の例である、2線が線上でインタセクトする場合の関係行列は'1*1***1**'となります。

-- 線上でクロスする道路区間の判別
SELECT a.id
FROM roads a, roads b
WHERE a.id != b.id 
AND a.geom && b.geom
AND ST_Relate(a.geom, b.geom, '1*1***1**');

二つ目の例である、一部が湖の水涯線上にある波止場についての関係行列は'102101FF2'となります。

-- 一部が湖の水涯線上にある波止場の判別
SELECT a.lake_id, b.wharf_id
FROM lakes a, wharfs b
WHERE a.geom && b.geom
AND ST_Relate(a.geom, b.geom, '102101FF2');

詳細情報ついては、次のページをご覧ください。

4.4. GIS (ベクタ)データをロードする

空間テーブルを作成したら、これでGISデータをデータベースにアップロードする準備ができたことになります。現在、PostGIS/PostgreSQLデータベースにデータをロードするには、SQLステートメントを使う、またはシェープファイルのローダ/ダンパを使う、二つの方法があります。

4.4.1. SQLを使ってロードする

データをテキスト表現に変換できるなら、フォーマットされたSQLを使うのがデータをPostGISに入れる最も簡単な方法です。Oracleや他のSQLデータベースを使うように、SQL端末モニタにSQLの"INSERT"ステートメントで一杯になった大きなテキストファイルをパイプで送ることで、大量のデータをロードできます。

データアップロードファイル (たとえばroads.sql)は次のようになるでしょう。

BEGIN;
INSERT INTO roads (road_id, roads_geom, road_name)
  VALUES (1,ST_GeomFromText('LINESTRING(191232 243118,191108 243242)',-1),'Jeff Rd');
INSERT INTO roads (road_id, roads_geom, road_name)
  VALUES (2,ST_GeomFromText('LINESTRING(189141 244158,189265 244817)',-1),'Geordie Rd');
INSERT INTO roads (road_id, roads_geom, road_name)
  VALUES (3,ST_GeomFromText('LINESTRING(192783 228138,192612 229814)',-1),'Paul St');
INSERT INTO roads (road_id, roads_geom, road_name)
  VALUES (4,ST_GeomFromText('LINESTRING(189412 252431,189631 259122)',-1),'Graeme Ave');
INSERT INTO roads (road_id, roads_geom, road_name)
  VALUES (5,ST_GeomFromText('LINESTRING(190131 224148,190871 228134)',-1),'Phil Tce');
INSERT INTO roads (road_id, roads_geom, road_name)
  VALUES (6,ST_GeomFromText('LINESTRING(198231 263418,198213 268322)',-1),'Dave Cres');
COMMIT;

データファイルは、次に示す"psql"というSQL端末モニタを使って、簡単にPostgreSQLにパイプで送ることができます。

psql -d [データベース名] -f roads.sql

4.4.2. shp2pgsql: ESRIシェープファイルローダを使う

shp2pgsqlデータローダは、ESRIシェープファイルをPostGIS/PostgreSQLデータベースに、ジオメトリまたはジオグラフィとして挿入するための適切なSQLに変換します。ローダには、次に示すコマンドラインフラグによって区別される、いくつかの操作モードがあります。

また、コマンドラインローダのほとんどのオプションに対応するshp2pgsql-guiグラフィカルユーザインタフェースがあります。一度限りのロードしか行わずスクリプト化しない場合やPostGISに不慣れな方にとって便利になるかもしれません。これはpgAdminIIIのプラグインとして構築することもできます。

(c|a|d|p) 相互に排他的なオプションです

-c

新しいテーブルの作成とシェープファイルからのデータの読み込みを行います。これがデフォルトモードです

-a

シェープファイルからデータベーステーブルにデータを追加します。複数のファイルをロードするためにこのオプションを使う場合は、これらのファイルは同じ属性と同じデータ型を持つ必要があります。

-d

シェープファイルにあるデータを持つ新しいテーブルを作成する前にデータベーステーブルを削除します。

-p

テーブル作成のSQLコードを生成するだけで、実際のデータは追加しません。このモードは、テーブル作成とデータロードとを完全に分けたい場合に使用します。

-?

ヘルプ画面を表示します。

-D

出力データにPostgreSQLのダンプ書式を用います。このモードは-a, -c, -dと組み合わせて利用します。デフォルトの"insert"によるSQL書式よりも、大変早くロードできます。大きなデータセットではこちらを使用して下さい。

-s [<FROM_SRID>:]<SRID>

指定したSRIDでジオメトリデーブルの作成とデータの読み込みを行います。 入力シェープファイルが使っているFROM_SRIDの指定が可能で、この場合は対象SRIDに投影変換を行います。FROM_SRIDは-Dと一緒には指定できません。

-k

識別子 (カラム、スキーマおよび属性)の大文字小文字を保持します。シェープファイルの属性は全て大文字であることに注意して下さい。

-i

全ての整数を標準の32ビット整数に強制します。DBFヘッダではそれが正当であったとしても、64ビットのbigintを生成しません。

-I

ジオメトリカラムにGiSTインデクスを生成します。

-m

-m a_file_nameで、長いカラム名を10文字のDBFカラム名に対応付けるファイルを指定します。ファイルは、1以上の行を持ちます。各行は空白区切りで二つの名前を持ち、行頭行末に空白を入れません。例を次に示します。

COLUMNNAME DBFFIELD1
AVERYLONGCOLUMNNAME DBFFIELD2

-S

マルチ系ジオメトリの替りに単一ジオメトリを生成します。全てのジオメトリが実際に単一である (たとえば単一の外環でなるMULTIPOLYGONや単一の頂点でなるMULTIPOINT)場合にのみ成功します。

-t <次元>

出力ジオメトリが特定の次元を持つよう強制します。次元は、2D, 3DZ, 3DM, 4Dの文字列を使います。

入力の次元が出力より小さい場合には、出力では0が入ります。入力の次元が大きい場合には、外されます。

-w

出力書式をWKBでなくWKTにします。精度が低下して、座標変動が発生しうることに注意が必要です。

-e

トランザクションを使わずに、ステートメントごとに実行するようにします。エラーの元となる不良なジオメトリがいくつか含んでいる時に、大半の良好なデータのロードが可能にするものです。ダンプ書式ではトランザクションを常に使うので、-Dフラグを指定している場合には使えません。

-W <エンコーディング>

入力データ (dbfファイル)のエンコーディングを指定します。全てのdbfの属性は指定されたエンコーディングからUTF8に変換されます。SQL出力結果には SET CLIENT_ENCODING to UTF8が含まれるようになり、バックエンドはUTF-8からデータベースが内部利用のために設定したエンコーディングに再変換できます。

-N <方針>

NULLジオメトリ操作方針(insert*=挿入, skip=スキップ, abort=強制終了)を選択します。

-n

DBFファイルのみインポートします。対応するシェープファイルを持っていない場合、 自動的にこのモードになり、DBFファイルのみロードします。 このフラグは、完全なシェープファイル群を持っていて、属性データだけが欲しくてジオメトリが欲しくない時のみ使用します。

-G

ジオメトリ型のかわりに、ジオグラフィ型で、WGS84経度緯度 (SRID=4326)を使用します (経度緯度データが必要です)。

-T <tablespace>

新しいテーブルのテーブル空間を指定します。 -Xパラメータが使われない場合には、インデクスはデフォルトのテーブル空間を使用します。PostgreSQL文書には、テーブル空間を用いるべき時に関する良い文書があります。

-X <tablespace>

新しいテーブルのインデクスで使われるテーブル空間を指定します。 主キーインデクスに適用され、-Iが合わせて使われている場合にはGiST空間インデクスにも適用されます。

ローダを使って入力ファイルを生成してアップロードするセッション例は次の通りです。

# shp2pgsql -c -D -s 4269 -i -I shaperoads.shp myschema.roadstable > roads.sql
# psql -d roadsdb -f roads.sql

変換とアップロードはUNIXのパイプを使うと一回で実行できます。

# shp2pgsql shaperoads.shp myschema.roadstable | psql -d roadsdb

4.5. GISデータを検索する

データは、SQLまたはシェープファイルローダ/ダンパを使ってデータベースから抜き出すことができます。SQLに関する節において、空間テーブルでの比較とクエリを行うために用いることができる演算子のいくつかを議論します。

4.5.1. SQLを使ってデータを検索する

データベースからデータを引き出す最も直接的な手段は、次のように、SQLのSELECTクエリを使って返ってくるレコードとカラムの数を減らし、結果のカラムを可読テキストファイルにダンプするやり方です。

db=# SELECT road_id, ST_AsText(road_geom) AS geom, road_name FROM roads;

road_id | geom                                    | road_name
--------+-----------------------------------------+-----------
          1 | LINESTRING(191232 243118,191108 243242) | Jeff Rd
          2 | LINESTRING(189141 244158,189265 244817) | Geordie Rd
          3 | LINESTRING(192783 228138,192612 229814) | Paul St
          4 | LINESTRING(189412 252431,189631 259122) | Graeme Ave
          5 | LINESTRING(190131 224148,190871 228134) | Phil Tce
          6 | LINESTRING(198231 263418,198213 268322) | Dave Cres
          7 | LINESTRING(218421 284121,224123 241231) | Chris Way
(6 rows)

しかし、返ってくる結果の数を削るために、なんらかの制限をかけることが重要となるときがあるでしょう。属性ベースの制限の場合、非空間テーブルで使う通常の文法と同じSQLを使うだけです。空間ベースの制限の場合、次の演算子が使用可能であり、便利です。

&&

この演算子で、一つのジオメトリのバウンディングボックスが他のバウンディングボックスとインタセクトするかを問い合わせることができます。

ST_OrderingEquals

この関数で、二つのジオメトリが幾何的に同一であるかを見ることができます。たとえば、'POLYGON((0 0,1 1,1 0,0 0))' は 'POLYGON((0 0,1 1,1 0,0 0))' と同じかを見ることができます (これは同じとなります)。

=

この演算子は他より若干素朴なもので、二つのジオメトリのバウンディングボックスが同じかを見るだけです。

次に、これらの演算子をクエリで使うことができます。SQLコマンドラインからジオメトリとボックスの指定を行うときは、"ST_GeomFromText()"関数で、明示的に文字列表現をジオメトリに変換しなければならないことに注意して下さい。 たとえば、次のようになります (312は架空の空間参照系番号で、ここでのデータに合致しています)。

SELECT road_id, road_name
  FROM roads
  WHERE ST_OrderingEquals(roads_geom , ST_GeomFromText('LINESTRING(191232 243118,191108 243242)',312) ) ;

上のクエリは"ROADS_GEOM"テーブルから、その値と等価である単一のレコードを返します。

"&&"演算子を使うとき、比較フィーチャーをBOX3DかGEOMETRYかに指定することができます。ただし、GEOMETRYを指定すると、それのバウンディングボックスが比較に使われます。

SELECT road_id, road_name
FROM roads
WHERE roads_geom && ST_GeomFromText('POLYGON((...))',312);

上のクエリでは、比較するためにポリゴンのバウンディングボックスを用いています。

最も一般的な空間クエリは「フレームベース」のクエリでしょう。これは、表示するためのデータの価値のある「マップフレーム」を取得するために、データブラウザやウェブマッパのようなクライアントソフトウェアに使われます。このフレームで"BOX3D"オブジェクトを使う場合は、次のようなクエリになります。

SELECT ST_AsText(roads_geom) AS geom
FROM roads
WHERE
  roads_geom && ST_MakeEnvelope(191232, 243117,191232, 243119,312);

エンベロープの投影を指定するためにSRID 312を使っていることに注意して下さい。

4.5.2. ダンパを使う

pgsql2shpテーブルダンパは、データベースに直接接続して、テーブル (あるいはクエリによって定義されたもの)をシェープファイルに変換するものです。基本的な文法は次の通りです。

pgsql2shp [<オプション>] <database> [<スキーマ>.]<table>
pgsql2shp [<オプション>] <データベース> <クエリ>

コマンドラインオプションは次の通りです。

-f <ファイル名>

特定のファイル名に出力を書きこみます。

-h <ホスト>

接続先データベースのホスト名。

-p <ポート>

接続先データベースのポート。

-P <パスワード>

データベースに接続するためのパスワード。

-u <ユーザ名>

データベースに接続する際のユーザ名。

-g <ジオメトリカラム>

複数のジオメトリカラムを持つテーブルの場合の、シェープファイルの出力に使用するジオメトリカラム。

-b

バイナリカーソルを使います。これは、実行時間を短くしますが、テーブルの非ジオメトリ属性がテキストへのキャストを持っていない場合には、動作しません。

-r

Rawモード。gidフィールドを落としたり、カラム名をエスケープしてはいけません。

-d

後方互換: 古い (1.0.0より前)のPostGISデータベースからダンプする際に3次元のシェープファイルを出力します (デフォルトでは2次元になります)。 PostGIS 1.0.0以上では、次元は完全に反映されます。

-m ファイル名

識別名を10文字名に再割り当てします。 ファイルの中身は、一つの空白で区切られ、前と後に空白が無い二つのシンボルの行からなります。VERYLONGSYMBOL SHORTONE ANOTHERVERYLONGSYMBOL SHORTER等となります。

4.6. インデクスを構築する

インデクスは大きなデータセットを持つ空間データベースの利用を可能にするものです。インデクスなしでは、フィーチャーの検索でデータベースの全レコードを「シーケンシャルスキャン」する必要があります。インデクスをつけることで、データを検索木に組織化して、特定のレコードを発見するための検索をより早くすることができます。 PostgreSQLは、B木、R木、GiSTの3種類のインデクスをデフォルトでサポートしています。

  • B木は、数字、文字、日付といった、一つの軸に沿ってソートできるデータに使用します。 GISデータは合理的に一つの軸に沿ったソートはできません ((0,0)と(0,1)と(1,0)で大きいのはどれでしょう?)ので、B木インデクスは、ここでは使えません。

  • R木はデータを長方形に分割して、さらにその長方形を小さい長方形に分割していったものです。R木はいくつかの空間データベースでGISデータのインデクスに使われますが、PostgreSQLのR木実装は、GiST実装ほどにロバストではありません。

  • GiST (Generalized Search Trees)インデクスはデータを「一方へのもの」 (訳注: 「左側にあるもの」「上側にあるもの」など)、「オーバラップするもの」、「中にあるもの」に分割して、GISデータを含む幅広いデータ型で使えるようにしたものです。PostGISではGISデータにインデクスを付けるためにGiSTの上でR木インデクス実装を使用しています。

4.6.1. GiSTインデクス

GiSTは「汎用的な検索木 (Generalized Search Tree)」の意味で、インデクスの一般化された形式です。GISインデクスに加えて、GiSTは通常のB木インデクスに従わない全ての種類の不規則なデータ構造 (整数配列, スペクトラルデータ等)の検索速度を向上させるために使います。

ひとたびGISデータテーブルが数千行を超えたら、空間検索の速度向上のためインデクスを構築したくなるでしょう (これは属性検索でない場合です。属性でしたら通常のインデクスを属性フィールドに追加します)。

GiSTインデクスをジオメトリカラムに追加するための文は次の通りです。

CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム名] ); 

上の書式では常に2次元インデクスを構築します。PostGIS 2.0以上で対応しているn次元インデクスをジオメトリタイプで使うには、次の書式で生成できます。

CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム名] gist_geometry_ops_nd);

空間インデクスの構築は、計算量を集中させて行われます。100万行のテーブルで、300MHzのSolaris機ではGiSTインデクスの構築に概ね1時間かかりました。インデクスを構築したあとは、クエリプランの最適化に使うため、次のようにPostgreSQLにテーブル統計情報の収集をさせることが重要です。

VACUUM ANALYZE [テーブル名] [(カラム名)];
-- 次のクエリはPostgreSQL 7.4以前でのみ必要です
SELECT UPDATE_GEOMETRY_STATS( [テーブル名], [(カラム名)] );

GiSTインデクスはPostgreSQLのR木インデクスと比べて二つの利点を持っています。まず、GiSTインデクスは「NULLセーフ」、すなわちNULL値を含むインデクスカラムで利用できることです。次に、GiSTインデクスはGISオブジェクトがPostgreSQLで8Kのページサイズを超えるサイズを扱う際に重要な「不可逆」の概念を持っていることです。不可逆にすることによって、PostgreSQLは、インデクスにおけるオブジェクトの「重要な」部分、GISオブジェクトの場合にはバウンディングボックスになりますが、これのみを納めることができます。 R木インデクスで8Kを超えるGISオブジェクトのインデクスを構築しようとすると、失敗します。

4.6.2. GiSTインデクス

BRIN stands for "Block Range Index" and is a generic form of indexing that has been introduced in PostgreSQL 9.5. BRIN is a lossy kind of index, and its main usage is to provide a compromise for both read and write performance. Its primary goal is to handle very large tables for which some of the columns have some natural correlation with their physical location within the table. In addition to GIS indexing, BRIN is used to speed up searches on various kinds of regular or irregular data structures (integer, arrays etc).

ひとたびGISデータテーブルが数千行を超えたら、空間検索の速度向上のためインデクスを構築したくなるでしょう (これは属性検索でない場合です。属性でしたら通常のインデクスを属性フィールドに追加します)。

The idea of a BRIN index is to store only the bouding box englobing all the geometries contained in all the rows in a set of table blocks, called a range. Obviously, this indexing method will only be efficient if the data is physically ordered in a way where the resulting bouding boxes for block ranges will be mutually exclusive. The resulting index will be really small, but will be less efficient than a GiST index in many cases.

Building a BRIN index is way less intensive than building a GiST index. It's quite common to build a BRIN index in more than ten time less than a GiST index would have required. As a BRIN index only store one bouding box for one to many table blocks, it's pretty common to consume up to a thousand time less disk space for this kind of indexes.

You can choose the number of blocks to summarize in a range. If you decrease this number, the index will be bigger but will probably help to get better performance.

GiSTインデクスをジオメトリカラムに追加するための文は次の通りです。

CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム名] ); 

上の書式では常に2次元インデクスを構築します。PostGIS 2.0以上で対応しているn次元インデクスをジオメトリタイプで使うには、次の書式で生成できます。

CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム名] gist_geometry_ops_nd);

You can also get a 4d-dimensional index using the 4d operator class

CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム名] gist_geometry_ops_nd);

These above syntaxes will use the default number or block in a range, which is 128. To specify the number of blocks you want to summarise in a range, you can create one using this syntax

CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム名] ); 

Also, keep in mind that a BRIN index will only store one index value for a large number of rows. If your table stores geometries with a mixed number of dimensions, it's likely that the resulting index will have poor performance. You can avoid this drop of performance by choosing the operator class whith the least number of dimensions of the stored geometries

GiSTインデクスをジオメトリカラムに追加するための文は次の通りです。

CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム名] ); 

上の書式では常に2次元インデクスを構築します。PostGIS 2.0以上で対応しているn次元インデクスをジオメトリタイプで使うには、次の書式で生成できます。

Currently, just the "inclusion support" is considered here, meaning that just &&, ~ and @ operators can be used for the 2D cases (both for "geometry" and for "geography"), and just the &&& operator can be used for the 3D geometries. There is no support for kNN searches at the moment.

VACUUM ANALYZE [テーブル名] [(カラム名)];
-- 次のクエリはPostgreSQL 7.4以前でのみ必要です
SELECT UPDATE_GEOMETRY_STATS( [テーブル名], [(カラム名)] );

4.6.3. インデクスを使う

通常、インデクスは見えないところでデータアクセスの速度向上を行います。すなわち、ひとたびインデクスが構築されたら、クエリプランナは透過的に、クエリプランの速度を向上させるためにインデクス情報を使うべき時を判断します。残念なことに、PostgreSQLクエリプランナは、GiSTインデクスの使用について十分に最適化できず、時々、検索で空間インデクスを使用すべきなのに、テーブル全体を順に走査することがあります。

空間インデクスが使用されていない (または属性インデクスがその問題のために使用されていない)場合、次の二つのことができます。

  • まず、クエリプランナにインデクス使用まわりの判断に利用するためのより良い情報を提供するために、値の数量と分散に関する統計情報が収集されたかを確認してください。PostgreSQL 7.4以前では、update_geometry_stats([テーブル名], [カラム名]) (分散計算)とVACUUM ANALYZE [テーブル名] [カラム名] (値の数量の計算)とを実行します。PostgreSQL 8.0については、VACUUM ANALYZEを実行することで同じ動作になります。常に定期的なデータベースへのvacuumを実行すべきです。多くのPostgreSQLのデータベースエージェントは、閑散時のcronジョブとして定期的にVACUUMを実行します。

  • vacuumが働かないなら、SET ENABLE_SEQSCAN=OFFコマンドで、プランナにインデクス情報を強制的に使わせることができます。このコマンドは控え目に実行すべきで、かつ、空間インデクスがあるクエリ上でのみ使うべきです。一般的に言うと、通常のB木インデクスを使うべき時に関してあなたが知っていることよりも、プランナはより良く知っています。クエリを実行したら、ENABLE_SEQSCAN設定を戻して、他のクエリでは通常通りプランナを使用することを考えるべきです。

    [Note]

    0.6版では、ENABLE_SEQSCANでプランナにインデクスを強制的に使わせることは重要ではありません。

  • もし、順に走査する際のコストとインデクスを使う際のコストとを比較してプランナが間違っていることに気付いたら、postgresql.confでrandom_page_costの値を減らしてみるか、"SET random_page_cost=#"を使ってみてください。このパラメータのデフォルト値は4ですが、それを1か2にしてみて下さい。値を減らすことで、プランナがよりインデクススキャンを行う傾向になります。

4.7. 複雑なクエリ

空間データベース機能のレゾンデートルは、通常はデスクトップGISに求める機能を、データベース内部のクエリで実現してすることです。PostGISを効果的に使用するには、どの空間機能が有効かを知り、また、良好なパフォーマンスを提供する所に適切にインデクスがあることが保証されていることが求められます。なお、本例ではSRID 312を使っていますが、これは純粋に例として出しているだけです。spatial_ref_sysテーブルにあり、データの投影法に合致している、本当のSRIDを使ってください。空間参照系を持たないデータについては、なぜ持っていないのか、持つべきなのかも知れないのか、をじっくり*考えてください*。 たとえば分子内部や火星旅行の到達位置といった、定義された空間参照系を持たない場合には、単にSRIDを無視するか、一つ作成してspatial_ref_sysテーブルに追加して下さい。

If your reason is because you are modeling something that doesn't have a geographic spatial reference system defined such as the internals of a molecule or the floorplan of a not yet built amusement park then that's fine. If the location of the amusement park has been planned however, then it would make sense to use a suitable planar coordinate system for that location if nothing more than to ensure the amusement part is not trespassing on already existing structures.

Even in the case where you are planning a Mars expedition to transport the human race in the event of a nuclear holocaust and you want to map out the Mars planet for rehabitation, you can use a non-earthly coordinate system such as Mars 2000 make one up and insert it in the spatial_ref_sys table. Though this Mars coordinate system is a non-planar one (it's in degrees spheroidal), you can use it with the geography type to have your length and proximity measurements in meters instead of degrees.

4.7.1. インデクスの利点を使う

クエリを作成するとき、&&のようなバウンディングボックスを基準とした演算子によってのみGiST空間インデクスの利点が出てくることだけは覚えておくことが重要です。ST_Distance()のような関数では演算の最適化を行うためにインデクスを使うことができません。たとえば、次のクエリでは、大きなテーブルでは本当に遅くなります。

SELECT the_geom
FROM geom_table
WHERE ST_Distance(the_geom, ST_GeomFromText('POINT(100000 200000)', 312)) < 100

このクエリは、geom_tableにおける (100000, 200000)の点から距離が100単位以内にある全てのジオメトリを選択します。このクエリでは、テーブル内にあるそれぞれの点と指定した点との距離を計算する、すなわち、それぞれの行で一つのST_Distance()計算を行うため、遅くなるのです。&&演算子を使って、求められる距離計算の量を減らすことで回避できます。次のようにします。

SELECT the_geom
FROM geom_table
WHERE ST_DWithin(the_geom,  ST_MakeEnvelope(90900, 190900, 100100, 200100,312), 100)

このクエリは、同じジオメトリを選択しますが、より効果的な方法で行われます。the_geomにGiSTインデクスがあると仮定すると、クエリプランナはST_distance()関数の結果を計算する前にインデクスを使って行を減らせると認識します。 &&演算子で使われるST_MakeEnvelopeジオメトリが、元のポイントに中央寄せした200単位の正方形です。これは「クエリボックス」です。&&演算子は、結果セットを「クエリボックス」にオーバラップするバウンディングボックスを持つジオメトリだけに素早く減らすためにインデクスを使います。「クエリボックス」がジオメトリテーブル全体の範囲より十分に小さいと仮定すると、行われなければならない距離計算の量は劇的に減少します。

[Note]挙動の変更

PostGIS 1.3.0では、ST_DisjointとST_Relateの注目すべき例外がありますが、ほとんどのジオメトリ関係関数は暗黙的なバウンディングボックスオーバラップ演算子を含んでいます。

4.7.2. 空間SQLの例

本節の例では、線型の道、ポリゴンの自治体境界、の二つのテーブルを使います。テーブルの定義をしまします。bc_roadsについては次の通りです。

Column      | Type              | Description
------------+-------------------+-------------------
gid         | integer           | Unique ID
name        | character varying | Road Name
the_geom    | geometry          | Location Geometry (Linestring)

bc_municipalityテーブルの定義については次の通りです。

Column     | Type              | Description
-----------+-------------------+-------------------
gid        | integer           | Unique ID
code       | integer           | Unique ID
name       | character varying | City / Town Name
the_geom   | geometry          | Location Geometry (Polygon)
4.7.2.1. 道路の総延長はkm表記でいくらになるでしょう?
4.7.2.2. プリンスジョージ市の大きさはha表記でいくらになるでしょう?
4.7.2.3. 県内で最も大きな面積となる自治体はどこでしょう?
4.7.2.4. 各自治体内に含まれる道路の総延長はいくらでしょう?
4.7.2.5. プリンスジョージ市内の全ての道路からなるテーブルを作る
4.7.2.6. ビクトリア州の「ダグラス通り」の長さはkm表記でいくらになるでしょう?
4.7.2.7. 穴を持つ自治体ポリゴンのうち最も大きいのはどれでしょう?

4.7.2.1.

道路の総延長はkm表記でいくらになるでしょう?

この問題は、次のようなとても単純なSQLで答えを得ることができます。

SELECT sum(ST_Length(the_geom))/1000 AS km_roads FROM bc_roads;

km_roads
------------------
70842.1243039643
(1 row)

4.7.2.2.

プリンスジョージ市の大きさはha表記でいくらになるでしょう?

このクエリでは、属性条件 (municipality name, 自治体名)に空間計算 (面積)を併用しています。

SELECT
  ST_Area(the_geom)/10000 AS hectares
FROM bc_municipality
WHERE name = 'PRINCE GEORGE';

hectares
------------------
32657.9103824927
(1 row)

4.7.2.3.

県内で最も大きな面積となる自治体はどこでしょう?

このクエリは、空間計測をクエリ条件に持ってきています。この問題へのアプローチの方法はいくつかありますが、最も効率的なのは次の通りです。

SELECT
  name,
  ST_Area(the_geom)/10000 AS hectares
FROM
  bc_municipality
ORDER BY hectares DESC
LIMIT 1;

name           | hectares
---------------+-----------------
TUMBLER RIDGE  | 155020.02556131
(1 row)

このクエリの答えを出すためには、全てのポリゴンの面積を求める必要があることに注意して下さい。このクエリを多く実行する場合、性能向上のためにテーブルにareaカラムを追加して、別のインデクスを追加することができるようにするのは、意義のあることです。結果を距離について降順に並べ替え、PostgreSQLの"LIMIT"コマンドを用いることで、max()のような集約関数を使わずに、簡単に最も大きい値を集約関数を得ることができます。

4.7.2.4.

各自治体内に含まれる道路の総延長はいくらでしょう?

これは、二つのテーブルからデータを持ち込んで (結合して)いるので「空間結合」の例です。しかし、結合の条件として共通キーの上で接続するという普通のリレーションのやり方でなく空間インタラクション条件 (「含む」)を使っています。

SELECT
  m.name,
  sum(ST_Length(r.the_geom))/1000 as roads_km
FROM
  bc_roads AS r,
  bc_municipality AS m
WHERE
  ST_Contains(m.the_geom,r.the_geom)
GROUP BY m.name
ORDER BY roads_km;

name                        | roads_km
----------------------------+------------------
SURREY                      | 1539.47553551242
VANCOUVER                   | 1450.33093486576
LANGLEY DISTRICT            | 833.793392535662
BURNABY                     | 773.769091404338
PRINCE GEORGE               | 694.37554369147
...

このクエリは、テーブル内の全ての道路の合計を最終結果 (この例での話ですが約250Kmの道です)にまとめられるので、少し時間がかかります。より小さいオーバレイ (数百の道路で数千のレコード)の場合、応答はもっと早くなりえます。

4.7.2.5.

プリンスジョージ市内の全ての道路からなるテーブルを作る

これは「オーバレイ」の例です。つまり、二つのテーブルを取得して、空間的に切り取られた結果からなる新しいテーブルを出力します。上で示した「空間結合」と違い、このクエリは実際に新しいジオメトリを生成します。生成されたオーバレイはターボのかかった空間結合みたいなもので、より確かな解析作業に便利です。

CREATE TABLE pg_roads as
SELECT
  ST_Intersection(r.the_geom, m.the_geom) AS intersection_geom,
  ST_Length(r.the_geom) AS rd_orig_length,
  r.*
FROM
  bc_roads AS r,
  bc_municipality AS m
WHERE  m.name = 'PRINCE GEORGE' AND ST_Intersects(r.the_geom, m.the_geom);

4.7.2.6.

ビクトリア州の「ダグラス通り」の長さはkm表記でいくらになるでしょう?

SELECT
  sum(ST_Length(r.the_geom))/1000 AS kilometers
FROM
  bc_roads r,
  bc_municipality m
WHERE  r.name = 'Douglas St' AND m.name = 'VICTORIA'
        AND ST_Contains(m.the_geom, r.the_geom) ;

kilometers
------------------
4.89151904172838
(1 row)

4.7.2.7.

穴を持つ自治体ポリゴンのうち最も大きいのはどれでしょう?

SELECT gid, name, ST_Area(the_geom) AS area
FROM bc_municipality
WHERE ST_NRings(the_geom) > 1
ORDER BY area DESC LIMIT 1;

gid  | name         | area
-----+--------------+------------------
12   | SPALLUMCHEEN | 257374619.430216
(1 row)

Chapter 5. ラスタデータの管理、クエリ、アプリケーション

5.1. ラスタのロードと生成

raster2pgsqlラスタローダを使ってPostGISラスタを既存のラスタファイルからロードするのは、最もよく行われます。

5.1.1. raster2pgsqlを使ってラスタをロードする

raster2pgsqlは、GDALがサポートするラスタ書式をPostGISラスタテーブルにロードするのに適切なSQLにするバイナリファイルです。ラスタのオーバビューの生成だけでなく、ラスタファイルのフォルダのロードも可能です。

raster2pgsqlは、ほとんどの場合、PostGISの一部としてコンパイルされます (GDALライブラリをコンパイルしている場合)が、バイナリファイルによってサポートされるラスタタイプは、GDALでコンパイルされたのと同じです。raster2pgsqlがサポートするラスタタイプの一覧を得るには、-Gスイッチを使います。この一覧は、インストールした PostGIS が提供するST_GDALDriversと同じになるはずです。

[Note]

このツールの古い版では、Pythonスクリプトでした。実行ファイルに置き換えられています。Pythonスクリプトが必要な場合は、 GDAL PostGIS Raster Driver Usageに、Pythonの例があります。raster2pgsqlのPythonスクリプトは、今後のPostGIS rasterでは動作しないかも知れませんし、サポートされませんので、ご注意ください。

[Note]

同じアラインメントを持つラスタの集合から特定の要素のオーバビューを生成する時、オーバビューが同じアラインメントを持たないことがあります。オーバビューが同じアラインメントを持たない例についてはhttp://trac.osgeo.org/postgis/ticket/1764をご覧下さい。

使用例:

raster2pgsql raster_options_go_here raster_file someschema.sometable > out.sql

-?

ヘルプを表示します。引数を全く指定しない場合にも表示されます。

-G

サポートされているラスタ書式を印字します。

(c|a|d|p) 相互に排他的なオプションです

-c

新しいテーブルを生成し、ラスタを入れます。これがデフォルトモードです

-a

既存のテーブルにラスタを追加します。

-d

テーブルを削除し、新しいテーブルを生成し、ラスタを入れます。

-p

準備モード、テーブルを作るだけです。

ラスタ処理: ラスタカタログに適切に登録するための制約の適用

-C

SRIDやピクセルサイズ等のラスタ制約を適用して、raster_columnsビューで適切な登録ができるようにします。

-x

制約の最大範囲を無効にします。-Cフラグが使われている場合のみ適用されます。

-r

正規ブロック制約 (空間的に一意で網羅タイル)を適用します。-Cフラグが使用されている場合のみ適用されます。

ラスタ処理: 入力ラスタデータセットの操作に使われる追加的なパラメータ

-s <SRID>

出力ラスタを指定されたSRIDにします。 指定しないか0を指定した場合、ラスタのメタデータに対して、適切なSRIDを決定するためのチェックを行います。

-b BAND

ラスタから抽出するバンドのインデクス (1始まり)。1より多いバンドを抽出するには、コンマ(,)で区切ります。指定しない場合、全てのバンドが抽出されます。

-t TILE_SIZE

行毎に挿入するラスタを切断します。TILE_SIZEは、「幅x高さ」で表現しますが、"auto"を指定すると、最初のラスタを使って適切なタイルサイズが計算され、全てのラスタに適用されます。

-P

全てのタイルが同じ幅と高さを持つことを保証するために、右端、下端のタイルに詰め物を施します。

-R, --register

ファイルシステム (データベース外)ラスタとして、ラスタを登録します。

データベースには、ラスタのメタデータとラスタのファイルパスのみ格納されます (ピクセルは格納されません)。

-l OVERVIEW_FACTOR

ラスタのオーバビューを生成します。一つより多い係数を用いる場合は、コンマ (,) で区切ります。オーバビューのテーブル名はo_overview factor_tableとなります。overview factorにはオーバビュー係数が入り、tableには基底テーブル名が入ります。生成されるオーバビューはデータベースに格納され、-Rは無視されます。生成されたSQLファイルは元データのテーブルとオーバビューテーブルの両方を含むことに注意して下さい。

-N NODATA

NODATA値を持たないバンドで使用するNODATA値を設定します。

テータベースオブジェクトの操作に使われる追加的なパラメータ

-q

PostgreSQL識別子に引用符を付けます。

-f COLUMN

出力先ラスタカラムの名前を指定します。デフォルトは'rast'です。

-F

ファイル名でカラムを追加します。

-n COLUMN

ファイル名カラムの名前を指定します。-Fを暗に含みます。

-q

PostgreSQL識別子に引用符を付けます。

-I

ラスタカラムにGiSTインデクスを生成します。

-M

ラスタテーブルにvacuum analyzeを行います。

-k

バンドごとのNODATA値のチェックを省略します。

-T tablespace

生成されるテーブルのテーブルスペースを指定します。-Xフラグを併用しない場合には、インデクス (主キーを含む)はデフォルトのテーブルスペースを使用することにご注意ください。

-X tablespace

テーブルの新しいインデクスに使うテーブル空間を指定します。主キーに適用され、-Iフラグがある場合においては空間インデクスにも適用されます。

-Y

INSERTステートメントでなくCOPYステートメントを使います。

-e

ステートメント毎に実行して、トランザクションを使用しないようにします。

-E ENDIAN

生成されるラスタのバイナリ出力のエンディアンを制御します。XDR (訳注: ビッグエンディアン)の場合は0を、NDR (訳注:リトルエンディアン)の場合は1を、それぞれ指定します。デフォルトは1です。現時点ではNDR出力のみサポートします。

-V version

出力書式の版を指定します。デフォルトは0です。現時点では0のみサポートします。

ローダを用いて入力ファイルを100x100のタイルで生成して、データベースにアップロードする例は、次の通りです。

[Note]

public.demelevationでなくdemelevation というようにスキーマ名を外すことができます。この場合、ラスタテーブルはデータベースまたユーザの指定するデフォルトのスキーマに生成されます。

raster2pgsql -s 4326 -I -C -M *.tif -F -t 100x100 public.demelevation 
> elev.sql
psql -d gisdb -f elev.sql

変換とアップロードはUNIXのパイプを使うと一回で実行できます。

raster2pgsql -s 4326 -I -C -M *.tif -F -t 100x100 public.demelevation | psql -d gisdb

マサチューセッツ州平面のメートル単位の空中写真タイルをaerialという名前のスキーマにロードします。 元の画像と2, 4レベルのオーバビューのテーブルとを生成します。 データ格納にCOPYを使用し (データベースに仲介ファイルなくまっすぐ入ります)、-eでトランザクションを指定しないようにします (待たずにテーブルのデータを見たい場合には良いです)。ラスタを128x128ピクセルのタイルに分解してラスタ制約を適用します。INSERTモードでなくCOPYモードを使用します。-Fで、カラム名をタイル切り出し元ファイルのファイル名にします。

raster2pgsql -I -C -e -Y -F -s 26986 -t 128x128  -l 2,4 bostonaerials2008/*.jpg aerials.boston | psql -U postgres -d gisdb -h localhost -p 5432
-- サポートされているラスタタイプの一覧:
raster2pgsql -G

-Gコマンドの出力は次のようになります。

Available GDAL raster formats:
  Virtual Raster
  GeoTIFF
  National Imagery Transmission Format
  Raster Product Format TOC format
  ECRG TOC format
  Erdas Imagine Images (.img)
  CEOS SAR Image
  CEOS Image
  JAXA PALSAR Product Reader (Level 1.1/1.5)
  Ground-based SAR Applications Testbed File Format (.gff)
  ELAS
  Arc/Info Binary Grid
  Arc/Info ASCII Grid
  GRASS ASCII Grid
  SDTS Raster
  DTED Elevation Raster
  Portable Network Graphics
  JPEG JFIF
  In Memory Raster
  Japanese DEM (.mem)
  Graphics Interchange Format (.gif)
  Graphics Interchange Format (.gif)
  Envisat Image Format
  Maptech BSB Nautical Charts
  X11 PixMap Format
  MS Windows Device Independent Bitmap
  SPOT DIMAP
  AirSAR Polarimetric Image
  RadarSat 2 XML Product
  PCIDSK Database File
  PCRaster Raster File
  ILWIS Raster Map
  SGI Image File Format 1.0
  SRTMHGT File Format
  Leveller heightfield
  Terragen heightfield
  USGS Astrogeology ISIS cube (Version 3)
  USGS Astrogeology ISIS cube (Version 2)
  NASA Planetary Data System
  EarthWatch .TIL
  ERMapper .ers Labelled
  NOAA Polar Orbiter Level 1b Data Set
  FIT Image
  GRIdded Binary (.grb)
  Raster Matrix Format
  EUMETSAT Archive native (.nat)
  Idrisi Raster A.1
  Intergraph Raster
  Golden Software ASCII Grid (.grd)
  Golden Software Binary Grid (.grd)
  Golden Software 7 Binary Grid (.grd)
  COSAR Annotated Binary Matrix (TerraSAR-X)
  TerraSAR-X Product
  DRDC COASP SAR Processor Raster
  R Object Data Store
  Portable Pixmap Format (netpbm)
  USGS DOQ (Old Style)
  USGS DOQ (New Style)
  ENVI .hdr Labelled
  ESRI .hdr Labelled
  Generic Binary (.hdr Labelled)
  PCI .aux Labelled
  Vexcel MFF Raster
  Vexcel MFF2 (HKV) Raster
  Fuji BAS Scanner Image
  GSC Geogrid
  EOSAT FAST Format
  VTP .bt (Binary Terrain) 1.3 Format
  Erdas .LAN/.GIS
  Convair PolGASP
  Image Data and Analysis
  NLAPS Data Format
  Erdas Imagine Raw
  DIPEx
  FARSITE v.4 Landscape File (.lcp)
  NOAA Vertical Datum .GTX
  NADCON .los/.las Datum Grid Shift
  NTv2 Datum Grid Shift
  ACE2
  Snow Data Assimilation System
  Swedish Grid RIK (.rik)
  USGS Optional ASCII DEM (and CDED)
  GeoSoft Grid Exchange Format
  Northwood Numeric Grid Format .grd/.tab
  Northwood Classified Grid Format .grc/.tab
  ARC Digitized Raster Graphics
  Standard Raster Product (ASRP/USRP)
  Magellan topo (.blx)
  SAGA GIS Binary Grid (.sdat)
  Kml Super Overlay
  ASCII Gridded XYZ
  HF2/HFZ heightfield raster
  OziExplorer Image File
  USGS LULC Composite Theme Grid
  Arc/Info Export E00 GRID
  ZMap Plus Grid
  NOAA NGS Geoid Height Grids

5.1.2. PostGISラスタ関数を用いたラスタの生成

データベース内でラスタやラスタテーブルを生成したい場合が多くあります。これを行うための関数が多数あります。一般的な手順は次の通りです。

  1. 新しいラスタ行を保持するためのラスタカラムを持つテーブルを生成します。次を実行します。

    CREATE TABLE myrasters(rid serial primary key, rast raster);
  2. この目標で助けとなる関数は多数あります。他のラスタの派生でないラスタを生成する場合、ST_MakeEmptyRasterST_AddBandを順次実行して作業を開始します。

    ジオメトリからラスタを生成することもできます。ST_AsRasterを使います。ST_UnionST_MapAlgebraFctや、地図解析関数群等といった、他の関数を組み合わせる場合もあります。

    既存テーブルから新しいラスタテーブルを生成するための多数の選択肢があります。たとえば、ST_Transformを使って、既存テーブルから異なる投影法のラスタテーブルを生成します。

  3. はじめにテーブルにデータを入れたら、ラスタカラムに空間インデクスを生成したくなるでしょう。次のようにします。

    CREATE INDEX myrasters_rast_st_convexhull_idx ON myrasters USING gist( ST_ConvexHull(rast) );

    ST_ConvexHullを使用していることに注意して下さい。多くのラスタ演算子はラスタの凸包を元にしています。

    [Note]

    2.0より前の PostGIS ラスタは、エンベロープを基本にして、凸包ではありませんでした。空間インデクスを適切に働かせるには、エンベロープを基本にしたインデクスを削除して、凸包を元にしたインデクスに置き換えます。

  4. AddRasterConstraintsを用いてラスタ制約を適用します。

5.2. ラスタカタログ

PostGISが生成する、二つのラスタカタログのビューがあります。両方ともラスタテーブルの制約の中に埋め込まれる情報を用いています。結果として、カタログビューは、テーブル内のラスタデータに制約が働くため、常にラスタデータとの矛盾がありません。

  1. raster_columns ラスタタイプのデータベースにおける全てのラスタテーブルカラムのカタログです。

  2. raster_overviews データベース内の、より詳細なテーブルのためのオーバビューを提供するラスタテーブルのカラム全てのカタログです。この種のテーブルは、ロード時に-lを指定した時に生成されます。

5.2.1. ラスタカラムカタログ

raster_columnsは、ラスタタイプのデータベースにおける全てのラスタテーブルカラムのカタログです。テーブルの制約を使ったビューなので、他のデータベースのバックアップからラスタテーブルをリストアしたとしても、情報は常に矛盾がありません。raster_columnsカタログには次のカラムがあります。

ローダを使わずにテーブルを生成したり、ロード時に-C フラグを忘れたりした場合には、事後にAddRasterConstraintsで制約を強制でき、raster_columnsカタログは、ラスタタイルの共通の情報を登録します。

  • r_table_catalog テーブルが存在するデータベースです。これは常に現在のデータベースを読みます。

  • r_table_schema ラスタテーブルが属するデータベーススキーマです。

  • r_table_name ラスタテーブルです。

  • r_raster_column ラスタタイプであるr_table_nameテーブルのカラムです。PostGISには、一つのテーブルに複数のラスタカラムを持つことを妨げません。異なるラスタカラムを持つラスタテーブルが、ラスタカラム毎に複数回出現するテーブルを持つことができます。

  • srid ラスタの空間参照系識別番号です。Section 4.3.1, “SPATIAL_REF_SYSテーブルと空間参照系”にあるエントリであるべきです。

  • scale_x 地理空間座標とピクセルの間の拡大縮小係数です。これは、ラスタカラムのすべてのタイルが同じscale_xを持ち、制約が適用されている場合のみ出現します。詳細情報についてはST_ScaleXを参照してください。

  • scale_y 地理空間座標とピクセルの間の拡大縮小係数です。これは、ラスタカラムのすべてのタイルが同じscale_yを持ち、制約が適用されている場合のみ出現します。詳細情報についてはST_ScaleYを参照してください。

  • blocksize_x ラスタタイルごとの幅 (横方向のピクセル数)です。詳細情報についてはST_Widthを参照してください。

  • blocksize_y ラスタタイルごとの高さ (縦方向のピクセル数)です。詳細情報についてはST_Heightを参照してください。

  • same_alignment 全てのラスタタイルが同じアラインメントを持っているかを示す真偽値です。詳細情報についてはST_SameAlignmentを参照してください。

  • regular_blocking ラスタカラムが空間的に一意かつカバレッジタイルの制約を持つなら、TRUEとなります。その他の場合はFALSEになります。。

  • num_bands ラスタ集合のタイルごとのバンド数。 ST_NumBands

  • pixel_types バンドごとのピクセルタイプを定義する配列です。この配列の要素数はバンド数と同じです。pixel_typesは、ST_BandPixelTypeで定義されるピクセルタイプの一つを取ります。

  • nodata_values バンド毎のnodata_valueを示す倍精度浮動小数点数の配列です。バンド数と同じ配列数となります。これらの値は、バンド毎のほとんどの処理で無視されるべきピクセル値の定義です。これはST_BandNoDataValueで得られる情報と似ています。

  • out_db ラスタバンドデータがデータベース外で維持されているかを示す真偽値の配列です。この配列の添え字はバンド番号と同じです。

  • extent ラスタ集合における全てのラスタ行の範囲です。集合の範囲を変更するデータを別途ロードする予定である場合、ロード前にDropRasterConstraints関数を実行して、ロード後にAddRasterConstraintsで制約を再適用します。

  • spatial_index 空間インデクスを持っているかどうかを示す真偽値です。

5.2.2. ラスタオーバビュー

raster_overviewsは、オーバビューで使われるラスタテーブルカラムに関する情報のカタログで、オーバビューを用いる際に知っておくと便利な情報も持ちます。オーバビューテーブルはraster_columnsraster_overviewsの両方のカタログに入れられます。オーバビューもラスタの一つであるのは確かですが、より高い解像度テーブルの解像度を落としたカリカチュアになるという特殊な目的を満たすためでもあるからです。ラスタをロードする際に-lスイッチを使うと、オーバビューが主ラスタテーブルと一緒に生成されます。もしくは、AddOverviewConstraintsを使うと手動で生成できます。

オーバビューテーブルには、他のラスタテーブルと同じ制約と、オーバビュー特有の制約となる追加情報があります。

[Note]

raster_overviewsの情報はraster_columnsとは重複しません。raster_columnsにあるオーバビューテーブルに関する情報が必要な場合は、raster_overviewsraster_columnsとを結合すると、必要な情報の集合を完全に取得することができます。

オーバビューの主たる理由は次の二つです。

  1. ズームアウトした際の地図表示を早くするために、元のテーブルの低解像度表現が一般的に使われます。

  2. レコード数が少なく、ピクセル毎の適用範囲が広いため、高解像度の元テーブルより計算が一般的に早くなります。計算は高解像度テーブルより精度は落ちますが、大まかな計算には十分でありえます。

raster_overviewsカタログには、次の情報のカラムがあります。

  • o_table_catalog オーバビューテーブルが存在するデータベースです。常に現在のデータベースを読みます。

  • o_table_schema オーバビューラスタテーブルが属するデータベーススキーマです。

  • o_table_name ラスタオーバビューテーブル名です。

  • o_raster_column オーバビューテーブル内のラスタカラムです。

  • r_table_catalog このオーバビューの元となるラスタテーブルのデータベースです。常に現在のデータベースを読みます。

  • r_table_schema このオーバビューの元となるラスタテーブルが属するデータベーススキーマです。

  • r_table_name このオーバビューの元となるラスタテーブルです。

  • r_raster_column このオーバビューの元となるラスタカラムです。

  • overview_factor - オーバビューテーブルのピラミッドレベルです。高い数字ほど解像度が低くなります。raster2pgsqlは、画像のフォルダを渡された場合は、分割して、イメージファイルのオーバビューの計算とロードを行います。レベル1は元ファイルと同じです。レベル2は、元ファイルの4分の1になります。たとえば、5000x5000ピクセルの画像ファイルのフォルダがあるとして、125x125に分ける場合、画像ファイルごとに(5000*5000)/(125*125) = 1600行のレコードを持ち、o_2テーブル (レベル2)はceiling(1600/Power(2,2)) = 400行、o_3(レベル3)ではceiling(1600/Power(2,3) ) = 200行のレコードを持ちます。ピクセルがタイルサイズで割り切れない場合、スクラップタイル (完全には値が入っていない)が得られます。raster2pgsqlによって生成される個々のオーバビュータイルは、元となるラスタと同じピクセル数を持ち、個々のピクセルの表現範囲 (オリジナルの Power(2,overview_factor)ピクセル分)が低い解像度になっている点に注意して下さい。

5.3. PostGISラスタを使ったカスタムアプリケーションの構築

PostGISラスタには、対応イメージ書式のラスタをレンダリングするSQL関数があり、レンダリングを行うための多数の選択肢があります。たとえば、Rendering PostGIS Raster graphics with LibreOffice Base Reportsで例を挙げている通り、OpenOffice/LibreOfficeを使うことができます。さらに、ここで示すように、幅広い言語で使うことができます。

5.3.1. ST_AsPNG を他の関数とあわせて使った PHP 出力例

本節では、PHPのPostgreSQLドライバとST_AsGDALRaster等の関数を使って、HTML imgタグに埋め込むことができるPHPリクエストストリームにラスタの1、2、3バンドを出力する方法を示します。

サンプルクエリでは、 指定したWGS84バウンディングボックスにインタセクトするタイルを取って、 ST_Unionでインタセクトしたタイルを結合して全てのバンドを返し、ST_Transformでユーザ指定投影法に変換し、ST_AsPNGを使ってPNGで結果を出力するためのラスタ関数群全体をまとめる方法を示します。

次で示すスクリプトは、

http://mywebserver/test_raster.php?srid=2249

で、マサチューセッツ州平面 (フィート単位)のラスタ画像を取得するものです。

<?php
/** test_raster.phpのコンテンツ **/
$conn_str ='dbname=mydb host=localhost port=5432 user=myuser password=mypwd';
$dbconn = pg_connect($conn_str);
header('Content-Type: image/png');
/** 特定の投影法が要求された場合にはそれを使い、それ以外ではメートル単位マサチューセッツ州平面を使います **/
if (!empty( $_REQUEST['srid'] ) && is_numeric( $_REQUEST['srid']) ){
                $input_srid = intval($_REQUEST['srid']);
}
else { $input_srid = 26986; }
/** set bytea_outputは、PostgreSQL 9.0以上で必要になるかも知れませんが、8.4では不要です **/
$sql = "set bytea_output='escape';
SELECT ST_AsPNG(ST_Transform(
                        ST_AddBand(ST_Union(rast,1), ARRAY[ST_Union(rast,2),ST_Union(rast,3)])
                                ,$input_srid) ) As new_rast
 FROM aerials.boston
        WHERE
         ST_Intersects(rast, ST_Transform(ST_MakeEnvelope(-71.1217, 42.227, -71.1210, 42.218,4326),26986) )";
$result = pg_query($sql);
$row = pg_fetch_row($result);
pg_free_result($result);
if ($row === false) return;
echo pg_unescape_bytea($row[0]);
?>

5.3.2. ST_AsPNGを他の関数とあわせて使ったASP.NET C#出力例

本節では、Npgsql PostgreSQL .NETドライバとST_AsGDALRaster等の関数を使って、HTML imgタグに埋め込むことができるように、ラスタの1、2、3バンドを出力する方法を示します。

この例ではNpgsql .NET PostgreSQLドライバが必要です。最新版はhttp://npgsql.projects.postgresql.org/にあります。最新版をダウンロードして、ASP.NET の binフォルダに入れるだけでうまくいきます。

サンプルクエリでは、 指定したWGS84バウンディングボックスにインタセクトするタイルを取って、 ST_Unionでインタセクトしたタイルを結合して全てのバンドを返し、ST_Transformでユーザ指定投影法に変換し、ST_AsPNGを使ってPNGで結果を出力するためのラスタ関数群全体をまとめる方法を示します。

この例はC#で実装している点を除いてはSection 5.3.1, “ST_AsPNG を他の関数とあわせて使った PHP 出力例”と同じです。

次で示すスクリプトは、

http://mywebserver/TestRaster.ashx?srid=2249

で、マサチューセッツ州平面 (フィート単位)のラスタ画像を取得します。

-- web.config 接続文字列部 --
<connectionStrings>
    <add name="DSN"
        connectionString="server=localhost;database=mydb;Port=5432;User Id=myuser;password=mypwd"/>
</connectionStrings
>
// TestRaster.ashxのコード
<%@ WebHandler Language="C#" Class="TestRaster" %>
using System;
using System.Data;
using System.Web;
using Npgsql;

public class TestRaster : IHttpHandler
{
        public void ProcessRequest(HttpContext context)
        {

                context.Response.ContentType = "image/png";
                context.Response.BinaryWrite(GetResults(context));

        }

        public bool IsReusable {
                get { return false; }
        }

        public byte[] GetResults(HttpContext context)
        {
                byte[] result = null;
                NpgsqlCommand command;
                string sql = null;
                int input_srid = 26986;
        try {
                    using (NpgsqlConnection conn = new NpgsqlConnection(System.Configuration.ConfigurationManager.ConnectionStrings["DSN"].ConnectionString)) {
                            conn.Open();

                if (context.Request["srid"] != null)
                {
                    input_srid = Convert.ToInt32(context.Request["srid"]);
                }
                sql = @"SELECT ST_AsPNG(
                            ST_Transform(
                                        ST_AddBand(
                                ST_Union(rast,1), ARRAY[ST_Union(rast,2),ST_Union(rast,3)])
                                                    ,:input_srid) ) As new_rast
                        FROM aerials.boston
                                WHERE
                                    ST_Intersects(rast,
                                    ST_Transform(ST_MakeEnvelope(-71.1217, 42.227, -71.1210, 42.218,4326),26986) )";
                            command = new NpgsqlCommand(sql, conn);
                command.Parameters.Add(new NpgsqlParameter("input_srid", input_srid));


                            result = (byte[]) command.ExecuteScalar();
                conn.Close();
                        }

                }
        catch (Exception ex)
        {
            result = null;
            context.Response.Write(ex.Message.Trim());
        }
                return result;
        }
}

5.3.3. rasterクエリを画像ファイルで出力するJavaコンソールアプリケーション

これは、一つの画像を返すクエリを取り、指定したファイルに出力する、簡単なJavaコンソールアプリケーションです。

最新のPostgreSQL JDBCドライバはhttp://jdbc.postgresql.org/download.htmlからダウンロードできます。

あとで示すコードをコンパイルします。コマンドは次の通りです。

set env CLASSPATH .:..\postgresql-9.0-801.jdbc4.jar
javac SaveQueryImage.java
jar cfm SaveQueryImage.jar Manifest.txt *.class

次のようにコマンドラインから呼び出します。

java -jar SaveQueryImage.jar "SELECT ST_AsPNG(ST_AsRaster(ST_Buffer(ST_Point(1,5),10, 'quad_segs=2'),150, 150, '8BUI',100));" "test.png" 
-- Manifest.txt --
Class-Path: postgresql-9.0-801.jdbc4.jar
Main-Class: SaveQueryImage
// SaveQueryImage.javaのコード
import java.sql.Connection;
import java.sql.SQLException;
import java.sql.PreparedStatement;
import java.sql.ResultSet;
import java.io.*;

public class SaveQueryImage {
  public static void main(String[] argv) {
      System.out.println("Checking if Driver is registered with DriverManager.");

      try {
        //java.sql.DriverManager.registerDriver (new org.postgresql.Driver());
        Class.forName("org.postgresql.Driver");
      }
      catch (ClassNotFoundException cnfe) {
        System.out.println("Couldn't find the driver!");
        cnfe.printStackTrace();
        System.exit(1);
      }

      Connection conn = null;

      try {
        conn = DriverManager.getConnection("jdbc:postgresql://localhost:5432/mydb","myuser", "mypwd");
        conn.setAutoCommit(false);

        PreparedStatement sGetImg = conn.prepareStatement(argv[0]);

        ResultSet rs = sGetImg.executeQuery();

                FileOutputStream fout;
                try
                {
                        rs.next();
                        /** Output to file name requested by user **/
                        fout = new FileOutputStream(new File(argv[1]) );
                        fout.write(rs.getBytes(1));
                        fout.close();
                }
                catch(Exception e)
                {
                        System.out.println("Can't create file");
                        e.printStackTrace();
                }

        rs.close();
                sGetImg.close();
        conn.close();
      }
      catch (SQLException se) {
        System.out.println("Couldn't connect: print out a stack trace and exit.");
        se.printStackTrace();
        System.exit(1);
      }
  }
}

5.3.4. PLPython を使って SQL を介して画像をダンプする

これは、サーバディレクトリ内でレコードごとにファイルを生成するPythonストアド関数です。plpythonが必要です。plpythonuとplpython3uの両方が正しく動作します。

CREATE OR REPLACE FUNCTION write_file (param_bytes bytea, param_filepath text)
RETURNS text
AS $$
f = open(param_filepath, 'wb+')
f.write(param_bytes)
return param_filepath
$$ LANGUAGE plpythonu;
-- 5つの画像をPostgreSQLサーバに可変サイズで描きます。
-- PostgreSQLデーモンのアカウントにフォルダへの書き込み権限が必要ですので
-- ご注意ください。
-- 生成されたファイル名をエコーバックします。
 SELECT write_file(ST_AsPNG(
        ST_AsRaster(ST_Buffer(ST_Point(1,5),j*5, 'quad_segs=2'),150*j, 150*j, '8BUI',100)),
         'C:/temp/slices'|| j || '.png')
         FROM generate_series(1,5) As j;

     write_file
---------------------
 C:/temp/slices1.png
 C:/temp/slices2.png
 C:/temp/slices3.png
 C:/temp/slices4.png
 C:/temp/slices5.png

5.3.5. PSQLでラスタを出力する

PSQLから組み込み機能を用いてバイナリを出力するのは簡単ではありません。ここで紹介する方法は、レガシーなラージオブジェクトをサポートするPostgreSQL上に乗っかる、ちょっとしたハックです。まずは、psqlを起動して、データベースに接続します。

この方法はPythonの場合と違い、ローカル機にファイルが生成されます

SELECT oid, lowrite(lo_open(oid, 131072), png) As num_bytes
 FROM
 ( VALUES (lo_create(0),
   ST_AsPNG( (SELECT rast FROM aerials.boston WHERE rid=1) )
  ) ) As v(oid,png);
-- 次のような出力が得られます --
   oid   | num_bytes
---------+-----------
 2630819 |     74860

-- 続いて、oidを書き留めて、'C:/temp/aerial_smap.png'を
-- ローカルのコンピュータ上のファイルパスに置き換えたうえで、
-- 次を実行します。
 \lo_export 2630819 'C:/temp/aerial_samp.png'

-- db上のラージオブジェクトストレージからファイルを削除します
SELECT lo_unlink(2630819);
                        

Chapter 6. PostGISを使う: アプリケーションを構築する

6.1. MapServerを使う

Minnesota MapServerはOpenGIS Web Mapping Server仕様を満たすウェブマッピングサーバです。

6.1.1. 基本的な使い方

MapServerでPostGISを使うには、MapServerのコンフィギュレーション方法についての知識が必要ですが、この文書の範囲外です。この節では、PostGIS特有の問題とコンフィギュレーション詳細について記載します。

PostGISをMapServerで使うには、次のものが必要です。

  • PostGIS 0.6以上

  • MapServer 3.5以上

MapServerは、他のクライアントのように、libpqインタフェースを使って、PostGIS/PostgreSQLデータにアクセスします。よってMapServerはPostGISサーバにアクセスするネットワークを持つ計算機にインストールでき、PostGISをデータソースとして使用することができます。システム間の接続は速いほど良いです。

  1. "--with-postgis"と好きなconfigureオプションを付けてMpaServerのコンパイルとインストールを行います。

  2. Mapserverのmapファイルの中に、PostGISレイヤを追加します。たとえば次のようになります。

    LAYER 
      CONNECTIONTYPE postgis 
      NAME "widehighways" 
      # リモートの空間データベースに接続します
      CONNECTION "user=dbuser dbname=gisdatabase host=bigserver"
      PROCESSING "CLOSE_CONNECTION=DEFER"
      # 'roads'テーブルの'geom'カラムからラインを取得します
      DATA "geom from roads using srid=4326 using unique gid" 
      STATUS ON
      TYPE LINE 
      # 範囲内のラインである広い高速道路のみ描画します
      FILTER "type = 'highway' and numlanes >= 4" 
      CLASS 
        # 非常に広い高速道路はより明るい色かつ2ピクセル幅にします
        EXPRESSION ([numlanes] >= 6) 
        STYLE
          COLOR 255 22 22 
          WIDTH 2 
        END
      END 
      CLASS 
        # 残りは、暗い色かつ1ピクセル幅です
        # All the rest are darker and only 1 pixel wide 
        EXPRESSION ([numlanes] < 6) 
        STYLE
          COLOR 205 92 82
        END
      END 
    END

    上の例におけるPostGIS特有のディれ句ティ部は次の通りです。

    CONNECTIONTYPE

    PostGISレイヤでは常に"postgis"とします。

    CONNECTION

    データベース接続は「接続文字列」によって制御されます。接続文字列は、次に示すような標準的なキーと値からなります(<>内はデフォルト値)。

    user=<ユーザ名> password=<パスワード> dbname=<ユーザ名> hostname=<サーバ> port=<5432>

    空の接続文字列も妥当とされますし、あらゆるキーと値のペアは省略できます。接続するためには一般的にはdbnameとusernameとが最少で与えるものとなります。

    DATA

    このパラメータの形式は "<カラム名> from <テーブル名> using srid=<SRID> using unique <主キー>"となります。ここで、カラム名は地図に描画したい空間カラムを指し、SRIDはそのカラムで使われるSRIDで、主キーはそのテーブルの主キー (またはインデクスを伴う一意の値を持つカラム)です。

    "using srid"と"using unique"節は省略できます。MapServerは可能なら自動的に正しい値を判断しますが、地図を描画するサーバ上で余分なクエリを若干実行するコストがかかります。

    PROCESSING

    接続を閉じずに複数のレイヤで再利用する場合にCLOSE_CONNECTION=DEFERとします。速度が改善します。詳細な説明についてはMapServer PostGIS Performance Tipsを参照して下さい。

    FILTER

    フィルタは、妥当なSQL文字列でなければなりません。この文字列は、通常はSQLクエリにおける"WHERE"に続く論理式に対応します。たとえば、6レーン以上の道路だけを描画する場合には、"num_lanes >= 6"というフィルタを使います。

  3. 空間データベースにおいては、空間 (GiST)インデクスを、マップに描かれるレイヤ全てに構築していることを保証して下さい。

    CREATE INDEX [インデクス名] ON [テーブル名] USING GIST ( [ジオメトリカラム] );
  4. MapServerを使用するレイヤのクエリを実行する場合には、"using unique"節もDATAステートメントに追加しなければなりません。

    MapServerでは、クエリ実行の際には、それぞれの空間レコードを識別するための一意な識別子が必要です。MapServerのPostGISモジュールは、一意な識別子を提供するために、ユーザ指定の一意な値を使います。テーブルの主キーを使うのが最も良い方法です。

6.1.2. よくある質問

6.1.2.1. EXPRESSIONをマップファイルで使う時に、値がテーブルにあるのを確認しているのに条件がtrueになりません。
6.1.2.2. シェープファイルで使っているFILTERが、同じデータを持つPostGISテーブルでは動作しません。
6.1.2.3. PostGISレイヤの描画がシェープファイルより遅くなりますが、これが普通なのでしょうか?
6.1.2.4. PostGISレイヤはちゃんと描けましたが、クエリが本当に遅いです。何が問題なのですか?
6.1.2.5. ジオグラフィカラム (PostGIS 1.5で機能追加)をMapServerのレイヤのソースとして使用できますか?

6.1.2.1.

EXPRESSIONをマップファイルで使う時に、値がテーブルにあるのを確認しているのに条件がtrueになりません。

EXPRESIONで使うフィールド名は、シェープファイルと違ってPostGISの場合小文字になります。

EXPRESSION ([numlanes] >= 6)

6.1.2.2.

シェープファイルで使っているFILTERが、同じデータを持つPostGISテーブルでは動作しません。

シェープファイルと違い、PostGISレイヤのフィルタはSQL構文を使います (PostGISコネクタがMapServerでレイヤを描画するために生成するSQLステートメントに追加されます)。

FILTER "type = 'highway' and numlanes >= 4"

6.1.2.3.

PostGISレイヤの描画がシェープファイルより遅くなりますが、これが普通なのでしょうか?

一般的に、地図に描画されるフィーチャーが多くなると、PostGISはシェープファイルより遅くなります。比較的少ないフィーチャー (100件台)ではPostGISの方が早く、フィーチャー密度が高くなる (1000件台)と、PostGISの方が遅くなります。

重大な描画性能の問題があるようでしたら、テーブルにある空間インデクスを構築していないというのがありそうです。

postgis# CREATE INDEX geotable_gix ON geotable USING GIST ( geocolumn ); 
postgis# VACUUM ANALYZE;

6.1.2.4.

PostGISレイヤはちゃんと描けましたが、クエリが本当に遅いです。何が問題なのですか?

クエリを早くするには、空間テーブルに一意なキーを持たせ、そのキーにインデクスを持たせなければなりません。

DATA行のUSING UNIQUE節で、MapServerで使用する一意なキーをどれにするか指定することができます。

DATA "geom FROM geotable USING UNIQUE gid"

6.1.2.5.

ジオグラフィカラム (PostGIS 1.5で機能追加)をMapServerのレイヤのソースとして使用できますか?

できます!MapServerはジオグラフィカラムをジオメトリカラムと同じに認識します。しかし、常にSRIDを4326とします。"using srid=4326"節をDATAステートメントに入れて下さい。他の部分はジオメトリの場合と同じです。

DATA "geog FROM geogtable USING SRID=4326 USING UNIQUE gid"

6.1.3. 踏み込んだ使用法

USING疑似SQL節を使ってMapServerがより複雑なクエリの結果を理解できるようにするための情報を追加します。より詳しく言うと、ビューまたは副問い合わせが元テーブル (DATA定義で"FROM"の右にあるもの)として使われる時、MapServerが自動的に一意な識別子がそれぞれの行にあるか、また、SRIDがテーブルにあるかを判別するのは困難です。USING節によって、MapServerがこれらの情報を得ることができます。例を次に挙げます。

DATA "geom FROM (
  SELECT 
    table1.geom AS geom, 
    table1.gid AS gid, 
    table2.data AS data 
  FROM table1 
  LEFT JOIN table2 
  ON table1.id = table2.id
) AS new_table USING UNIQUE gid USING SRID=4326"
USING UNIQUE <uniqueid>

MapServerは、マップクエリを実行する際、行識別のために、それぞれの行に一意な識別子を求めます。通常ならシステムテーブルから主キーを識別しますが、ビューや副問い合わせでは、一意性のあるカラムを自動的に知ることができません。MapServerのクエリ機能を使いたいなら、一意性のあるカラムをビューまたは副問い合わせに追加する必要があり、USING UNIQUE宣言を付ける必要があります。たとえば、この目的のための主キー値のテーブルでのカラム名や、結果セットで一意性が保障されたカラムを明示的にSELECTに入れることができます。

[Note]

「マップクエリ」はマップ上でクリックして、その場所におけるフィーチャーに関する情報を問い合わせる動作です。「マップクエリ」とDATA定義におけるSQLクエリと混同しないで下さい。

USING SRID=<srid>

PostGISは、MapServerに正しいデータを返すために、ジオメトリがどの空間参照系を使っているかを知る必要があります。通常は、この情報はPostGISデータベースの"geometry_columns"テーブルから得ることができます。しかし、副問い合わせやビューのような一時テーブルでは、この方法は不可能です。そこで、 USING SRID=オプションを使って、正しいSRIDがDATA定義で使われるように指定します。

6.1.4. 例

簡単な例から始めて、ステップアップしていきましょう。次のMapServerレイヤ定義を考えて下さい。

LAYER 
  CONNECTIONTYPE postgis 
  NAME "roads"
  CONNECTION "user=theuser password=thepass dbname=thedb host=theserver" 
  DATA "geom from roads" 
  STATUS ON 
  TYPE LINE 
  CLASS 
    STYLE
      COLOR 0 0 0 
    END
  END 
END

このレイヤは"roads"テーブルにある道路ジオメトリの全部を黒線で表示するものです。

では、少なくとも1:100000にズームするまでは高速道路だけを表示したい、としましょう。次の二つのレイヤで、その効果が実現できます。

LAYER 
  CONNECTIONTYPE postgis 
  CONNECTION "user=theuser password=thepass dbname=thedb host=theserver" 
  PROCESSING "CLOSE_CONNECTION=DEFER"
  DATA "geom from roads"
  MINSCALE 100000 
  STATUS ON 
  TYPE LINE 
  FILTER "road_type = 'highway'" 
  CLASS 
    COLOR 0 0 0 
  END 
END 
LAYER 
  CONNECTIONTYPE postgis 
  CONNECTION "user=theuser password=thepass dbname=thedb host=theserver"
  PROCESSING "CLOSE_CONNECTION=DEFER"
  DATA "geom from roads" 
  MAXSCALE 100000 
  STATUS ON 
  TYPE LINE
  CLASSITEM road_type 
  CLASS 
    EXPRESSION "highway" 
    STYLE
      WIDTH 2 
      COLOR 255 0 0  
    END
  END 
  CLASS  
    STYLE
      COLOR 0 0 0 
    END
  END 
END

一つ目のレイヤはスケールが1:100000以上であるときに使われ、道路タイプが"highway"である道路のみ黒線で表示されます。FILTERオプションによって、道路タイプが"highway"の場合のみ表示することになります。

二つ目のレイヤはスケールが1:100000未満である時に使われ、"highway"は赤い二重細線で表示され、他の道路は黒線で表示されます。

さて、MapServerの機能を使うだけで、二つのおもしろいことを実行しました。しかし、DATAのSQLステートメントは、単純なままです。道路名が (どういう理由かは知りませんが)他のテーブルに収められていて、それのデータを取得するためにテーブルを連結して、道路のラベルを取る必要がある、とします。

LAYER 
  CONNECTIONTYPE postgis
  CONNECTION "user=theuser password=thepass dbname=thedb host=theserver" 
  DATA "geom FROM (SELECT roads.gid AS gid, roads.geom AS geom, 
        road_names.name as name FROM roads LEFT JOIN road_names ON 
        roads.road_name_id = road_names.road_name_id) 
        AS named_roads USING UNIQUE gid USING SRID=4326" 
  MAXSCALE 20000 
  STATUS ON 
  TYPE ANNOTATION 
  LABELITEM name
  CLASS 
    LABEL 
      ANGLE auto 
      SIZE 8 
      COLOR 0 192 0 
      TYPE truetype 
      FONT arial
    END
  END 
END

このANNOTAIONレイヤでは、縮尺が1:20000以下のときに、全ての道路に緑色のラベルを表示します。また、この例は、 DATA定義で、SQLのJOINを使用する方法も示しています。

6.2. Javaクライアント (JDBC)

Javaクライアントは、直接的にテキスト表現として、またはPostGISにバンドルされているJDBC拡張オブジェクトを使用して、PostgreSQLデータベース内にある、PostGISの"geometry"オブジェクトにアクセスできます。JDBC拡張オブジェクトを使うためには、"postgis.jar"ファイルを、JDBCドライバパッケージの"postgresql.jar"とともに、 CLASSPATHに置く必要があります。

import java.sql.*; 
import java.util.*; 
import java.lang.*; 
import org.postgis.*; 

public class JavaGIS { 

public static void main(String[] args) { 

  java.sql.Connection conn; 

  try { 
    /* 
    * JDBCドライバをロードして接続を確立します。
    */
    Class.forName("org.postgresql.Driver"); 
    String url = "jdbc:postgresql://localhost:5432/database"; 
    conn = DriverManager.getConnection(url, "postgres", ""); 
    /*
    * ジオメトリ型を接続に追加します。
    * ご注意 : addDateType()を呼ぶ前に
    *   接続をpgsql特有の接続実装にキャストしなければなりません。
    */
    ((org.postgresql.PGConnection)conn).addDataType("geometry",Class.forName("org.postgis.PGgeometry"));
    ((org.postgresql.PGConnection)conn).addDataType("box3d",Class.forName("org.postgis.PGbox3d"));
    /* 
    * ステートメントの生成とSELECTクエリの実行を行います。
    */ 
    Statement s = conn.createStatement(); 
    ResultSet r = s.executeQuery("select geom,id from geomtable"); 
    while( r.next() ) { 
      /* 
      * ジオメトリをオブジェクトとして検索してジオメトリ型にキャストします。
      * オブジェクトを印字します
      */ 
      PGgeometry geom = (PGgeometry)r.getObject(1); 
      int id = r.getInt(2); 
      System.out.println("Row " + id + ":");
      System.out.println(geom.toString()); 
    } 
    s.close(); 
    conn.close(); 
  } 
catch( Exception e ) { 
  e.printStackTrace(); 
  } 
} 
}

"PGeometry"オブジェクトは、Point、LineString、Polygon、MultiPoint、MultiLineString、MultiPolygonの各型に依存する、特定のトポロジカルジオメトリオブジェクト ("Geometory"抽象クラスの子クラス)を持つラッパオブジェクトです。

PGgeometry geom = (PGgeometry)r.getObject(1); 
if( geom.getType() == Geometry.POLYGON ) { 
  Polygon pl = (Polygon)geom.getGeometry(); 
  for( int r = 0; r < pl.numRings(); r++) { 
    LinearRing rng = pl.getRing(r); 
    System.out.println("Ring: " + r); 
    for( int p = 0; p < rng.numPoints(); p++ ) { 
      Point pt = rng.getPoint(p); 
      System.out.println("Point: " + p);
      System.out.println(pt.toString()); 
    } 
  } 
}

幾何オブジェクトのさまざまなデータアクセサ関数に関する参照情報については、拡張オブジェクトのJavaDocをご覧下さい。

6.3. Cクライアント (libpq)

...

6.3.1. テキストカーソル

...

6.3.2. バイナリカーソル

...

Chapter 7. 性能向上に関する技法

7.1. 大きなジオメトリを持つ小さなテーブル

7.1.1. 問題の説明

現版のPostgreSQL (8.0を含む)では、TOASTテーブルに従うクエリオプティマイザの弱さに苦しみます。 TOASTテーブルは、(長いテキスト、イメージ、多数の頂点を持つ複合ジオメトリといった)通常のデータページに適合しない、(データサイズという意味では)巨大な値を納めるための「拡張部屋」の一種です。詳細情報は the PostgreSQL Documentation for TOASTをご覧ください。

(高解像度で全てのヨーロッパの国の境界を含むテーブルのような)大きなジオメトリがあるうえ、行がそう多くないテーブルを持つようになると、この問題が出てきます。テーブル自体は小さいのですが、多くのTOASTスペースを使います。例として、テーブル自体は概ね80行で3データページしか使わなくてもTOASTテーブルで8225ページを使うとします。

ここで、ジオメトリ演算子の&&を使って、ほとんどマッチしないようなバウンダリボックスを検索するクエリを出してみます。クエリオプティマイザにはテーブルは3ページ80行しかないように見えます。オプティマイザは、小さなテーブルを順に走査する方がインデクスを使うよりも早いと見積もります。そして、GiSTインデクスは無視すると決めます。通常なら、この見積もりは正しいです。しかし、この場合は&&演算子が全てのジオメトリをディスクから呼び出しでバウンディングボックスと比較しなければならなくなり、ゆえに、全てのTOASTページもまた呼び出す必要があります。

このバグに苦しむかどうかを見るには、PostgreSQLの"EXPLAIN ANALYZE"コマンドを使います。詳しい情報と技術に関する詳細については、postgres performance mailing list のスレッド(http://archives.postgresql.org/pgsql-performance/2005-02/msg00030.php)をご覧下さい。

and newer thread on PostGIS https://lists.osgeo.org/pipermail/postgis-devel/2017-June/026209.html

7.1.2. 応急処置

PostgreSQLコミュニティでは、TOASTを意識したクエリ見積もりを作ることで、この問題を解決しようとしています。今のところは、二つの応急処置があります。

一つは、クエリプランナにインデクスの使用を強制することです。クエリを発行する前に"SET enable_seqscan TO off;"をサーバに送信します。これは基本的にクエリプランナに対して可能な限り順に走査することを避けるよう強制します。そのためGiSTインデクスを通常使うようになります。しかし、このフラグは接続するたびに設定しなければならず、他のケースにおいてはクエリプランナに誤った見積もりをさせることになるので、 "SET enable_seqscan TO on;"をクエリの後に送信すべきです。

もう一つは、順に走査することをクエリプランナが考える程度に早くすることです。これは、バウンダリボックスの「キャッシュ」を行う追加カラムを作成し、このカラムにマッチさせるようにすることで達成することができます。ここでの例では次のようになります。

SELECT AddGeometryColumn('myschema','mytable','bbox','4326','GEOMETRY','2');
UPDATE mytable SET bbox = ST_Envelope(ST_Force2D(the_geom));

そして、次のように、&&演算子をgeom_columnに対して行っていたものをbboxに変更します。

SELECT geom_column
FROM mytable
WHERE bbox && ST_SetSRID('BOX3D(0 0,1 1)'::box3d,4326);

もちろん、mytableの行を変更または追加したら、bboxを「同期」するようにしなければなりません。最もすっきりした方法はトリガです。もしくは、アプリケーションを変更してbboxカラムの現状を保持するか、テーブル更新後にいつもUPDATEクエリを実行するかでも対応できます。

7.2. ジオメトリインデクスでCLUSTERを実行する

読み込むことがほとんどで、かつほとんどのクエリでひとつのインデクスを使うようなテーブルのために、PostgreSQLはCLUSTERコマンドを提供しています。このコマンドは、全てのデータ行を、インデクス基準にあわせて物理的に再整理するので、二つの性能の利点を生みます。一つは、インデクスの範囲走査のために、データテーブルのシーク回数が劇的に減少することです。もう一つは、いくつかの小さなインデクス間隔に集中する場合には、データ行が分布するデータページがより少なくなるので、より効率的なキャッシュを持つことです (この点で、PostgreSQLマニュアルのCLUSTERコマンドのドキュメントを読むように仕向けられていると感じて下さい)。

しかし、GiSTインデクスは単純にNULL値を無視するため現在のところPostGISのGiSTインデクスのクラスタリングはできず、次のようなエラーメッセージを得ます。

lwgeom=# CLUSTER my_geom_index ON my_table;
ERROR: cannot cluster when index access method does not handle null values
(エラー: インデクスアクセスメソッドがNULL値を扱わない場合クラスタ化できません)
HINT: You may be able to work around this by marking column "the_geom" NOT NULL.
(ヒント: 列"the_geom"をNOT NULLとすることで、これを回避できるかもしれません)

ヒントメッセージにある通り、テーブルに"not null"制限を追加することで、この欠陥にとりあえず対応できます。例を示します。

lwgeom=# ALTER TABLE my_table ALTER COLUMN the_geom SET not null;
ALTER TABLE

もちろん、ジオメトリカラムで実際にNULL値が必要な場合、この対応はできません。さらには、制限を追加するには上の方法を使わなければならず、"ALTER TABLE blubb ADD CHECK (geometry is not null);"のようなCHECK制限は使えません。

7.3. 次元変換の回避

ときどき、テーブルで3次元、4次元のデータを持つのに、常にOpenGIS準拠のST_AsText()またはST_AsBinary()関数を使ってアクセスして 2次元ジオメトリを出力させるようなことが起きます。内部でST_Force_2d()関数を呼んでいるために発生しますが、これは、大きなジオメトリでは重大なオーバヘッドを誘引することになります。このオーバヘッドを回避するには、一度追加された次元を前もって落とし、かつこれを永続化するのが適当かも知れません。

UPDATE mytable SET the_geom = ST_Force2D(the_geom);
VACUUM FULL ANALYZE mytable;

AddGeometryColumn()を使ってジオメトリカラムを追加した場合、ジオメトリの次元に関する制限があることに注意してください。この制限を迂回するには、制限の削除が必要になります。geometry_columnsテーブル内のエントリを更新して、その後で制限を再作成することを忘れないで下さい。

大きなテーブルの場合、WHERE節、およびプライマリキー若しくは他の適切な基準によってテーブルの一部へのUPDATEを制限させて、UPDATEの実行の間に単に"VACUUM;"と実行することで、UPDATEをより小さい塊に分割するのが賢いやり方かもしれません。これにより、テンポラリディスクスペースが劇的に減少します。さらに、次元混合のジオメトリを持つ場合、"WHERE dimension(the_geom)>2"によってUPDATEを制限することで、2次元で書かれているジオメトリの再書き込みをスキップさせることができます。

7.4. コンフィギュレーションのチューン

Tuning for PostGIS is much like tuning for any PostgreSQL workload. The only additional note to keep in mind is that geometries and rasters are heavy so memory related optimizations generally have more of an impact on PostGIS than other types of PostgreSQL queries.

For general details about optimizing PostgreSQL, refer to Tuning your PostgreSQL Server.

For PostgreSQL 9.4+ all these can be set at the server level without touching postgresql.conf or postgresql.auto.conf by using the ALTER SYSTEM.. command.

ALTER SYSTEM SET work_mem = '256MB';
-- this will force, non-startup configs to take effect for new connections
SELECT pg_reload_conf();
-- show current setting value
-- use SHOW ALL to see all settings
SHOW work_mem;

In addition to these settings, PostGIS also has some custom settings which you can find listed in Section 8.2, “PostGIS GUC (Grand Unified Custom)変数”.

7.4.1. 起動時

これらの設定はpostgresql.conf内にあります。

constraint_exclusion

  • デフォルト: 1MB

  • 一般的にテーブルのパーティショニングに使われます。PostgreSQL 8.4より前を使用している場合、"on"にして、クエリプランナに対して求めるような最適化をさせます。 PostgreSQL 8.4からは、デフォルトは"partition"になっています。この場合、制約やテーブルが継承階層の中にあって、クエリプランナに他のペナルティを与えない場合に、制約を考慮に入れたテーブルの解析を強制します。PostgreSQL 8.4以上ではこれが理想的です。

shared_buffers

  • Default: ~128MB in PostgreSQL 9.6

  • Set to about 25% to 40% of available RAM. On windows you may not be able to set as high.

work_mem (並べ替えや複雑なクエリに使われるメモリ)

  • デフォルト: 1MB

  • Sets the maximum number of background processes that the system can support. This parameter can only be set at server start.

7.4.2. 実行時

work_mem (並べ替えや複雑なクエリに使われるメモリ)

  • デフォルト: 1MB

  • 大きなデータベースの場合や、複雑なクエリの場合、RAMが多い場合は値を大きくするように調整します。

  • 同時接続ユーザ数が多い場合や、RAMが少ない場合には値を小さくするように調整します。

  • たくさんのRAMを持ち、少数の開発者しかいない場合は次のようにします。

    SET work_mem TO 1200000;
                    

maintenance_work_mem (VACUUM, CREATE INDEX等で使われるメモリ)

  • デフォルト: 16MB

  • 一般的には低すぎます - メモリスワップの間、入出力が拘束され、オブジェクトがロックされます。

  • 本番サーバでは32MBから256MBが推奨ですが、同時接続ユーザ数に依存します。たくさんのRAMを持ち、少数の開発者しかいない場合は次のようにします。

    SET maintainence_work_mem TO 1200000;
                    

max_parallel_workers_per_gather This setting is only available for PostgreSQL 9.6+ and will only affect PostGIS 2.3+, since only PostGIS 2.3+ supports parallel queries. If set to higher than 0, then some queries such as those involving relation functions like ST_Intersects can use multiple processes and can run more than twice as fast when doing so. If you have a lot of processors to spare, you should change the value of this to as many processors as you have. Also make sure to bump up max_worker_processes to at least as high as this number.

  • デフォルト: 1MB

  • Sets the maximum number of workers that can be started by a single Gather node. Parallel workers are taken from the pool of processes established by max_worker_processes. Note that the requested number of workers may not actually be available at run time. If this occurs, the plan will run with fewer workers than expected, which may be inefficient. Setting this value to 0, which is the default, disables parallel query execution.

Chapter 8. PostGISリファレンス

ここで示す関数はPostGISユーザが必要とすると思われる関数です。この他に、一般的なユーザが使わないPostGISオブジェクトに対して求められるサポート関数があります。

[Note]

PostGISは、既存の名前付け方針からSQL-MM中心の方針への切り替えを開始しています。結果として、ユーザが知っていて愛用している関数の多くが標準空間型 (ST) プレフィクスを使うように名前変更されました。以前の関数はまだ有効ですが、更新された等価な関数があるものについては、この文書の一覧から外しています (訳注: 非推奨関数はPostGIS 2.0では基本的に外れています)。これらの関数は非推奨であり、将来のリリースでは削除されますので、*使わないでください*。

8.1. PostgreSQL PostGIS Geometry/Geography/Box型

Abstract

本節では、PostGISによってインストールされるPostgreSQLデータ型を挙げます。特にユーザ定義関数をデザインする際に大変重要なキャストの挙動を記載しています。

ある型が他の型に強制されることをキャストといいます。PostgreSQLは、ほとんどのデータベースと異なり、カスタム型のキャストの挙動と、キャストのために使われる関数を定義することができます。キャストは自動的に指定することができます。この場合は、otherfootypeでしか動作しない関数にmyfooを渡す場合で、自動キャストがある場合には、CAST(myfoo AS otherfootype)やmyfoo::otherfootypeというものを必要としません。

自動キャストの挙動に頼る危険性は、関数をオーバロードするときに出てきます。たとえば、box2dを取るものとbox3dとを取るものがあるけれどもジオメトリをとるものが無いとします。どちらの関数とも、ジオメトリは両方に自動キャストするので、ジオメトリを使って良いことになります。-- しかし、あいまいな関数エラーで終わります。PostgreSQLに強制的に選択させるために、CAST(mygeom As box3d)またはmygeom::box3dを実行します。

少なくともPostgreSQL 8.3では、全て文字列にキャストできます (おそらく、不思議な未知の型のためです)。オブジェクトを文字列にキャストするために表現するキャストの定義は必要ありません。

box2d — xmin, ymin, xmax, ymaxで作られるボックス。しばしばジオメトリを囲む2次元のボックスを返すために使われます。
box3d — xmin, ymin, zmin, xmax, ymax, zmaxで作られるボックス。しばしばジオメトリやジオメトリのコレクションの3次元範囲を返すために使われます。
geometry — 平面空間データ型。
geometry_dump — geom (ジオメトリオブジェクトを保持)とpath[] (ダンプされたオブジェクト内のジオメトリの位置を保持する1次元配列)とからなる二つのフィールドを持つ空間データ型。
geography — 回転楕円体空間データ型。

Name

box2d — xmin, ymin, xmax, ymaxで作られるボックス。しばしばジオメトリを囲む2次元のボックスを返すために使われます。

説明

box2dは、ジオメトリまたはジオメトリ集合を囲むボックスを表現するPostGIS空間データ型です。PostGIS 1.4より前のST_Extentはbox2dを返しました。


Name

box3d — xmin, ymin, zmin, xmax, ymax, zmaxで作られるボックス。しばしばジオメトリやジオメトリのコレクションの3次元範囲を返すために使われます。

説明

box3dは、ジオメトリまたはジオメトリ集合を囲むボックスを表現するPostGIS空間データ型です。ST_3DExtentはbox3dオブジェクトを返します。

キャストの挙動

本節では、このデータ型で許容される明示的なキャストと自動キャストの一覧を挙げます。

キャスト先挙動
box自動
box2d自動
geometry自動

Name

geometry — 平面空間データ型。

説明

geometryは基礎的なPostGIS空間データ型です。ユークリッド座標系上の地物を表現するために使われます。

キャストの挙動

本節では、このデータ型で許容される明示的なキャストと自動キャストの一覧を挙げます。

キャスト先挙動
box自動
box2d自動
box3d自動
bytea自動
geography自動
text自動

Name

geometry_dump — geom (ジオメトリオブジェクトを保持)とpath[] (ダンプされたオブジェクト内のジオメトリの位置を保持する1次元配列)とからなる二つのフィールドを持つ空間データ型。

説明

geometry_dumpは、geomフィールドで参照するジオメトリオブジェクトと1次元整数配列のpath[] (1始まりで、path[1]が最初の要素)からなる複合データ型です。 ST_Dump*関数群に使われます。これらの関数は複雑なジオメトリを複数の要素とその位置に分解します。


Name

geography — 回転楕円体空間データ型。

説明

geographyは球面座標系での地物表現に使われる空間データ型です。

キャストの挙動

本節では、このデータ型で許容される明示的なキャストと自動キャストの一覧を挙げます。

キャスト先挙動
geometry明示的なキャスト

8.2. PostGIS GUC (Grand Unified Custom)変数

Abstract

本節では、PostGIS GUC (Grand Unified Custom)変数の一覧を上げます。これらは、グローバル、データベースごと、セッションごと、またはトランザクションごとに設定できます。グローバルまたはデータベースごとの設定が最善です。

postgis.backend — GEOSとSFCGALで重複する関数を提供するバックエンドです。GEOSまたはSFCGALを選択します。デフォルトはGEOSです。
postgis.gdal_datapath — GDALのGDAL_DATAオプションの値を設定するためのコンフィギュレーションオプションです。設定しない場合には、GDAL_DATA環境変数が使われます。
postgis.gdal_enabled_drivers — PostGIS環境でGDALドライバを有効にするコンフィギュレーションオプションです。GDALコンフィギュレーション変数GDAL_SKIPに影響を与えます。
postgis.enable_outdb_rasters — データベース外ラスタのバンドにアクセスできるようにする、真偽型のコンフィギュレーションオプション。

Name

postgis.backend — GEOSとSFCGALで重複する関数を提供するバックエンドです。GEOSまたはSFCGALを選択します。デフォルトはGEOSです。

説明

このGUCはSFCGALサポートでPostGISをコンパイルした場合にのみ適切なものとなります。デフォルトでは、geosバックエンドはGEOSとSFCGALが同じ名前の関数を持つ関数で使われます。この変数によって、SFCGALをリクエストを提供するバックエンドにすることができます。

Availability: 2.1.0

バックエンドを接続時にだけ設定します。

set postgis.backend = sfcgal;

データベースへの新規接続にバックエンドを設定します。

ALTER DATABASE mygisdb SET postgis.backend = sfcgal;

Name

postgis.gdal_datapath — GDALのGDAL_DATAオプションの値を設定するためのコンフィギュレーションオプションです。設定しない場合には、GDAL_DATA環境変数が使われます。

説明

GDALのGDAL_DATAオプションの値の設定に使うPostgreSQL GUC変数です。postgis.gdal_datapath値は完全にGDALのデータファイルへの物理的なパスになるべきものです。

コンフィギュレーションオプションは、GDALのデータファイルパスがハードコーディングされていないWindowsプラットフォームのためにほとんど使われます。このオプションは、GDALのデータファイルがGDALの期待されているパスに無いときに設定します。

[Note]

このオプションは、PostgreSQLのコンフィギュレーションファイルpostgresql.confで設定できます。コネクションまたはトランザクションでも設定できます。

Availability: 2.2.0

[Note]

GDAL_DATAに関する追加情報報は、GDALのConfiguration Optionsにあります。

postgis.gdal_datapathの設定とリセット。

SET postgis.gdal_datapath TO '/usr/local/share/gdal.hidden';
SET postgis.gdal_datapath TO default;
                                

Windows上における特定のデータベース上で設定する場合は次の通りです。

ALTER DATABASE gisdb
SET postgis.gdal_datapath = 'C:/Program Files/PostgreSQL/9.3/gdal-data';

Name

postgis.gdal_enabled_drivers — PostGIS環境でGDALドライバを有効にするコンフィギュレーションオプションです。GDALコンフィギュレーション変数GDAL_SKIPに影響を与えます。

説明

PostGIS環境でGDALドライバを有効にするコンフィギュレーションオプションです。GDALコンフィギュレーション変数GDAL_SKIPに影響を与えます。このオプションは、PostgreSQLのコンフィギュレーションファイルpostgresql.confで設定できます。コネクションまたはトランザクションでも設定できます。

postgis.gdal_enabled_driversの初期値は、PostgreSQL開始プロセスに渡される、有効とするドライバの一覧からなる環境変数POSTGIS_GDAL_ENABLED_DRIVERSによって設定されます。

有効にするGDALドライバは、ドライバの短縮名またはコードで指定します。ドライバの短縮名またはコードはGDAL Raster Formatsにあります。複数のドライバを指定するには、ドライバの間に一つの空白を置きます。

[Note]

postgis.gdal_enabled_driversには三つの特別なコードがあります。大文字小文字を区別します。

  • DISABLE_ALL 全てのGDALドライバを無効にします。これが出現すると、 postgis.gdal_enabled_driversにある他の全ての値を上書きします。

  • ENABLE_ALL 全てのGDALドライバを有効にします。

  • VSICURL GDALの仮想ファイルシステム/vsicurl/を有効にします。

postgis.gdal_enabled_driversがDISABLE_ALLにっていされると、データベース外ラスタ, ST_FromGDALRaster(), ST_AsGDALRaster(), ST_AsTIFF(), ST_AsJPEG(), ST_AsPNG()を使おうとすると、エラーメッセージが返されます。

[Note]

標準的なPostGISのインストールでは、 postgis.gdal_enabled_driversはDISALBE_ALLに設定されます。

[Note]

GDAL_SKIPに関する追加情報は、GDALのConfiguration Optionsにあります。

Availability: 2.2.0

postgis.gdal_enabled_driversの設定とリセット。

データベースへの新規接続にバックエンドを設定します。

ALTER DATABASE mygisdb SET postgis.gdal_enabled_drivers TO 'GTiff PNG JPEG';

サーバへの全ての新規接続のための、有効なドライバのデフォルトを設定します。スーパーユーザ権限とPostgreSQL 9.4以上が必要です。データベース、セッション、ユーザ設定によって上書きされます。

ALTER SYSTEM SET postgis.gdal_enabled_drivers TO 'GTiff PNG JPEG';
SELECT pg_reload_conf();
                                
SET postgis.gdal_enabled_drivers TO 'GTiff PNG JPEG';
SET postgis.gdal_enabled_drivers = default;
                                

全てのGDALドライバを有効にします。

SET postgis.gdal_enabled_drivers = 'ENABLE_ALL';
                                

全てのGDALドライバを無効にします。

SET postgis.gdal_enabled_drivers = 'DISABLE_ALL';
                                

Name

postgis.enable_outdb_rasters — データベース外ラスタのバンドにアクセスできるようにする、真偽型のコンフィギュレーションオプション。

説明

データベース外ラスタのバンドにアクセスできるようにする、真偽型のコンフィギュレーションオプションです。このオプションは、PostgreSQLのコンフィギュレーションファイルpostgresql.confで設定できます。コネクションまたはトランザクションでも設定できます。

postgis.enable_outdb_rastersの初期値は、環境変数POSTGIS_ENABLE_OUTDB_RASTERSが0でない値で、PostgreSQL開始プロセスに渡されることでで設定されます。

[Note]

postgis.enable_outdb_rastersがTrueであってでも、GUC postgis.enable_outdb_rastersは、アクセス可能なラスタ書式を判定します。

[Note]

標準的なPostGISのインストールでは、postgis.enable_outdb_rastersはFALSEに設定されています。

Availability: 2.2.0

postgis.enable_outdb_rastersの設定とリセット。

SET postgis.enable_outdb_rasters TO True;
SET postgis.enable_outdb_rasters = default;
SET postgis.enable_outdb_rasters = True;
SET postgis.enable_outdb_rasters = False;
                                

8.3. 管理関数

AddGeometryColumn — ジオメトリカラムを既存の属性テーブルに追加します。デフォルトでは、制約の定義でなく型の変更を使います。use_typmodにfalseを渡すと制約ベースの古い挙動で動作します。
DropGeometryColumn — ジオメトリカラムを空間テーブルから除去します。
DropGeometryTable — テーブルとgeometry_columnsの当該テーブルへの参照の全てを削除します。
PostGIS_Full_Version — 完全なPostGISのバージョン情報とコンフィギュレーション情報を報告します。
PostGIS_GEOS_Version — GEOSライブラリのバージョン番号を返します。
PostGIS_Lib_Version — LibXML2ライブラリのバージョン番号を返します。
PostGIS_LibXML_Version — LibXML2ライブラリのバージョン番号を返します。
PostGIS_Lib_Build_Date — PostGISライブラリのビルド日付を返します。
PostGIS_Lib_Version — PostGISのバージョン番号を返します。
PostGIS_PROJ_Version — PROJ4のバージョン番号を返します。
PostGIS_Scripts_Build_Date — PostGISスクリプトのビルド日付を返します。
PostGIS_Scripts_Installed — このデータベースにインストールしたPostGISスクリプトの版を返します。
PostGIS_Scripts_Released — インストールしたPostGISライブラリとともにリリースされたpostgis.sqlスクリプトのバージョン番号を返します。
PostGIS_Version — PostGISバージョン番号とコンパイルオプションを返します。
Populate_Geometry_Columns — ジオメトリカラムが型修飾子で定義されるか、適切な制約を持つことを確実にします。ジオメトリカラムがgeometry_columnsに正しく登録されることを確実にします。デフォルトでは、型修飾子によらないジオメトリカラムを型修飾子によるジオメトリカラムに変換します。以前の挙動にするにはuse_typmod=falseとします。
UpdateGeometrySRID — ジオメトリカラムの全てのフィーチャーのSRID、geometry_columnsメタデータとSRIDテーブル制約を更新します。制約付きの場合には、制約が新しいSRID制約に更新されます。型定義付きの場合は、型定義が変更されます。

Name

AddGeometryColumn — ジオメトリカラムを既存の属性テーブルに追加します。デフォルトでは、制約の定義でなく型の変更を使います。use_typmodにfalseを渡すと制約ベースの古い挙動で動作します。

Synopsis

text AddGeometryColumn(varchar table_name, varchar column_name, integer srid, varchar type, integer dimension, boolean use_typmod=true);

text AddGeometryColumn(varchar schema_name, varchar table_name, varchar column_name, integer srid, varchar type, integer dimension, boolean use_typmod=true);

text AddGeometryColumn(varchar catalog_name, varchar schema_name, varchar table_name, varchar column_name, integer srid, varchar type, integer dimension, boolean use_typmod=true);

説明

ジオメトリカラムを既存の属性テーブルに追加します。schema_nameはスキーマ名です。sridはSPATIAL_REF_SYSテーブルのエントリを参照する整数でなければなりません。typeは'POLYGON'や'MULTILINESTRING'といった、ジオメトリタイプを示す文字でなければなりません。指定したスキーマが存在しない (または現在のsearch_pathからは見えない)場合、または指定したSRID、ジオメトリタイプもしくは次元が不正である場合はエラーが投げられます。

[Note]

Changed: 2.0.0 geometry_columnsがシステムカタログを読むビューになったため、geometry_columnsを更新しないようになりました。デフォルトでは制約を生成せず、PostgreSQLの型修飾子を使います。この関数によるWGS 84のPOINTカラムの構築とALTER TABLE some_table ADD COLUMN geom geometry(Point,4326);とは等価です。

Changed: 2.0.0 制約を使う必要がある場合には、use_typmodをFALSEにします。

[Note]

Changed: 2.0.0 ビューについては、geometry_columnsへの手動登録はできなくなりました。しかし、typmodテーブルジオメトリに対して構築されていて、かつラッパ関数が無いビューは、親テーブルカラムのtypmodの挙動を継承するので、正しく登録されます。他のジオメトリを出力するジオメトリ関数を使うビューについては、ビューのジオメトリカラムが正しく登録されるようにするため、typmodジオメトリへのキャストが必要です。Section 4.3.4, “手動でジオメトリカラムをgeometry_columnsに登録する”を参照して下さい。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1.

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This method supports Circular Strings and Curves

Enhanced: 2.0.0 use_typmod引数が導入されました。デフォルトでは制約を基にしたものでなくtypmodジオメトリカラムが生成されます。

-- データを保持するスキーマの生成
CREATE SCHEMA my_schema;
-- 新しい単純なPostgreSQLテーブルの生成
CREATE TABLE my_schema.my_spatial_table (id serial);

-- "id"カラムのみを持つ単純なテーブルの説明
postgis=# \d my_schema.my_spatial_table
                                                         Table "my_schema.my_spatial_table"
 Column |  Type   |                                Modifiers
--------+---------+-------------------------------------------------------------------------
 id     | integer | not null default nextval('my_schema.my_spatial_table_id_seq'::regclass)

-- テーブルにジオメトリカラムを追加\
SELECT AddGeometryColumn ('my_schema','my_spatial_table','geom',4326,'POINT',2);

-- 制約を基にした古い方法でPOINTカラムを追加
SELECT AddGeometryColumn ('my_schema','my_spatial_table','geom_c',4326,'POINT',2, false);

-- 制約を基にした古い方法でCURVEPOLYGONカラムを追加
SELECT AddGeometryColumn ('my_schema','my_spatial_table','geomcp_c',4326,'CURVEPOLYGON',2, false);

-- 再度説明を表示し、新しいジオメトリカラムの追加を明らかにする
\d my_schema.my_spatial_table
                            addgeometrycolumn
-------------------------------------------------------------------------
 my_schema.my_spatial_table.geomcp_c SRID:4326 TYPE:CURVEPOLYGON DIMS:2
(1 row)

                                    Table "my_schema.my_spatial_table"
  Column  |         Type         |                                Modifiers
----------+----------------------+-------------------------------------------------------------------------
 id       | integer              | not null default nextval('my_schema.my_spatial_table_id_seq'::regclass)
 geom     | geometry(Point,4326) |
 geom_c   | geometry             |
 geomcp_c | geometry             |
Check constraints:
    "enforce_dims_geom_c" CHECK (st_ndims(geom_c) = 2)
    "enforce_dims_geomcp_c" CHECK (st_ndims(geomcp_c) = 2)
    "enforce_geotype_geom_c" CHECK (geometrytype(geom_c) = 'POINT'::text OR geom_c IS NULL)
    "enforce_geotype_geomcp_c" CHECK (geometrytype(geomcp_c) = 'CURVEPOLYGON'::text OR geomcp_c IS NULL)
    "enforce_srid_geom_c" CHECK (st_srid(geom_c) = 4326)
    "enforce_srid_geomcp_c" CHECK (st_srid(geomcp_c) = 4326)

-- geometry_columnsビューにも新しいカラムが登録されています --
SELECT f_geometry_column As col_name, type, srid, coord_dimension As ndims
    FROM geometry_columns
    WHERE f_table_name = 'my_spatial_table' AND f_table_schema = 'my_schema';

 col_name |     type     | srid | ndims
----------+--------------+------+-------
 geom     | Point        | 4326 |     2
 geom_c   | Point        | 4326 |     2
 geomcp_c | CurvePolygon | 4326 |     2

Name

DropGeometryColumn — ジオメトリカラムを空間テーブルから除去します。

Synopsis

text DropGeometryColumn(varchar table_name, varchar column_name);

text DropGeometryColumn(varchar schema_name, varchar table_name, varchar column_name);

text DropGeometryColumn(varchar catalog_name, varchar schema_name, varchar table_name, varchar column_name);

説明

ジオメトリカラムを空間テーブルから除去します。schema_nameはgeometry_columnsテーブルの該当行のf_table_schemaフィールドと一致しなければならないことにご注意ください。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1.

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This method supports Circular Strings and Curves

[Note]

Changed: 2.0.0 この関数は後方互換のためのものです。geometry_columnsは現在はシステムカタログに対するビューですので、他のテーブルのカラムと同じようにALTER TABLEを使った削除が可能です。

SELECT DropGeometryColumn ('my_schema','my_spatial_table','geom');
                        ---- 結果出力 ----
                                          dropgeometrycolumn
------------------------------------------------------
 my_schema.my_spatial_table.geom effectively removed.

-- PostGIS 2.0以上では標準的なALTER TABLEと上の例とは等価です
-- 両方ともgeometry_columnsの登録を抹消します
ALTER TABLE my_schema.my_spatial_table DROP column geom;
                

Name

DropGeometryTable — テーブルとgeometry_columnsの当該テーブルへの参照の全てを削除します。

Synopsis

boolean DropGeometryTable(varchar table_name);

boolean DropGeometryTable(varchar schema_name, varchar table_name);

boolean DropGeometryTable(varchar catalog_name, varchar schema_name, varchar table_name);

説明

テーブルとgeometry_columnsの当該テーブルへの参照の全てを削除します。スキーマ対応版PostgreSQLではスキーマが与えられない場合はcurrent_schema()を使います。

[Note]

Changed: 2.0.0で この関数は後方互換のためのものです。geometry_columnsは現在はシステムカタログに対するビューですので、他のテーブルのカラムと同じようにDROP TABLEを使った削除が可能です。

SELECT DropGeometryTable ('my_schema','my_spatial_table');
---- 結果出力 ----
my_schema.my_spatial_table dropped.

-- 上の例は次の例と等価です --
DROP TABLE my_schema.my_spatial_table;
                

Name

PostGIS_Full_Version — 完全なPostGISのバージョン情報とコンフィギュレーション情報を報告します。

Synopsis

text PostGIS_Full_Version();

説明

完全なPostGISのバージョン情報とコンフィギュレーション情報を報告します。ライブラリとスクリプトとの間の同期について情報を提供して、必要に応じてアップグレードの提案に関する情報を提供します。

SELECT PostGIS_Full_Version();
                                                           postgis_full_version
----------------------------------------------------------------------------------
POSTGIS="2.2.0dev r12699" GEOS="3.5.0dev-CAPI-1.9.0 r3989" SFCGAL="1.0.4" PROJ="Rel. 4.8.0, 6 March 2012"
GDAL="GDAL 1.11.0, released 2014/04/16" LIBXML="2.7.8" LIBJSON="0.12" RASTER
(1 row)

Name

PostGIS_GEOS_Version — GEOSライブラリのバージョン番号を返します。

Synopsis

text PostGIS_GEOS_Version();

説明

GEOSライブラリのバージョン番号を返します。GEOS対応が有効でない場合はNULLを返します。

SELECT PostGIS_GEOS_Version();
 postgis_geos_version
----------------------
 3.1.0-CAPI-1.5.0
(1 row)

Name

PostGIS_Lib_Version — LibXML2ライブラリのバージョン番号を返します。

Synopsis

text PostGIS_Lib_Version();

説明

LibXML2ライブラリのバージョン番号を返します。

SELECT PostGIS_Lib_Version();
 postgis_lib_version
---------------------
 1.3.3
(1 row)

Name

PostGIS_LibXML_Version — LibXML2ライブラリのバージョン番号を返します。

Synopsis

text PostGIS_LibXML_Version();

説明

LibXML2ライブラリのバージョン番号を返します。

Availability: 1.5

SELECT PostGIS_LibXML_Version();
 postgis_libxml_version
----------------------
 2.7.6
(1 row)

Name

PostGIS_Lib_Build_Date — PostGISライブラリのビルド日付を返します。

Synopsis

text PostGIS_Lib_Build_Date();

説明

PostGISライブラリのビルド日付を返します。

SELECT PostGIS_Lib_Build_Date();
 postgis_lib_build_date
------------------------
 2008-06-21 17:53:21
(1 row)

Name

PostGIS_Lib_Version — PostGISのバージョン番号を返します。

Synopsis

text PostGIS_Lib_Version();

説明

PostGISのバージョン番号を返します。

SELECT PostGIS_Lib_Version();
 postgis_lib_version
---------------------
 1.3.3
(1 row)

Name

PostGIS_PROJ_Version — PROJ4のバージョン番号を返します。

Synopsis

text PostGIS_PROJ_Version();

説明

PROJ4のバージョン番号を返します。PROJ4対応が有効でない場合はNULLを返します。

SELECT PostGIS_PROJ_Version();
  postgis_proj_version
-------------------------
 Rel. 4.4.9, 29 Oct 2004
(1 row)

Name

PostGIS_Scripts_Build_Date — PostGISスクリプトのビルド日付を返します。

Synopsis

text PostGIS_Scripts_Build_Date();

説明

PostGISスクリプトのビルド日付を返します。

Availability: 1.0.0RC1

SELECT PostGIS_Scripts_Build_Date();
  postgis_scripts_build_date
-------------------------
 2007-08-18 09:09:26
(1 row)

Name

PostGIS_Scripts_Installed — このデータベースにインストールしたPostGISスクリプトの版を返します。

Synopsis

text PostGIS_Scripts_Installed();

説明

このデータベースにインストールしたPostGISスクリプトの版を返します。

[Note]

この関数の出力とPostGIS_Scripts_Releasedとが合わない場合、既存のデータベースの確実なアップグレードに失敗しているかも知れません。詳細情報についてはUpgradingをご覧ください。

Availability: 0.9.0

SELECT PostGIS_Scripts_Installed();
  postgis_scripts_installed
-------------------------
 1.5.0SVN
(1 row)

Name

PostGIS_Scripts_Released — インストールしたPostGISライブラリとともにリリースされたpostgis.sqlスクリプトのバージョン番号を返します。

Synopsis

text PostGIS_Scripts_Released();

説明

インストールしたPostGISライブラリとともにリリースされたpostgis.sqlスクリプトのバージョン番号を返します。

[Note]

1.1.0からこの関数はPostGIS_Lib_Versionと同じ値を返すようになりました。後方互換のためです。

Availability: 0.9.0

SELECT PostGIS_Scripts_Released();
  postgis_scripts_released
-------------------------
 1.3.4SVN
(1 row)

Name

PostGIS_Version — PostGISバージョン番号とコンパイルオプションを返します。

Synopsis

text PostGIS_Version();

説明

PostGISバージョン番号とコンパイルオプションを返します。

SELECT PostGIS_Version();
                        postgis_version
---------------------------------------
 1.3 USE_GEOS=1 USE_PROJ=1 USE_STATS=1
(1 row)

Name

Populate_Geometry_Columns — ジオメトリカラムが型修飾子で定義されるか、適切な制約を持つことを確実にします。ジオメトリカラムがgeometry_columnsに正しく登録されることを確実にします。デフォルトでは、型修飾子によらないジオメトリカラムを型修飾子によるジオメトリカラムに変換します。以前の挙動にするにはuse_typmod=falseとします。

Synopsis

text Populate_Geometry_Columns(boolean use_typmod=true);

int Populate_Geometry_Columns(oid relation_oid, boolean use_typmod=true);

説明

ジオメトリカラムがgeometry_columnsに正しく登録されるために、ジオメトリカラムが型修飾子で定義されるか、適切な制約を持つことを確実にします。

後方互換のためと、それぞれの子テーブルが異なるジオメトリタイプを持つテーブル継承といった空間テーブルにとって必要があるためとの二つの理由から、古いCHECK制約の挙動がなお有効になっています。古い挙動が必要な場合には、新しいオプション引数でuse_typmod=falseを渡す必要があります。これが実行されると、型修飾子なしのジオメトリカラムが生成され、三つの制約が定義されます。特に、これは、テーブルに属するすべてのジオメトリカラムが少なくとも三つの制約を持つことを意味します。

  • enforce_dims_the_geom - あらゆるジオメトリが同じ次元を持つことを確実にします (ST_NDimsをご覧下さい)

  • enforce_geotype_the_geom - あらゆるジオメトリが同じ型を持つことを確実にします (GeometryTypeをご覧下さい)

  • enforce_srid_the_geom - あらゆるジオメトリが同じ投影法になることを確実にします (ST_SRIDをご覧下さい)

テーブルにoidがある場合には、この関数はテーブルのジオメトリカラム全てについて、SRIDと次元とジオメトリタイプを判定して、必要に応じて制約を追加しようとします。 成功した場合には、geometry_columnsに適切な行が追加され、その他の場合には、例外が捕まえられ、問題を記述したエラーが通知されます。

ビューのoidがある場合、テーブルの場合と同じで、SIRDと次元とジオメトリタイプを判定して、適切なエントリをgeometry_columnsテーブルに挿入しますが、制約の追加はされません。

パラメタの無い形式は、geometry_columnsの行を削除したうえで、全ての空間テーブルと空間ビューについて再挿入し、適切な空間制約をテーブルに追加する、パラメタ付きの形式の単純なラッパです。パラメタが無い形式は、検出したジオメトリカラムの数の要約とgeometry_columnsに挿入された行の数とを返します。パラメタ付きの形式は単純にgeometry_columnsに挿入された行の数を返します。

Availability: 1.4.0

Changed: 2.0.0 デフォルトでは、ジオメトリタイプの制限について、制約を確認する代わりに型修飾子を使います。新しいuse_typmodをFALSEに設定して使うことで、制約確認を使用することができます。

Enhanced: 2.0.0 use_typmod任意引数が導入されました。カラムが型修飾子で生成されるか制約チェックで作られるかの制御ができます。

CREATE TABLE public.myspatial_table(gid serial, geom geometry);
INSERT INTO myspatial_table(geom) VALUES(ST_GeomFromText('LINESTRING(1 2, 3 4)',4326) );
-- 型修飾子を使います
-- 動作するにはデータが存在していなければなりません
SELECT Populate_Geometry_Columns('public.myspatial_table'::regclass);

populate_geometry_columns
--------------------------
                        1


\d myspatial_table

                                   Table "public.myspatial_table"
 Column |           Type            |                           Modifiers
--------+---------------------------+---------------------------------------------------------------
 gid    | integer                   | not null default nextval('myspatial_table_gid_seq'::regclass)
 geom   | geometry(LineString,4326) |
-- カラムが型修飾子でないか、既に制約が存在している場合には制約を使います
-- 動作するにはデータが存在していなければなりません
CREATE TABLE public.myspatial_table_cs(gid serial, geom geometry);
INSERT INTO myspatial_table_cs(geom) VALUES(ST_GeomFromText('LINESTRING(1 2, 3 4)',4326) );
SELECT Populate_Geometry_Columns('public.myspatial_table_cs'::regclass, false);
populate_geometry_columns
--------------------------
                        1
\d myspatial_table_cs

                          Table "public.myspatial_table_cs"
 Column |   Type   |                            Modifiers
--------+----------+------------------------------------------------------------------
 gid    | integer  | not null default nextval('myspatial_table_cs_gid_seq'::regclass)
 geom   | geometry |
Check constraints:
    "enforce_dims_geom" CHECK (st_ndims(geom) = 2)
    "enforce_geotype_geom" CHECK (geometrytype(geom) = 'LINESTRING'::text OR geom IS NULL)
    "enforce_srid_geom" CHECK (st_srid(geom) = 4326)

Name

UpdateGeometrySRID — ジオメトリカラムの全てのフィーチャーのSRID、geometry_columnsメタデータとSRIDテーブル制約を更新します。制約付きの場合には、制約が新しいSRID制約に更新されます。型定義付きの場合は、型定義が変更されます。

Synopsis

text UpdateGeometrySRID(varchar table_name, varchar column_name, integer srid);

text UpdateGeometrySRID(varchar schema_name, varchar table_name, varchar column_name, integer srid);

text UpdateGeometrySRID(varchar catalog_name, varchar schema_name, varchar table_name, varchar column_name, integer srid);

説明

ジオメトリカラムの全てのフィーチャーのSRID、geometry_columnsメタデータとSRIDテーブル制約を更新します。スキーマ対応版pgsqlでは、スキーマが提供されていない場合には、この関数はcurrent_schema()を使うことにご注意下さい。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This method supports Circular Strings and Curves

この関数は、以前のSRIDに関係なく、道路テーブルのSRIDを4326に変更します。

SELECT UpdateGeometrySRID('roads','geom',4326);

上述の例と、このDDL手続き (訳注: DDLはData Definition Languageの略で、データ構造の操作を行う言語を指し、この場合は CREATE TABLEやALTER TABLE等が該当します)とは同じです。

ALTER TABLE roads
  ALTER COLUMN geom TYPE geometry(MULTILINESTRING, 4326)
    USING ST_SetSRID(geom,4326);

ロードデータの変換座標系が誤りである (またはunknownになっている)けれどもWebメルカトルに一度の処理で変換したい場合、DDLで実行可能ですが、PostGIS管理関数では一度の処理ですむ等価なものはありません。

ALTER TABLE roads
 ALTER COLUMN geom TYPE geometry(MULTILINESTRING, 3857) USING ST_Transform(ST_SetSRID(geom,4326),3857) ;

8.4. ジオメトリ コンストラクタ

ST_BdPolyFromText — マルチラインストリングのWell-Known Text表現による、閉じたラインストリングの任意のコレクションからポリゴンを生成します。
ST_BdMPolyFromText — マルチラインストリングのWell-Known Text表現による、閉じたラインストリングの任意のコレクションからマルチポリゴンを構築します。
ST_Box2dFromGeoHash — GeoHash文字列からBOX2Dを返します。
ST_GeogFromText — Well-Known Text表現または拡張WKTから指定したジオグラフィ値を返します。
ST_GeographyFromText — Well-Known Text表現または拡張WKTから指定したジオグラフィ値を返します。
ST_GeogFromWKB — Well-Known Binaryジオメトリ表現(WKB)または拡張WKB(EWKB)からジオグラフィインスタンスを生成します。
ST_GeomFromTWKB — TWKB ("Tiny Well-Known Binary")ジオメトリ表現からジオメトリインスタンスを生成します。
ST_GeomCollFromText — WKTのコレクションと与えられたSRIDからジオメトリのコレクションを生成します。SRIDが与えられていない場合は0とします。
ST_GeomFromEWKB — 拡張Well-Known Binary表現 (EWKB)から指定したST_Geometry値を返します。
ST_GeomFromEWKT — 拡張Well-Known Text表現 (EWKT)から指定されたST_Geometry値を返します。
ST_GeometryFromText — Well-Knwon Text表現 (WKT)から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromTextの別名です。
ST_GeomFromGeoHash — GeoHash文字列からジオメトリを返します。
ST_GeomFromGML — GML表現からPostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
ST_GeomFromGeoJSON — ジオメトリのGeoJSON表現を入力として、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
ST_GeomFromKML — ジオメトリのKML表現の入力をとり、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。
ST_GMLToSQL — GML表現から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromGMLの別名です。
ST_GeomFromText — Well-Known Text表現 (WKT)から指定したST_Geometryを返します。
ST_GeomFromWKB — Well-Knwon Binaryジオメトリ表現 (WKB)と任意パラメタのSRIDからジオメトリインスタンスを生成します。
ST_LineFromEncodedPolyline — エンコード化ポリラインからラインストリングを生成します。
ST_LineFromMultiPoint — マルチポイントジオメトリからラインストリングを生成します。
ST_LineFromText — WKT表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)となります。
ST_LineFromWKB — WKB表現と与えられたSRIDからLINESTRINGを生成します。
ST_LinestringFromWKB — WKB表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。
ST_MakeBox2D — 与えられたポイントジオメトリから定義されるBOX2Dを生成します。
ST_3DMakeBox — 与えられた3次元ポイントジオメトリから定義されるBOX3Dを生成します。
ST_MakeLine — ポイント、マルチポイント、ラインジオメトリからラインストリングを生成します。
ST_MakeEnvelope — 与えられた最小値と最大値から長方形ポリゴンを生成します。入力値はSRIDで指定された空間参照系でなければなりません。
ST_MakePolygon — 与えられた外環で形成されるポリゴンを生成します。入力ジオメトリは閉じたラインストリングでなければなりません。
ST_MakePoint — Creates a 2D,3DZ or 4D point geometry.
ST_MakePointM — X, Y, M座標を持つポイントジオメトリを生成します。
ST_MLineFromText — WKT表現から指定したST_MultiLineString値を返します。
ST_MPointFromText — Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。
ST_MPolyFromText — Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからマルチポリゴンを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。
ST_Point — 与えられた座標値のST_Pointを返します。ST_MakePointのOGC別名です。
ST_PointFromGeoHash — GeoHash文字列からポイントを返します。
ST_PointFromText — WKTと与えられたSRIDからポイントジオメトリを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)とします。
ST_PointFromWKB — WKBと与えられたSRIDからジオメトリを生成します。
ST_Polygon — 指定されたラインストリングとSRIDからポリゴンを生成します。
ST_PolygonFromText — Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。
ST_WKBToSQL — Well-Known Binary表現 (WKB)からST_Geometry値を生成します。これはSRIDを取らないST_GeomFromWKBの別名です。
ST_WKTToSQL — Well-Knwon Text表現 (WKT)から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromTextの別名です。

Name

ST_BdPolyFromText — マルチラインストリングのWell-Known Text表現による、閉じたラインストリングの任意のコレクションからポリゴンを生成します。

Synopsis

geometry ST_BdPolyFromText(text WKT, integer srid);

説明

マルチラインストリングのWell-Known Text表現による、閉じたラインストリングの任意のコレクションからポリゴンを構築します。

[Note]

WKTがMULTILINESTRINGでない場合には、エラーが投げられます。出力がMULTIPOLYGONになる場合には、エラーが投げられますが、この場合はST_BdMPolyFromTextを使うかPostGIS独特のアプローチとしてST_BuildArea()をご覧ください。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

Availability: 1.1.0 - GEOS 2.1.0以上が必要です。

近日登場

Name

ST_BdMPolyFromText — マルチラインストリングのWell-Known Text表現による、閉じたラインストリングの任意のコレクションからマルチポリゴンを構築します。

Synopsis

geometry ST_BdMPolyFromText(text WKT, integer srid);

説明

マルチラインストリングのWell-Known Text表現による、閉じたラインストリングの任意のコレクションからマルチポリゴンを構築します。

[Note]

WKTがMULTILINESTRINGでない場合には、エラーが投げられます。出力が単一のポリゴンであってもマルチポリゴンに強制されます。単一のポリゴンが返って欲しい場合はST_BdPolyFromTextを使うかPostGIS独特のアプローチとしてST_BuildArea()をご覧ください。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

Availability: 1.1.0 - GEOS 2.1.0以上が必要です。

近日登場

Name

ST_Box2dFromGeoHash — GeoHash文字列からBOX2Dを返します。

Synopsis

box2d ST_Box2dFromGeoHash(text geohash, integer precision=full_precision_of_geohash);

説明

GeoHash文字列からBOX2Dを返します。

precisionが指定されていない場合には、ST_Box2dFromGeoHashは、入力GeoHash文字列の完全な精度でBOX2Dを返します。

precisionが指定されている場合には、ST_Box2dFromGeoHashは、BOX2Dを生成するために、GeoHashからの多数の文字を使用します。低い精度の値では大きなBOX2Dを返し、値が大きいほど精度が増します。

Availability: 2.1.0

SELECT ST_Box2dFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0');

                st_geomfromgeohash
--------------------------------------------------
 BOX(-115.172816 36.114646,-115.172816 36.114646)

SELECT ST_Box2dFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0', 0);

 st_box2dfromgeohash
----------------------
 BOX(-180 -90,180 90)

 SELECT ST_Box2dFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0', 10);
                            st_box2dfromgeohash
---------------------------------------------------------------------------
 BOX(-115.17282128334 36.1146408319473,-115.172810554504 36.1146461963654)
                
                

Name

ST_GeogFromText — Well-Known Text表現または拡張WKTから指定したジオグラフィ値を返します。

Synopsis

geography ST_GeogFromText(text EWKT);

説明

Well-Known Text表現または拡張WKTから指定したジオグラフィ値を返します。SRID 4326を仮定します。この関数はST_GeographyFromTextの別名です。ポイントは常に経度緯度形式で表現されます。

--- 経度緯度座標値からジオグラフィへの変換
ALTER TABLE sometable ADD COLUMN geog geography(POINT,4326);
UPDATE sometable SET geog = ST_GeogFromText('SRID=4326;POINT(' || lon || ' ' || lat || ')');

--- EPSG:4267 (NAD27)を使ったジオグラフィ型のポイントを指定
SELECT ST_AsEWKT(ST_GeogFromText('SRID=4267;POINT(-77.0092 38.889588)'));
                        

Name

ST_GeographyFromText — Well-Known Text表現または拡張WKTから指定したジオグラフィ値を返します。

Synopsis

geography ST_GeographyFromText(text EWKT);

説明

Well-Known Text表現から指定したジオグラフィ値を返します。SRID 4326を仮定します。


Name

ST_GeogFromWKB — Well-Known Binaryジオメトリ表現(WKB)または拡張WKB(EWKB)からジオグラフィインスタンスを生成します。

Synopsis

geography ST_GeogFromWKB(bytea wkb);

説明

ST_GeogFromWKBは、ジオメトリのWell-Known Binary表現 (WKB)またはPostGIS拡張WKBを得て、適切なジオグラフィ型のインスタンスを生成します。この関数はSQLのジオメトリファクトリの役割を果たします。

SRIDが指定されていない場合には、デフォルトは4326 (WGS 84経度緯度)となります。

This method supports Circular Strings and Curves

--  bytea表現では一つの\がありますが、
-- テーブル挿入時にエスケープする必要があるので二つになります。
SELECT ST_AsText(
ST_GeogFromWKB(E'\\001\\002\\000\\000\\000\\002\\000\\000\\000\\037\\205\\353Q\\270~\\\\\\300\\323Mb\\020X\\231C@\\020X9\\264\\310~\\\\\\300)\\\\\\217\\302\\365\\230C@')
);
                                          st_astext
------------------------------------------------------
 LINESTRING(-113.98 39.198,-113.981 39.195)
(1 row)


Name

ST_GeomFromTWKB — TWKB ("Tiny Well-Known Binary")ジオメトリ表現からジオメトリインスタンスを生成します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromTWKB(bytea twkb);

説明

ST_GeomFromTWKBは、TWKB ("Tiny Well-Known Binary")ジオメトリ表現を取り、適切なジオメトリタイプとなるインスタンスを生成します。

SELECT ST_AsText(ST_GeomFromTWKB(ST_AsTWKB('LINESTRING(126 34, 127 35)'::geometry)));

         st_astext
-----------------------------
 LINESTRING(126 34, 127 35)
(1 row)


SELECT ST_AsEWKT(
  ST_GeomFromTWKB(E'\\x620002f7f40dbce4040105')
);
                                          st_asewkt
------------------------------------------------------
LINESTRING(-113.98 39.198,-113.981 39.195)
(1 row)

関連情報

ST_AsTWKB


Name

ST_GeomCollFromText — WKTのコレクションと与えられたSRIDからジオメトリのコレクションを生成します。SRIDが与えられていない場合は0とします。

Synopsis

geometry ST_GeomCollFromText(text WKT, integer srid);

geometry ST_GeomCollFromText(text WKT);

説明

Well-Kown-Text (WKT)表現のコレクションと与えられたSRIDからジオメトリのコレクションを生成します。SRIDが与えられていない場合は0とします。

OGC SPEC 3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

WKTがGEOMETRYCOLLECTIONでない場合には、NULLを返します。

[Note]

全てのWKTジオメトリがジオメトリコレクションであると絶対的な確信を持てる場合は、この関数は使わないでください。付加的な評価ステップが追加されるのでST_GeomFromTextより遅いです。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

This method implements the SQL/MM specification.

SELECT ST_GeomCollFromText('GEOMETRYCOLLECTION(POINT(1 2),LINESTRING(1 2, 3 4))');

Name

ST_GeomFromEWKB — 拡張Well-Known Binary表現 (EWKB)から指定したST_Geometry値を返します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromEWKB(bytea EWKB);

説明

拡張Well-Known Binary表現 (EWKB)からPostGISのST_Geometryオブジェクトを構築します。

[Note]

EWKB書式はOGC標準ではなくPostGIS独特の書式で、空間参照系識別番号 (SRID)を含みます。

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This method supports Circular Strings and Curves

This function supports Polyhedral surfaces.

This function supports Triangles and Triangulated Irregular Network Surfaces (TIN).

NAD83経度緯度 (4269)のLINESTRING(-71.160281 42.258729,-71.160837 42.259113,-71.161144 42.25932)のバイナリ表現です。

[Note]

ご注意: byte配列は、\で区切られ、'を持ちますが、standard_conforming_stringsが切られている場合には、\と''でエスケープします。正確にはAsEWKB表現とはあいません。

SELECT ST_GeomFromEWKB(E'\\001\\002\\000\\000 \\255\\020\\000\\000\\003\\000\\000\\000\\344J=
\\013B\\312Q\\300n\\303(\\010\\036!E@''\\277E''K
\\312Q\\300\\366{b\\235*!E@\\225|\\354.P\\312Q
\\300p\\231\\323e1!E@');
[Note]

PostgreSQL 9.1より前では、standard_conforming_stringsは切られていましたが、9.1以上では、デフォルトで入っていることになりました。必要に応じて、クエリ1回で、データベースまたはサーバレベルでのデフォルトを変更できます。standard_conforming_strings = on使った場合を次に示します。この場合、'を標準ANSIの'でエスケープしますが、バックスラッシュはエスケープしていません。

set standard_conforming_strings = on;
SELECT ST_GeomFromEWKB('\001\002\000\000 \255\020\000\000\003\000\000\000\344J=\012\013B
    \312Q\300n\303(\010\036!E@''\277E''K\012\312Q\300\366{b\235*!E@\225|\354.P\312Q\012\300p\231\323e1')

Name

ST_GeomFromEWKT — 拡張Well-Known Text表現 (EWKT)から指定されたST_Geometry値を返します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromEWKT(text EWKT);

説明

拡張Well-Known Text表現 (EWKT)からPostGIS ST_Geometryオブジェクトを生成します。

[Note]

EWKT書式はOGC標準ではなくPostGIS独特の書式で、空間参照系ID (SRID)を含みます。

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This method supports Circular Strings and Curves

This function supports Polyhedral surfaces.

This function supports Triangles and Triangulated Irregular Network Surfaces (TIN).

SELECT ST_GeomFromEWKT('SRID=4269;LINESTRING(-71.160281 42.258729,-71.160837 42.259113,-71.161144 42.25932)');
SELECT ST_GeomFromEWKT('SRID=4269;MULTILINESTRING((-71.160281 42.258729,-71.160837 42.259113,-71.161144 42.25932))');

SELECT ST_GeomFromEWKT('SRID=4269;POINT(-71.064544 42.28787)');

SELECT ST_GeomFromEWKT('SRID=4269;POLYGON((-71.1776585052917 42.3902909739571,-71.1776820268866 42.3903701743239,
-71.1776063012595 42.3903825660754,-71.1775826583081 42.3903033653531,-71.1776585052917 42.3902909739571))');

SELECT ST_GeomFromEWKT('SRID=4269;MULTIPOLYGON(((-71.1031880899493 42.3152774590236,
-71.1031627617667 42.3152960829043,-71.102923838298 42.3149156848307,
-71.1023097974109 42.3151969047397,-71.1019285062273 42.3147384934248,
-71.102505233663 42.3144722937587,-71.10277487471 42.3141658254797,
-71.103113945163 42.3142739188902,-71.10324876416 42.31402489987,
-71.1033002961013 42.3140393340215,-71.1033488797549 42.3139495090772,
-71.103396240451 42.3138632439557,-71.1041521907712 42.3141153348029,
-71.1041411411543 42.3141545014533,-71.1041287795912 42.3142114839058,
-71.1041188134329 42.3142693656241,-71.1041112482575 42.3143272556118,
-71.1041072845732 42.3143851580048,-71.1041057218871 42.3144430686681,
-71.1041065602059 42.3145009876017,-71.1041097995362 42.3145589148055,
-71.1041166403905 42.3146168544148,-71.1041258822717 42.3146748022936,
-71.1041375307579 42.3147318674446,-71.1041492906949 42.3147711126569,
-71.1041598612795 42.314808571739,-71.1042515013869 42.3151287620809,
-71.1041173835118 42.3150739481917,-71.1040809891419 42.3151344119048,
-71.1040438678912 42.3151191367447,-71.1040194562988 42.3151832057859,
-71.1038734225584 42.3151140942995,-71.1038446938243 42.3151006300338,
-71.1038315271889 42.315094347535,-71.1037393329282 42.315054824985,
-71.1035447555574 42.3152608696313,-71.1033436658644 42.3151648370544,
-71.1032580383161 42.3152269126061,-71.103223066939 42.3152517403219,
-71.1031880899493 42.3152774590236)),
((-71.1043632495873 42.315113108546,-71.1043583974082 42.3151211109857,
-71.1043443253471 42.3150676015829,-71.1043850704575 42.3150793250568,-71.1043632495873 42.315113108546)))');
-- 3次元曲線
SELECT ST_GeomFromEWKT('CIRCULARSTRING(220268 150415 1,220227 150505 2,220227 150406 3)');
-- 多面体サーフェスの例
SELECT ST_GeomFromEWKT('POLYHEDRALSURFACE(
        ((0 0 0, 0 0 1, 0 1 1, 0 1 0, 0 0 0)),
        ((0 0 0, 0 1 0, 1 1 0, 1 0 0, 0 0 0)),
        ((0 0 0, 1 0 0, 1 0 1, 0 0 1, 0 0 0)),
        ((1 1 0, 1 1 1, 1 0 1, 1 0 0, 1 1 0)),
        ((0 1 0, 0 1 1, 1 1 1, 1 1 0, 0 1 0)),
        ((0 0 1, 1 0 1, 1 1 1, 0 1 1, 0 0 1))
)');

Name

ST_GeometryFromText — Well-Knwon Text表現 (WKT)から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromTextの別名です。

Synopsis

geometry ST_GeometryFromText(text WKT);

geometry ST_GeometryFromText(text WKT, integer srid);

説明

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1.

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.40

関連情報

ST_GeomFromText


Name

ST_GeomFromGeoHash — GeoHash文字列からジオメトリを返します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromGeoHash(text geohash, integer precision=full_precision_of_geohash);

説明

GeoHash文字列からジオメトリを返します。ジオメトリはGeoHashバウンディングボックスのポリゴン表現となります。

precisionを指定しない場合には、ST_GeomFromGeoHashは、入力GeoHash文字列の最大精度に基づくポリゴンを返します。

precisionが指定されると、ST_GeomFromGeoHashは、ポリゴンを生成するためGeoHashからの多数の文字を使います。

Availability: 2.1.0

SELECT ST_AsText(ST_GeomFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0'));
                                                        st_astext
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 POLYGON((-115.172816 36.114646,-115.172816 36.114646,-115.172816 36.114646,-115.172816 36.114646,-115.172816 36.114646))

SELECT ST_AsText(ST_GeomFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0', 4));
                                                          st_astext
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 POLYGON((-115.3125 36.03515625,-115.3125 36.2109375,-114.9609375 36.2109375,-114.9609375 36.03515625,-115.3125 36.03515625))

SELECT ST_AsText(ST_GeomFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0', 10));
                                                                                       st_astext
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 POLYGON((-115.17282128334 36.1146408319473,-115.17282128334 36.1146461963654,-115.172810554504 36.1146461963654,-115.172810554504 36.1146408319473,-115.17282128334 36.1146408319473))
                
                

Name

ST_GeomFromGML — GML表現からPostGISジオメトリオブジェクトを出力します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromGML(text geomgml);

geometry ST_GeomFromGML(text geomgml, integer srid);

説明

OGC GML表現からPostGIS ST_Geometryオブジェクトを生成します。

ST_GeomFromGMLは、GMLのうちジオメトリ部分でのみ動作します。GML文書全体に使用しようとするとエラーが投げられます。

サポートされているOGC GMLの版は次のとおりです。

  • GML 3.2.1 Namespace

  • GML 3.1.1 Simple Features profile SF-2 (GML 3.1.0と3.0.0の後方互換)

  • GML 2.1.2

OGC GML標準については、http://www.opengeospatial.org/standards/gmlをご覧下さい。

Availability: 1.5 libxml2 1.6+が必要です。

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。

Enhanced: 2.0.0 SRID任意引数が追加されました。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This function supports Polyhedral surfaces.

This function supports Triangles and Triangulated Irregular Network Surfaces (TIN).

GMLは、複合次元 (たとえば、2次元と3次元が同じMultiGeometry内にある)を許します。PostGISジオメトリは許さないので、ST_GeomFromGMLは、Z次元が無いジオメトリを一つでも発見すると、ジオメトリ全体を2次元に変換します。

GMLは同じMultiGeometry内での複合SRSをサポートします。PostGISではサポートしないので、ST_GeomFromGMLは、この場合には、全てのサブジオメトリをルートノードのSRSに投影変換します。GMLのルートノードにsrsName属性が無い場合、関数はエラーを投げます。

ST_GeomFromGML関数は、明示的なGML名前空間について杓子定規ではありません。共通使用で名前空間の明示を避けることができます。ただし、GML内でXLink機能を使いたい場合は必要です。

[Note]

ST_GeomFromGMLはSQL/MM曲線ジオメトリに対応していません。

例 - srsName属性を持つ単一のジオメトリ

SELECT ST_GeomFromGML('
                <gml:LineString srsName="EPSG:4269">
                        <gml:coordinates>
                                -71.16028,42.258729 -71.160837,42.259112 -71.161143,42.25932
                        </gml:coordinates>
                </gml:LineString
>');
                

例 - XLink使用法

SELECT ST_GeomFromGML('
                <gml:LineString xmlns:gml="http://www.opengis.net/gml"
                                xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink"
                                srsName="urn:ogc:def:crs:EPSG::4269">
                        <gml:pointProperty>
                                <gml:Point gml:id="p1"
><gml:pos
>42.258729 -71.16028</gml:pos
></gml:Point>
                        </gml:pointProperty>
                        <gml:pos
>42.259112 -71.160837</gml:pos>
                        <gml:pointProperty>
                                <gml:Point xlink:type="simple" xlink:href="#p1"/>
                        </gml:pointProperty>
                </gml:LineString
>'););
                

例 - 多面体サーフェス

SELECT ST_AsEWKT(ST_GeomFromGML('
<gml:PolyhedralSurface>
<gml:polygonPatches>
  <gml:PolygonPatch>
    <gml:exterior>
      <gml:LinearRing
><gml:posList srsDimension="3"
>0 0 0 0 0 1 0 1 1 0 1 0 0 0 0</gml:posList
></gml:LinearRing>
    </gml:exterior>
  </gml:PolygonPatch>
  <gml:PolygonPatch>
    <gml:exterior>
        <gml:LinearRing
><gml:posList srsDimension="3"
>0 0 0 0 1 0 1 1 0 1 0 0 0 0 0</gml:posList
></gml:LinearRing>
    </gml:exterior>
  </gml:PolygonPatch>
  <gml:PolygonPatch>
    <gml:exterior>
        <gml:LinearRing
><gml:posList srsDimension="3"
>0 0 0 1 0 0 1 0 1 0 0 1 0 0 0</gml:posList
></gml:LinearRing>
    </gml:exterior>
  </gml:PolygonPatch>
  <gml:PolygonPatch>
    <gml:exterior>
        <gml:LinearRing
><gml:posList srsDimension="3"
>1 1 0 1 1 1 1 0 1 1 0 0 1 1 0</gml:posList
></gml:LinearRing>
    </gml:exterior>
  </gml:PolygonPatch>
  <gml:PolygonPatch>
    <gml:exterior>
        <gml:LinearRing
><gml:posList srsDimension="3"
>0 1 0 0 1 1 1 1 1 1 1 0 0 1 0</gml:posList
></gml:LinearRing>
    </gml:exterior>
  </gml:PolygonPatch>
  <gml:PolygonPatch>
    <gml:exterior>
        <gml:LinearRing
><gml:posList srsDimension="3"
>0 0 1 1 0 1 1 1 1 0 1 1 0 0 1</gml:posList
></gml:LinearRing>
    </gml:exterior>
  </gml:PolygonPatch>
</gml:polygonPatches>
</gml:PolyhedralSurface
>'));

-- 結果--
 POLYHEDRALSURFACE(((0 0 0,0 0 1,0 1 1,0 1 0,0 0 0)),
 ((0 0 0,0 1 0,1 1 0,1 0 0,0 0 0)),
 ((0 0 0,1 0 0,1 0 1,0 0 1,0 0 0)),
 ((1 1 0,1 1 1,1 0 1,1 0 0,1 1 0)),
 ((0 1 0,0 1 1,1 1 1,1 1 0,0 1 0)),
 ((0 0 1,1 0 1,1 1 1,0 1 1,0 0 1)))
                

Name

ST_GeomFromGeoJSON — ジオメトリのGeoJSON表現を入力として、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromGeoJSON(text geomjson);

説明

GeoJSON表現からPostGISジオメトリオブジェクトを生成します。

ST_GeomFromGeoJSONは、JSONのうちジオメトリ部分でのみ動作します。JSON文書全体を使おうとするとエラーが投げられます。

Availability: 2.0.0 JSON-C 0.9以上が必要です。

[Note]

有効なJSON-Cが無い場合には、出力の替りに、エラー通知を得ます。JSON-Cを有効にするには--with-jsondir=/path/to/json-cをコンフィギュアで指定します。詳細についてはSection 2.4.1, “コンフィギュレーション”をご覧下さい。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

SELECT ST_AsText(ST_GeomFromGeoJSON('{"type":"Point","coordinates":[-48.23456,20.12345]}')) As wkt;
wkt
------
POINT(-48.23456 20.12345)
-- 3次元ラインストリング
SELECT ST_AsText(ST_GeomFromGeoJSON('{"type":"LineString","coordinates":[[1,2,3],[4,5,6],[7,8,9]]}')) As wkt;

wkt
-------------------
LINESTRING(1 2,4 5,7 8)

Name

ST_GeomFromKML — ジオメトリのKML表現の入力をとり、PostGISジオメトリオブジェクトを出力します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromKML(text geomkml);

説明

OGC KML表現からPostGIS ST_Geometryオブジェクトを生成します。

ST_GeomFromKMLは、KMLのうちジオメトリ部分でのみ動作します。KML文書全体に使用しようとするとエラーが投げられます。

対応するOGC KMLの版は次の通りです。

  • KML 2.2.0 Namespace

OGC KML標準についてはhttp://www.opengeospatial.org/standards/kmlをご覧ください。

Availability: 1.5 libxml2 2.6以上が必要です。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

[Note]

ST_GeomFromKML関数はSQL/MM曲線ジオメトリに対応していません。

例 - srsName属性を持つ単一のジオメトリ

SELECT ST_GeomFromKML('
                <LineString>
                        <coordinates
>-71.1663,42.2614
                                -71.1667,42.2616</coordinates>
                </LineString
>');
                

Name

ST_GMLToSQL — GML表現から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromGMLの別名です。

Synopsis

geometry ST_GMLToSQL(text geomgml);

geometry ST_GMLToSQL(text geomgml, integer srid);

説明

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.50 (曲線対応を除く)

Availability: 1.5 libxml2 1.6+が必要です。

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。

Enhanced: 2.0.0 SRID任意引数が追加されました。


Name

ST_GeomFromText — Well-Known Text表現 (WKT)から指定したST_Geometryを返します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromText(text WKT);

geometry ST_GeomFromText(text WKT, integer srid);

説明

OGC Well-Known Text表現からPostGIS ST_Geometryオブジェクトを生成します。

[Note]

ST_GeomFromText関数には二つの形式があります。一つ目は、SRIDを取らず、空間参照系を持たない (SRID=0)ジオメトリを返すものです。二つ目は、SRIDを第2引数に取り、メタデータの一部としてSRIDを含むジオメトリを返すものです。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.40

This method supports Circular Strings and Curves

[Warning]

Changed: 2.0.0 前の版ではST_GeomFromText('GEOMETRYCOLLECTION(EMPTY)')が許されていました。SQL/MM標準への適合のためPostGIS 2.0.0では不正とされます。今はST_GeomFromText('GEOMETRYCOLLECTION EMPTY')となります。

SELECT ST_GeomFromText('LINESTRING(-71.160281 42.258729,-71.160837 42.259113,-71.161144 42.25932)');
SELECT ST_GeomFromText('LINESTRING(-71.160281 42.258729,-71.160837 42.259113,-71.161144 42.25932)',4269);

SELECT ST_GeomFromText('MULTILINESTRING((-71.160281 42.258729,-71.160837 42.259113,-71.161144 42.25932))');

SELECT ST_GeomFromText('POINT(-71.064544 42.28787)');

SELECT ST_GeomFromText('POLYGON((-71.1776585052917 42.3902909739571,-71.1776820268866 42.3903701743239,
-71.1776063012595 42.3903825660754,-71.1775826583081 42.3903033653531,-71.1776585052917 42.3902909739571))');

SELECT ST_GeomFromText('MULTIPOLYGON(((-71.1031880899493 42.3152774590236,
-71.1031627617667 42.3152960829043,-71.102923838298 42.3149156848307,
-71.1023097974109 42.3151969047397,-71.1019285062273 42.3147384934248,
-71.102505233663 42.3144722937587,-71.10277487471 42.3141658254797,
-71.103113945163 42.3142739188902,-71.10324876416 42.31402489987,
-71.1033002961013 42.3140393340215,-71.1033488797549 42.3139495090772,
-71.103396240451 42.3138632439557,-71.1041521907712 42.3141153348029,
-71.1041411411543 42.3141545014533,-71.1041287795912 42.3142114839058,
-71.1041188134329 42.3142693656241,-71.1041112482575 42.3143272556118,
-71.1041072845732 42.3143851580048,-71.1041057218871 42.3144430686681,
-71.1041065602059 42.3145009876017,-71.1041097995362 42.3145589148055,
-71.1041166403905 42.3146168544148,-71.1041258822717 42.3146748022936,
-71.1041375307579 42.3147318674446,-71.1041492906949 42.3147711126569,
-71.1041598612795 42.314808571739,-71.1042515013869 42.3151287620809,
-71.1041173835118 42.3150739481917,-71.1040809891419 42.3151344119048,
-71.1040438678912 42.3151191367447,-71.1040194562988 42.3151832057859,
-71.1038734225584 42.3151140942995,-71.1038446938243 42.3151006300338,
-71.1038315271889 42.315094347535,-71.1037393329282 42.315054824985,
-71.1035447555574 42.3152608696313,-71.1033436658644 42.3151648370544,
-71.1032580383161 42.3152269126061,-71.103223066939 42.3152517403219,
-71.1031880899493 42.3152774590236)),
((-71.1043632495873 42.315113108546,-71.1043583974082 42.3151211109857,
-71.1043443253471 42.3150676015829,-71.1043850704575 42.3150793250568,-71.1043632495873 42.315113108546)))',4326);

SELECT ST_GeomFromText('CIRCULARSTRING(220268 150415,220227 150505,220227 150406)');
        

Name

ST_GeomFromWKB — Well-Knwon Binaryジオメトリ表現 (WKB)と任意パラメタのSRIDからジオメトリインスタンスを生成します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromWKB(bytea geom);

geometry ST_GeomFromWKB(bytea geom, integer srid);

説明

ST_GeomFromWKBは、ジオメトリのWell-Known Binary表現と空間参照系識別番号 (SRID)を取り、適切なジオメトリタイプのインスタンスを生成します。この関数は、SQLのジオメトリファクトリの役割を果たします。これは、ST_WKBToSQLの代替名です。

SRIDが指定されていない場合、0 (不明)となります。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.7.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.41

This method supports Circular Strings and Curves

-- bytea表現では\は一つですが、
-- standard_conforming_stringsがONでない限りは、
-- tableに挿入するときにエスケープしなければなりません。
SELECT ST_AsEWKT(
ST_GeomFromWKB(E'\\001\\002\\000\\000\\000\\002\\000\\000\\000\\037\\205\\353Q\\270~\\\\\\300\\323Mb\\020X\\231C@\\020X9\\264\\310~\\\\\\300)\\\\\\217\\302\\365\\230C@',4326)
);
                                          st_asewkt
------------------------------------------------------
 SRID=4326;LINESTRING(-113.98 39.198,-113.981 39.195)
(1 row)

SELECT
  ST_AsText(
        ST_GeomFromWKB(
          ST_AsEWKB('POINT(2 5)'::geometry)
        )
  );
 st_astext
------------
 POINT(2 5)
(1 row)

Name

ST_LineFromEncodedPolyline — エンコード化ポリラインからラインストリングを生成します。

Synopsis

geometry ST_LineFromEncodedPolyline(text polyline, integer precision=5);

説明

エンコード化ポリラインからラインストリングを生成します。

http://developers.google.com/maps/documentation/utilities/polylinealgorithmを参照して下さい。

Availability: 2.2.0

-- 単一のポリラインからラインストリングを生成します
SELECT ST_AsEWKT(ST_LineFromEncodedPolyline('_p~iF~ps|U_ulLnnqC_mqNvxq`@'));
-- 結果 --
LINESTRING(-120.2 38.5,-120.95 40.7,-126.453 43.252)
    

Name

ST_LineFromMultiPoint — マルチポイントジオメトリからラインストリングを生成します。

Synopsis

geometry ST_LineFromMultiPoint(geometry aMultiPoint);

説明

マルチポイントジオメトリからラインストリングを生成します。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

-- 3次元マルチポイントから3次元ラインストリングを生成します
SELECT ST_AsEWKT(ST_LineFromMultiPoint(ST_GeomFromEWKT('MULTIPOINT(1 2 3, 4 5 6, 7 8 9)')));
-- 結果 --
LINESTRING(1 2 3,4 5 6,7 8 9)
                

Name

ST_LineFromText — WKT表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)となります。

Synopsis

geometry ST_LineFromText(text WKT);

geometry ST_LineFromText(text WKT, integer srid);

説明

WKT表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)となります。渡されたWKTがLINESTRINGでない場合はNULLが返ります。

[Note]

OGC SPEC 3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

[Note]

全てのジオメトリがLINESTRINGであると知っている場合は、ST_GeomFromTextを使う方が効率的です。 この関数はST_GeomFromTextの呼び出しと、LINESTRINGを返すかどうかの評価とを行います。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 7.2.8

SELECT ST_LineFromText('LINESTRING(1 2, 3 4)') AS aline, ST_LineFromText('POINT(1 2)') AS null_return;
aline                            | null_return
------------------------------------------------
010200000002000000000000000000F ... | t
                

関連情報

ST_GeomFromText


Name

ST_LineFromWKB — WKB表現と与えられたSRIDからLINESTRINGを生成します。

Synopsis

geometry ST_LineFromWKB(bytea WKB);

geometry ST_LineFromWKB(bytea WKB, integer srid);

説明

ST_LineFromWKBは、ジオメトリのWell-Known Binary表現と空間参照系識別番号 (SRID)を取り、適切なジオメトリタイプを返します。この場合はLINESTRINGジオメトリです。この関数はSQLのジオメトリファクトリの役割を果たします。

SRIDが指定されていない場合は0 (不明)となります。入力byteaLINESTRINGを表現していない場合はNULLを返します。

[Note]

OGC SPEC 3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

[Note]

全てのジオメトリがLINESTRINGであると知っている場合は、ST_GeomFromWKBを使う方が効率的です。 この関数はST_GeomFromWKBの呼び出しと、LINESTRINGを返すかどうかの評価とを行います。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 7.2.9

SELECT ST_LineFromWKB(ST_AsBinary(ST_GeomFromText('LINESTRING(1 2, 3 4)'))) AS aline,
                ST_LineFromWKB(ST_AsBinary(ST_GeomFromText('POINT(1 2)'))) IS NULL AS null_return;
aline                            | null_return
------------------------------------------------
010200000002000000000000000000F ... | t
                

Name

ST_LinestringFromWKB — WKB表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。

Synopsis

geometry ST_LinestringFromWKB(bytea WKB);

geometry ST_LinestringFromWKB(bytea WKB, integer srid);

説明

ST_LinestringFromWKBは、ジオメトリのWell-Known Binary表現と空間参照系識別番号 (SRIDを取り、適切なジオメトリタイプのインスタンスを生成します。この場合、LINESTRINGジオメトリです。この関数はSQLのジオメトリファクトリの役割を果たします。

SRIDが指定されていない場合は0 (不明)となります。入力byteaLINESTRINGを表現していない場合はNULLを返します。これはST_LineFromWKBの別名です。

[Note]

OGC SPEC 3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

[Note]

全てのジオメトリがLINESTRINGであると知っている場合は、ST_GeomFromWKBを使う方が効率的です。この関数はST_GeomFromWKBの呼び出しと、LINESTRINGを返すかどうかの評価とを行います。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 7.2.9

SELECT
  ST_LineStringFromWKB(
        ST_AsBinary(ST_GeomFromText('LINESTRING(1 2, 3 4)'))
  ) AS aline,
  ST_LinestringFromWKB(
        ST_AsBinary(ST_GeomFromText('POINT(1 2)'))
  ) IS NULL AS null_return;
   aline                            | null_return
------------------------------------------------
010200000002000000000000000000F ... | t

Name

ST_MakeBox2D — 与えられたポイントジオメトリから定義されるBOX2Dを生成します。

Synopsis

box2d ST_MakeBox2D(geometry pointLowLeft, geometry pointUpRight);

説明

与えられた二つのポイントジオメトリから定義されるBOX2Dを生成します。これは範囲クエリを実行する際に使われます。

-- 米国ナショナルアトラス座標のバウンディングボックスに
-- 完全に属するか一部属するフィーチャーの全てを返します。
-- ここでは、ジオメトリはSRID = 2163 (米国ナショナルアトラス正積図法)
-- で保存していると仮定します。
SELECT feature_id, feature_name, the_geom
FROM features
WHERE the_geom && ST_SetSRID(ST_MakeBox2D(ST_Point(-989502.1875, 528439.5625),
        ST_Point(-987121.375 ,529933.1875)),2163)

Name

ST_3DMakeBox — 与えられた3次元ポイントジオメトリから定義されるBOX3Dを生成します。

Synopsis

box3d ST_3DMakeBox(geometry point3DLowLeftBottom, geometry point3DUpRightTop);

説明

与えられた二つの3次元ポイントジオメトリから定義されるBOX3Dを生成します。

この関数は3次元に対応し、Zインデクスを削除しません。

Changed: 2.0.0以前の版ではST_MakeBox3Dと呼ばれていました。

SELECT ST_3DMakeBox(ST_MakePoint(-989502.1875, 528439.5625, 10),
        ST_MakePoint(-987121.375 ,529933.1875, 10)) As abb3d

--bb3d--
--------
BOX3D(-989502.1875 528439.5625 10,-987121.375 529933.1875 10)
        

Name

ST_MakeLine — ポイント、マルチポイント、ラインジオメトリからラインストリングを生成します。

Synopsis

geometry ST_MakeLine(geometry set geoms);

geometry ST_MakeLine(geometry geom1, geometry geom2);

geometry ST_MakeLine(geometry[] geoms_array);

説明

ST_MakeLineには三つの形式があります。一つ目は、ポイント、マルチポイントまたはラインジオメトリの行を取り、一つのラインストリングを返す空間集約関数です。二つ目は、イント、マルチポイントまたはラインジオメトリの配列を取る関数です。三つめは、二つのポイント、マルチポイントまたはラインジオメトリを取る通常巻数です。集約関数の形式を使う場合で、関数に渡す前にポイントの順序を整理するには、副問い合わせを使います。

ポイント、マルチポイント、ラインジオメトリのいずれでもない入力は無視されます。

ライン要素を追加する時には、共通ノードは出力から削除されます。ポイントとマルチポイントの入力にある共通ノードは削除されません。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

Availability: 2.0.0 - マルチポイントの入力要素に対応するようになりました。

Availability: 2.0.0 - ラインストリング入力要素が導入されました。

Availability: 1.4.0 - ST_MakeLine(geomarray)が導入されました。ST_MakeLine集約関数はより多くのポイントをより早く扱うための強化が施されています。

例: 空間集計版

この例では、GPS位置の順列を取り、ジオメトリフィールドがGPSポイントからなるラインストリングで行程順になるよう、行程ごとに一つのレコードを生成します。

-- PostgreSQL 9.0より前の版 - これは普通に動きますが、
-- プランナが副問い合わせの並び順を尊重しない選択を発生させることがあります。

SELECT gps.gps_track, ST_MakeLine(gps.the_geom) As newgeom
        FROM (SELECT gps_track,gps_time, the_geom
                        FROM gps_points ORDER BY gps_track, gps_time) As gps
        GROUP BY gps.gps_track;
-- PostgreSQL 9.0以上 (集約関数用の新しいORDER BY機能があります)では、
-- これは、正しく整列したラインストリングが得られることが保証されている方法です。
-- 必要ならORDER BYは複数のカラムで利用できます。
SELECT gps.gps_track, ST_MakeLine(gps.the_geom ORDER BY gps_time) As newgeom
        FROM gps_points As gps
        GROUP BY gps.gps_track;

例: 非空間集計版

一つ目の例は二つのポイントからなる使い捨てのラインストリングです。二つ目は、ユーザが描いた二つのポイントからラインストリングを生成しています。三つ目は、二つの3次元ポイントを接続した使い捨ての3次元ラインを生成しています。

SELECT ST_AsText(ST_MakeLine(ST_MakePoint(1,2), ST_MakePoint(3,4)));
          st_astext
---------------------
 LINESTRING(1 2,3 4)

SELECT userpoints.id, ST_MakeLine(startpoint, endpoint) As drawn_line
        FROM userpoints ;

SELECT ST_AsEWKT(ST_MakeLine(ST_MakePoint(1,2,3), ST_MakePoint(3,4,5)));
                st_asewkt
-------------------------
 LINESTRING(1 2 3,3 4 5)
                        

例: 配列使用版

SELECT ST_MakeLine(ARRAY(SELECT ST_Centroid(the_geom) FROM visit_locations ORDER BY visit_time));

-- 三つの3次元ポイントから3次元ラインを生成
SELECT ST_AsEWKT(ST_MakeLine(ARRAY[ST_MakePoint(1,2,3),
                                ST_MakePoint(3,4,5), ST_MakePoint(6,6,6)]));
                st_asewkt
-------------------------
LINESTRING(1 2 3,3 4 5,6 6 6)
                        

Name

ST_MakeEnvelope — 与えられた最小値と最大値から長方形ポリゴンを生成します。入力値はSRIDで指定された空間参照系でなければなりません。

Synopsis

geometry ST_MakeEnvelope(double precision xmin, double precision ymin, double precision xmax, double precision ymax, integer srid=unknown);

説明

与えられた最小値と最大値から長方形ポリゴンを生成します。入力値はSRIDで指定された空間参照系でなければなりません。SRIDが指定されない場合には、不明な空間参照系と仮定します。

Availability: 1.5

Enhanced: 2.0 SRID指定なしでエンベロープを指定できるようになりました。

例: バウンディングボックスポリゴンの生成

SELECT ST_AsText(ST_MakeEnvelope(10, 10, 11, 11, 4326));

st_asewkt
-----------
POLYGON((10 10, 10 11, 11 11, 11 10, 10 10))
                          

Name

ST_MakePolygon — 与えられた外環で形成されるポリゴンを生成します。入力ジオメトリは閉じたラインストリングでなければなりません。

Synopsis

geometry ST_MakePolygon(geometry linestring);

geometry ST_MakePolygon(geometry outerlinestring, geometry[] interiorlinestrings);

説明

与えられた外環で形成されるポリゴンを生成します。入力ジオメトリは閉じたラインストリングでなければなりません。二つの形式があります。

形式1: 一つの閉じたラインストリングを取るものです。

形式2: 外環と内環配列を取るものです。ST_AccumまたはPostgreSQLのARRAY[]やARRAY()コンストラクタを使用してジオメトリ配列を生成できます。入力ジオメトリは閉じたラインストリングでなければなりません。

[Note]

この関数はマルチラインストリングを受け付けません。ST_LineMergeまたはST_Dumpでラインストリングを生成して下さい。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

例: 単一の閉じたラインストリング

-- 2次元ライン
SELECT ST_MakePolygon(ST_GeomFromText('LINESTRING(75.15 29.53,77 29,77.6 29.5, 75.15 29.53)'));
--If linestring is not closed
--you can add the start point to close it
SELECT ST_MakePolygon(ST_AddPoint(foo.open_line, ST_StartPoint(foo.open_line)))
FROM (
SELECT ST_GeomFromText('LINESTRING(75.15 29.53,77 29,77.6 29.5)') As open_line) As foo;

-- 3次元の閉じたライン
SELECT ST_MakePolygon(ST_GeomFromText('LINESTRING(75.15 29.53 1,77 29 1,77.6 29.5 1, 75.15 29.53 1)'));

st_asewkt
-----------
POLYGON((75.15 29.53 1,77 29 1,77.6 29.5 1,75.15 29.53 1))

-- M値を持つライン --
SELECT ST_MakePolygon(ST_GeomFromText('LINESTRINGM(75.15 29.53 1,77 29 1,77.6 29.5 2, 75.15 29.53 2)'));

st_asewkt
----------
POLYGONM((75.15 29.53 1,77 29 1,77.6 29.5 2,75.15 29.53 2))
                          

例: 外側の殻と内側の殻

蟻の穴を持つドーナツの生成です。

SELECT ST_MakePolygon(
                ST_ExteriorRing(ST_Buffer(foo.line,10)),
        ARRAY[ST_Translate(foo.line,1,1),
                ST_ExteriorRing(ST_Buffer(ST_MakePoint(20,20),1)) ]
        )
FROM
        (SELECT ST_ExteriorRing(ST_Buffer(ST_MakePoint(10,10),10,10))
                As line )
                As foo;
                

県ポリゴン/マルチポリゴンと水涯線から、湖を表現する穴を持つ県の境界を構築します。PostGISのST_Accumを使う例です。

[Note]

NULL配列をST_MakePolygonに渡すとNULLを返すのでCASEを使います。

[Note]

湖がない県も含めて全ての県が返るのを保障するためにLEFT JOINを使います。

SELECT p.gid, p.province_name,
                CASE WHEN
                        ST_Accum(w.the_geom) IS NULL THEN p.the_geom
                ELSE  ST_MakePolygon(ST_LineMerge(ST_Boundary(p.the_geom)), ST_Accum(w.the_geom)) END
        FROM
                provinces p LEFT JOIN waterlines w
                        ON (ST_Within(w.the_geom, p.the_geom) AND ST_IsClosed(w.the_geom))
        GROUP BY p.gid, p.province_name, p.the_geom;

        -- 上と同じ例ですが、相関副問い合わせと行集合を
        -- 配列に変換するPostgreSQL組み込み関数ARRAY()を使っています。


        SELECT p.gid,  p.province_name, CASE WHEN
                EXISTS(SELECT w.the_geom
                        FROM waterlines w
                        WHERE ST_Within(w.the_geom, p.the_geom)
                        AND ST_IsClosed(w.the_geom))
                THEN
                ST_MakePolygon(ST_LineMerge(ST_Boundary(p.the_geom)),
                        ARRAY(SELECT w.the_geom
                                FROM waterlines w
                                WHERE ST_Within(w.the_geom, p.the_geom)
                                AND ST_IsClosed(w.the_geom)))
                ELSE p.the_geom END As the_geom
        FROM
                provinces p;
                          

Name

ST_MakePoint — Creates a 2D,3DZ or 4D point geometry.

Synopsis

geometry ST_MakePoint(double precision x, double precision y);

geometry ST_MakePoint(double precision x, double precision y, double precision z);

geometry ST_MakePoint(double precision x, double precision y, double precision z, double precision m);

説明

2次元、XYZの3次元、4次元のポイントジオメトリ (M値を持つジオメトリ)を生成します。ST_MakePointはOGC対応になっていませんが、一般的にST_GeomFromTextST_PointFromTextより速く、高精度です。また、WKTでなく生の座標値を持っている場合は扱いやすいです。

[Note]

Xが経度でYが緯度ですのでご注意ください。

[Note]

X, Y, Mのポイントを生成する必要がある場合には、ST_MakePointMを使います。

This function supports 3d and will not drop the z-index.

-- SRID不明のポイントを返します
SELECT ST_MakePoint(-71.1043443253471, 42.3150676015829);

-- WGS 84経度緯度とするポイントを返します。
SELECT ST_SetSRID(ST_MakePoint(-71.1043443253471, 42.3150676015829),4326);

-- 3次元ポイント (たとえば標高を持つ)を返します
SELECT ST_MakePoint(1, 2,1.5);

-- ポイントのZ値を得ます
SELECT ST_Z(ST_MakePoint(1, 2,1.5));
result
-------
1.5

Name

ST_MakePointM — X, Y, M座標を持つポイントジオメトリを生成します。

Synopsis

geometry ST_MakePointM(float x, float y, float m);

説明

X, Y, M座標を持つポイントジオメトリを生成します。

[Note]

Xが経度でYが緯度ですのでご注意ください。

この例では、文字列表現にST_AsTextでなくST_AsEWKTを使っています。ST_AsTextはM値に対応していないためです。

-- SRID不明のポイントのEWKT表現を返します
SELECT ST_AsEWKT(ST_MakePointM(-71.1043443253471, 42.3150676015829, 10));

-- 結果
                                   st_asewkt
-----------------------------------------------
 POINTM(-71.1043443253471 42.3150676015829 10)

-- WGS 84経度緯度とするポイントのEWKT表現を返します
SELECT ST_AsEWKT(ST_SetSRID(ST_MakePointM(-71.1043443253471, 42.3150676015829,10),4326));

                                                st_asewkt
---------------------------------------------------------
SRID=4326;POINTM(-71.1043443253471 42.3150676015829 10)

-- 3次元ポイント (たとえば標高を持つ)を返します
SELECT ST_MakePoint(1, 2,1.5);

-- ポイントのZ値を得ます
SELECT ST_M(ST_MakePointM(-71.1043443253471, 42.3150676015829,10));
result
-------
10
                          

Name

ST_MLineFromText — WKT表現から指定したST_MultiLineString値を返します。

Synopsis

geometry ST_MLineFromText(text WKT, integer srid);

geometry ST_MLineFromText(text WKT);

説明

Well-Kown-Text (WKT)表現のコレクションと与えられたSRIDからジオメトリのコレクションを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)とします。

OGC SPEC 3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

WKTがMULTILINESTRINGでない場合はNULLを返します。

[Note]

全てのWKTジオメトリがマルチラインストリングであると絶対的な確信を持てる場合は、この関数は使わないでください。付加的な評価ステップが追加されるのでST_GeomFromTextより遅いです。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

This method implements the SQL/MM specification.SQL-MM 3: 9.4.4

SELECT ST_MLineFromText('MULTILINESTRING((1 2, 3 4), (4 5, 6 7))');

関連情報

ST_GeomFromText


Name

ST_MPointFromText — Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。

Synopsis

geometry ST_MPointFromText(text WKT, integer srid);

geometry ST_MPointFromText(text WKT);

説明

Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。

OGC SPEC 3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

WKTがMULTIPOINTでない場合はNULLを返します。

[Note]

全てのWKTジオメトリがマルチラインストリングであると絶対的な確信を持てる場合は、この関数は使わないでください。付加的な評価ステップが追加されるのでST_GeomFromTextより遅いです。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. 3.2.6.2

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 9.2.4

SELECT ST_MPointFromText('MULTIPOINT(1 2, 3 4)');
SELECT ST_MPointFromText('MULTIPOINT(-70.9590 42.1180, -70.9611 42.1223)', 4326);

関連情報

ST_GeomFromText


Name

ST_MPolyFromText — Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからマルチポリゴンを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。

Synopsis

geometry ST_MPolyFromText(text WKT, integer srid);

geometry ST_MPolyFromText(text WKT);

説明

Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからマルチポリゴンを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。

OGC SPEC 3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

WKTがMULTIPOLYGONでない場合はエラーを投げます。

[Note]

全てのWKTジオメトリがマルチポリゴンであると絶対的な確信を持てる場合は、この関数は使わないでください。付加的な評価ステップが追加されるのでST_GeomFromTextより遅いです。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 9.6.4

SELECT ST_MPolyFromText('MULTIPOLYGON(((0 0 1,20 0 1,20 20 1,0 20 1,0 0 1),(5 5 3,5 7 3,7 7 3,7 5 3,5 5 3)))');
SELECt ST_MPolyFromText('MULTIPOLYGON(((-70.916 42.1002,-70.9468 42.0946,-70.9765 42.0872,-70.9754 42.0875,-70.9749 42.0879,-70.9752 42.0881,-70.9754 42.0891,-70.9758 42.0894,-70.9759 42.0897,-70.9759 42.0899,-70.9754 42.0902,-70.9756 42.0906,-70.9753 42.0907,-70.9753 42.0917,-70.9757 42.0924,-70.9755 42.0928,-70.9755 42.0942,-70.9751 42.0948,-70.9755 42.0953,-70.9751 42.0958,-70.9751 42.0962,-70.9759 42.0983,-70.9767 42.0987,-70.9768 42.0991,-70.9771 42.0997,-70.9771 42.1003,-70.9768 42.1005,-70.977 42.1011,-70.9766 42.1019,-70.9768 42.1026,-70.9769 42.1033,-70.9775 42.1042,-70.9773 42.1043,-70.9776 42.1043,-70.9778 42.1048,-70.9773 42.1058,-70.9774 42.1061,-70.9779 42.1065,-70.9782 42.1078,-70.9788 42.1085,-70.9798 42.1087,-70.9806 42.109,-70.9807 42.1093,-70.9806 42.1099,-70.9809 42.1109,-70.9808 42.1112,-70.9798 42.1116,-70.9792 42.1127,-70.979 42.1129,-70.9787 42.1134,-70.979 42.1139,-70.9791 42.1141,-70.9987 42.1116,-71.0022 42.1273,
        -70.9408 42.1513,-70.9315 42.1165,-70.916 42.1002)))',4326);

Name

ST_Point — 与えられた座標値のST_Pointを返します。ST_MakePointのOGC別名です。

Synopsis

geometry ST_Point(float x_lon, float y_lat);

説明

与えられた座標値のST_Pointを返します。XとYを取るST_MakePointのMM対応の別名です。

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 6.1.2

例: ジオメトリ

SELECT ST_SetSRID(ST_Point(-71.1043443253471, 42.3150676015829),4326)

例: ジオグラフィ

SELECT CAST(ST_SetSRID(ST_Point(-71.1043443253471, 42.3150676015829),4326) As geography);
-- "::"はPostgreSQLのキャストの簡略表現です。
SELECT ST_SetSRID(ST_Point(-71.1043443253471, 42.3150676015829),4326)::geography;
-- ポイント座標がWGS 84経度緯度と異なる座標系の場合には、
-- キャスト前に投影変換が必要です。
-- この例では、ペンシルベニア州平面 (フィート)からWGS 84に投影変換したうえで
-- ジオグラフィに変換しています。
SELECT ST_Transform(ST_SetSRID(ST_Point(3637510, 3014852),2273),4326)::geography;

Name

ST_PointFromGeoHash — GeoHash文字列からポイントを返します。

Synopsis

point ST_PointFromGeoHash(text geohash, integer precision=full_precision_of_geohash);

説明

GeoHash文字列からポイントを返します。ポイントはGeoHashの中心点を表します。

precisionを指定しない場合には、ST_PointFromGeoHashは、入力GeoHash文字列の最大精度に基づくポイントを返します。

precisionを指定した場合には、ST_PointFromGeoHashは、ポイント生成のために、GeoHasoから多数の文字を使用します。

Availability: 2.1.0

SELECT ST_AsText(ST_PointFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0'));
          st_astext
------------------------------
 POINT(-115.172816 36.114646)

SELECT ST_AsText(ST_PointFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0', 4));
             st_astext
-----------------------------------
 POINT(-115.13671875 36.123046875)

SELECT ST_AsText(ST_PointFromGeoHash('9qqj7nmxncgyy4d0dbxqz0', 10));
                 st_astext
-------------------------------------------
 POINT(-115.172815918922 36.1146435141563)
                
                

Name

ST_PointFromText — WKTと与えられたSRIDからポイントジオメトリを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)とします。

Synopsis

geometry ST_PointFromText(text WKT);

geometry ST_PointFromText(text WKT, integer srid);

説明

OGC Well-Known Text表現からPostGISのST_Geometryポイントオブジェクトを生成します。SRIDが与えられていない場合は不明 (現在は0)とします。ジオメトリがWKTポイント表現でない場合はNULLを返します。完全に不正なWKTならエラーが投げられます。

[Note]

ST_PointFromTextには二つの形式があります。 一つ目は、SRIDを取らずに空間参照系を定義していないジオメトリを返すものです。 二つ目は、空間参照系識別番号を第2引数に取り、SRIDをメタデータの一部として含むST_Geometryを返すものです。SRIDはspatial_ref_sysテーブルで定義されていなければなりません。

[Note]

全てのWKTジオメトリがジオメトリコレクションであると絶対的な確信を持てる場合は、この関数は使わないでください。付加的な評価ステップが追加されるのでST_GeomFromTextより遅いです。 経度緯度座標からポイントを生成していて、OGC対応よりもパフォーマンスと精度を重視する場合は、ST_MakePointか、OGC対応の別名であるST_Pointを使用して下さい。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 6.1.8

SELECT ST_PointFromText('POINT(-71.064544 42.28787)');
SELECT ST_PointFromText('POINT(-71.064544 42.28787)', 4326);
        

Name

ST_PointFromWKB — WKBと与えられたSRIDからジオメトリを生成します。

Synopsis

geometry ST_GeomFromWKB(bytea geom);

geometry ST_GeomFromWKB(bytea geom, integer srid);

説明

ST_PointFromWKBは、ジオメトリのWell-Known Binary表現と空間参照系識別番号 (SRID)を取り、適切なジオメトリタイプのインスタンスを生成します。この場合、POINTジオメトリです。この関数はSQLのジオメトリファクトリの役割を果たします。

SRIDが指定されていない場合は0 (不明)となります。入力byteaがPOINTジオメトリを表現しないならNULLが返されます。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.7.2

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 6.1.9

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This method supports Circular Strings and Curves

SELECT
  ST_AsText(
        ST_PointFromWKB(
          ST_AsEWKB('POINT(2 5)'::geometry)
        )
  );
 st_astext
------------
 POINT(2 5)
(1 row)

SELECT
  ST_AsText(
        ST_PointFromWKB(
          ST_AsEWKB('LINESTRING(2 5, 2 6)'::geometry)
        )
  );
 st_astext
-----------

(1 row)

Name

ST_Polygon — 指定されたラインストリングとSRIDからポリゴンを生成します。

Synopsis

geometry ST_Polygon(geometry aLineString, integer srid);

説明

指定されたラインストリングとSRIDからポリゴンを生成します。

[Note]

ST_PolygonはST_MakePolygonのひ一つ目の形式に似ていますが、ポリゴンの空間参照系識別番号 (SRID)を渡す点が異なります。MULTILINESTRINGでは動作しません。LineMergeでマルチラインをマージして下さい。また、内環をもつポリゴンを生成しません。ST_MakePolygonを使用して下さい。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1.

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 8.3.2

This function supports 3d and will not drop the z-index.

-- 2次元ポリゴン
SELECT ST_Polygon(ST_GeomFromText('LINESTRING(75.15 29.53,77 29,77.6 29.5, 75.15 29.53)'), 4326);

-- 結果 --
POLYGON((75.15 29.53,77 29,77.6 29.5,75.15 29.53))
-- 3次元ポリゴン
SELECT ST_AsEWKT(ST_Polygon(ST_GeomFromEWKT('LINESTRING(75.15 29.53 1,77 29 1,77.6 29.5 1, 75.15 29.53 1)'), 4326));

result
------
SRID=4326;POLYGON((75.15 29.53 1,77 29 1,77.6 29.5 1,75.15 29.53 1))
                        

Name

ST_PolygonFromText — Well-Known Text (WKT)表現と与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDを与えない場合は0 (不明)となります。

Synopsis

geometry ST_PolygonFromText(text WKT);

geometry ST_PolygonFromText(text WKT, integer srid);

説明

WKTと与えられたSRIDからジオメトリを生成します。SRIDが与えられていない場合は0 (不明)とします。WKTがポリゴンでない場合はNULLを返します。

OGC SPEC 3.2.6.2 - 任意引数SRIDは仕様適合のためです。

[Note]

全てのWKTジオメトリがポリゴンであると絶対的な確信を持てる場合は、この関数は使わないでください。付加的な評価ステップが追加されるのでST_GeomFromTextより遅いです。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s3.2.6.2

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 8.3.6

SELECT ST_PolygonFromText('POLYGON((-71.1776585052917 42.3902909739571,-71.1776820268866 42.3903701743239,
-71.1776063012595 42.3903825660754,-71.1775826583081 42.3903033653531,-71.1776585052917 42.3902909739571))');
st_polygonfromtext
------------------
010300000001000000050000006...


SELECT ST_PolygonFromText('POINT(1 2)') IS NULL as point_is_notpoly;

point_is_not_poly
----------
t

関連情報

ST_GeomFromText


Name

ST_WKBToSQL — Well-Known Binary表現 (WKB)からST_Geometry値を生成します。これはSRIDを取らないST_GeomFromWKBの別名です。

Synopsis

geometry ST_WKBToSQL(bytea WKB);

説明

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.36

関連情報

ST_GeomFromWKB


Name

ST_WKTToSQL — Well-Knwon Text表現 (WKT)から指定したST_Geometry値を返します。これはST_GeomFromTextの別名です。

Synopsis

geometry ST_WKTToSQL(text WKT);

説明

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.34

関連情報

ST_GeomFromText

8.5. ジオメトリアクセサ

GeometryType — ジオメトリ型を'LINESTRING', 'POLYGON', 'MULTIPOINT'などの文字列で返します。
ST_Boundary — ジオメトリの組み合わせ境界の閉包を返します。
ST_CoordDim — ST_Geometry値の座標次元を返します。
ST_Dimension — ジオメトリの固有次元を返します。ジオメトリは座標次元以下でなければなりません。
ST_EndPointLINESTRINGの最後のポイントをPOINTで返します。
ST_Envelope — ジオメトリの浮動小数点数 (float8)バウンディングボックスを表現するジオメトリを返します。
ST_BoundingDiagonal — 与えられたジオメトリのバウンディングボックスの対角線を返します。
ST_ExteriorRingPOLYGONの外環を表現するラインストリングを返します。ジオメトリがポリゴンでない場合はNULLを返します。マルチポリゴンでは動作しません。
ST_GeometryN — GEOMETRYCOLLECTION, (MULTI)POINT, (MULTI)LINESTRING, MULTICURVE, (MULTI)POLYGON, POLYHEDRALSURFACEの場合には、1始まりでN番目のジオメトリを返します。それ以外の場合にはNULLを返します。
ST_GeometryType — ST_Geometry値のジオメトリ型を返します。
ST_InteriorRingN — ポリゴンのN番目の内環を返します。ジオメトリがポリゴンでないかNが範囲外の場合はNULLを返します。
ST_IsCollection — Returns true if all exterior rings are oriented counter-clockwise and all interior rings are oriented clockwise.
ST_IsCollection — Returns true if all exterior rings are oriented clockwise and all interior rings are oriented counter-clockwise.
ST_IsClosedLINESTRINGの始点と終点が一致する場合にTRUEを返します。多面体サーフェスの場合は閉じているかどうか (ボリュームであるかどうか)を返します。
ST_IsCollection — 引数がコレクション(MULTI*, GEOMETRYCOLLECTION, ...)の場合にTRUEを返します。
ST_IsEmpty — ジオメトリが、空のジオメトリコレクション、ポリゴン、ポイント等の場合に、trueを返します。
ST_IsRingLINESTRINGが閉じていて、かつ単純である場合にTRUEを返します。
ST_IsSimple — ジオメトリが自己インタセクションや自己接触のような異常な幾何学ポイントを持っていない場合にTRUEを返します。
ST_IsValid — ST_Geometryが整形されている場合には、trueを返します。
ST_IsValidReason — ジオメトリが妥当か否かを示す文字列を返し、不正な場合は理由を返します。
ST_IsValidDetail — ジオメトリが妥当か否かを示すvalid_detail (valid,reason,location)行を返します。不正である場合には、理由と位置を示します。
ST_M — ポイントのM座標値を返し、有効でないならNULLを返します。入力はポイントでなければなりません。
ST_NDims — ジオメトリの座標次元をsmall intで返します。値は2, 3, 4のいずれかです。
ST_NPoints — ジオメトリのポイント (頂点)数を返します。
ST_NRings — ジオメトリがポリゴンまたはマルチポリゴンの場合、リング数を返します。
ST_NumGeometries — ジオメトリがジオメトリコレクションまたはマルチ系の場合はジオメトリの数を、単一のジオメトリの場合は1を返し、それ以外の場合はNULLを返します。
ST_NumInteriorRings — ポリゴンジオメトリの内環の数を返します。
ST_NumInteriorRing — ジオメトリ内のポリゴンの内環の数を返します。ST_NumInteriorRingsと同義です。
ST_NumPatches — 多面体サーフェスのフェイス数を返します。多面体でないジオメトリの場合にはNULLを返します。
ST_NumPoints — ST_LineStringまたはST_CircularStringのポイント数を返します。
ST_PatchN — ジオメトリがPOLYHEDRALSURFACEかPOLYHEDRALSURFACEMの場合には、1始まりでN番目のジオメトリ (フェイス)を返します。それ以外の場合には、NULLを返します。
ST_PointN — ラインストリングまたは曲線ストリングのN番目の点を返します。負数はラインストリングの終端から逆方向に遡って数えます。ジオメトリにラインストリングが無い場合には、NULLを返します。
ST_Points — ジオメトリの全ての座標値からなるマルチポイントを返します。
ST_SRID — ST_Geometryのspatial_ref_sysテーブルで定義されている空間参照系の識別番号を返します。
ST_StartPointLINESTRINGの最初のポイントをPOINTとして返します。
ST_Summary — ジオメトリについての要約文を返します。
ST_X — ポイントのX座標値を返し、有効でないならNULLを返します。入力はポイントでなければなりません。
ST_XMax — 2次元、3次元バウンディングボックスまたはジオメトリにおけるXの最大値を返します。
ST_XMin — 2次元、3次元バウンディングボックスまたはジオメトリにおけるXの最小値を返します。
ST_Y — ポイントのY座標値を返し、有効でないならNULLを返します。入力はポイントでなければなりません。
ST_YMax — 2次元、3次元バウンディングボックスまたはジオメトリにおけるYの最大値を返します。
ST_YMin — 2次元、3次元バウンディングボックスまたはジオメトリにおけるYの最小値を返します。
ST_Z — ポイントのZ座標値を返し、有効でないならNULLを返します。入力はポイントでなければなりません。
ST_ZMax — 2次元、3次元バウンディングボックスまたはジオメトリにおけるZの最大値を返します。
ST_Zmflag — ポイントのZM (次元の意味)フラグをsmall intで返します。値は 0=XY, 1=XYM, 2=XYZ, 3=XYZMとなります。
ST_ZMin — 2次元、3次元バウンディングボックスまたはジオメトリにおけるZの最大値を返します。

Name

GeometryType — ジオメトリ型を'LINESTRING', 'POLYGON', 'MULTIPOINT'などの文字列で返します。

Synopsis

text GeometryType(geometry geomA);

説明

ジオメトリ型を'LINESTRING', 'POLYGON', 'MULTIPOINT'などの文字列で返します。

OGC SPEC s2.1.1.1 - このジオメトリインスタンスがメンバーになっているジオメトリのインスタンス化可能な派生タイプの名前を返します。インスタンス化可能な派生タイプの名前は、文字列として返されます。

[Note]

この関数は、'POINTM'等が返るので、ジオメトリがM値を持っているかどうかも示します。

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1.

This method supports Circular Strings and Curves

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This function supports Polyhedral surfaces.

This function supports Triangles and Triangulated Irregular Network Surfaces (TIN).

SELECT GeometryType(ST_GeomFromText('LINESTRING(77.29 29.07,77.42 29.26,77.27 29.31,77.29 29.07)'));
 geometrytype
--------------
 LINESTRING
SELECT ST_GeometryType(ST_GeomFromEWKT('POLYHEDRALSURFACE( ((0 0 0, 0 0 1, 0 1 1, 0 1 0, 0 0 0)),
                ((0 0 0, 0 1 0, 1 1 0, 1 0 0, 0 0 0)), ((0 0 0, 1 0 0, 1 0 1, 0 0 1, 0 0 0)),
                ((1 1 0, 1 1 1, 1 0 1, 1 0 0, 1 1 0)),
                ((0 1 0, 0 1 1, 1 1 1, 1 1 0, 0 1 0)), ((0 0 1, 1 0 1, 1 1 1, 0 1 1, 0 0 1)) )'));
                        -- 結果 --
                        POLYHEDRALSURFACE
                        
SELECT GeometryType(geom) as result
  FROM
    (SELECT
       ST_GeomFromEWKT('TIN (((
                0 0 0,
                0 0 1,
                0 1 0,
                0 0 0
            )), ((
                0 0 0,
                0 1 0,
                1 1 0,
                0 0 0
            ))
            )')  AS geom
    ) AS g;
 result
--------
 TIN    

関連情報

ST_GeometryType


Name

ST_Boundary — ジオメトリの組み合わせ境界の閉包を返します。

Synopsis

geometry ST_Boundary(geometry geomA);

説明

ジオメトリの組み合わせ境界の閉包を返します (訳注: ラインストリングは端点、ポリゴンはエッジ、複合オブジェクトは境界のうち奇数番)。組み合わせ境界はOGC仕様の3.12.3.2節に記述されています。結果として出てくる境界は、OGC SPEC 3.12.2で議論されているように、ジオメトリプリミティブを使って表現できます。

GEOSモジュールによって実現しています。

[Note]

2.0.0より前の版では、この関数はGEOMETRYCOLLECTION.を与えると例外を投げました。2.0.0以上では代わりにNULLが返ります (非対応入力)。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. OGC SPEC s2.1.1.1

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.14

This function supports 3d and will not drop the z-index.

Enhanced: 2.1.0で三角対応が導入されました。

境界ポイントを重ねたラインストリング

SELECT ST_Boundary(geom)
FROM (SELECT 'LINESTRING(100 150,50 60, 70 80, 160 170)'::geometry As geom) As f;
                                

-- ST_AsText 出力
MULTIPOINT(100 150,160 170)

境界マルチラインストリングを重ねたポリゴンの穴

SELECT ST_Boundary(geom)
FROM (SELECT
'POLYGON (( 10 130, 50 190, 110 190, 140 150, 150 80, 100 10, 20 40, 10 130 ),
        ( 70 40, 100 50, 120 80, 80 110, 50 90, 70 40 ))'::geometry As geom) As f;
                                

-- ST_AsText 出力 --
MULTILINESTRING((10 130,50 190,110 190,140 150,150 80,100 10,20 40,10 130),
        (70 40,100 50,120 80,80 110,50 90,70 40))

SELECT ST_AsText(ST_Boundary(ST_GeomFromText('LINESTRING(1 1,0 0, -1 1)')));
st_astext
-----------
MULTIPOINT(1 1,-1 1)

SELECT ST_AsText(ST_Boundary(ST_GeomFromText('POLYGON((1 1,0 0, -1 1, 1 1))')));
st_astext
----------
LINESTRING(1 1,0 0,-1 1,1 1)

-- 3次元ポリゴンを使用
SELECT ST_AsEWKT(ST_Boundary(ST_GeomFromEWKT('POLYGON((1 1 1,0 0 1, -1 1 1, 1 1 1))')));

st_asewkt
-----------------------------------
LINESTRING(1 1 1,0 0 1,-1 1 1,1 1 1)

-- 3次元マルチラインストリングを使用
SELECT ST_AsEWKT(ST_Boundary(ST_GeomFromEWKT('MULTILINESTRING((1 1 1,0 0 0.5, -1 1 1),(1 1 0.5,0 0 0.5, -1 1 0.5, 1 1 0.5) )')));

st_asewkt
----------
MULTIPOINT(-1 1 1,1 1 0.75)

Name

ST_CoordDim — ST_Geometry値の座標次元を返します。

Synopsis

integer ST_CoordDim(geometry geomA);

説明

ST_Geometry値の座標次元を返します。

この関数はST_NDimsのMM対応の別名です。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1.

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.3

This method supports Circular Strings and Curves

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This function supports Polyhedral surfaces.

This function supports Triangles and Triangulated Irregular Network Surfaces (TIN).

SELECT ST_CoordDim('CIRCULARSTRING(1 2 3, 1 3 4, 5 6 7, 8 9 10, 11 12 13)');
                        -- 結果 --
                                3

                                SELECT ST_CoordDim(ST_Point(1,2));
                        -- 結果 --
                                2

                

関連情報

ST_NDims


Name

ST_Dimension — ジオメトリの固有次元を返します。ジオメトリは座標次元以下でなければなりません。

Synopsis

integer ST_Dimension(geometry g);

説明

ジオメトリの固有次元を返します。ジオメトリは座標次元以下でなければなりません。OGC SPEC s2.1.1.1 - 0ならPOINT、1ならLINESTRING、2ならPOLYGONで、GEOMETRYCOLLECTIONの場合は要素ごとの次元の最大値です。不明なジオメトリ (空ジオメトリ)の場合はNULLが返ります。

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.2

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応とTIN対応が導入されました。空ジオメトリを与えた場合に例外を投げなくなりました。

[Note]

2.0.0より前では、空ジオメトリを与えると例外を投げていました。

This function supports Polyhedral surfaces.

This function supports Triangles and Triangulated Irregular Network Surfaces (TIN).

SELECT ST_Dimension('GEOMETRYCOLLECTION(LINESTRING(1 1,0 0),POINT(0 0))');
ST_Dimension
-----------
1

関連情報

ST_NDims


Name

ST_EndPoint — LINESTRINGの最後のポイントをPOINTで返します。

Synopsis

boolean ST_EndPoint(geometry g);

説明

LINESTRINGの最後のポイントをPOINTで返します。パラメタがLINESTRINGでない場合はNULLを返します。

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 7.1.4

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This method supports Circular Strings and Curves

[Note]

Changed: 2.0.0では単一ジオメトリのMULTILINESTRINGで動作しなくなりました。単一のラインストリングからなるMULTILINESTRINGについては幸運にも動いていて、最初のポイントを返していました。2.0.0では他のMULTILINESTRINGと同様にNULLを返すようになりました。古い挙動は記載されていませんでしたが、LINESTRINGとして格納されているデータを持っていると思われる人々は2.0でNULLが返って来ることを経験することでしょう。

postgis=# SELECT ST_AsText(ST_EndPoint('LINESTRING(1 1, 2 2, 3 3)'::geometry));
 st_astext
------------
 POINT(3 3)
(1 row)

postgis=# SELECT ST_EndPoint('POINT(1 1)'::geometry) IS NULL AS is_null;
  is_null
----------
 t
(1 row)

-- 3次元の最後のポイント
SELECT ST_AsEWKT(ST_EndPoint('LINESTRING(1 1 2, 1 2 3, 0 0 5)'));
  st_asewkt
--------------
 POINT(0 0 5)
(1 row)

Name

ST_Envelope — ジオメトリの浮動小数点数 (float8)バウンディングボックスを表現するジオメトリを返します。

Synopsis

geometry ST_Envelope(geometry g1);

説明

ジオメトリのfloat8数の最小バウンディングボックスをジオメトリとして返します。バウンディングボックスの角で定義されたポリゴンで、 ((MINX, MINY), (MINX, MAXY), (MAXX, MAXY), (MAXX, MINY), (MINX, MINY))となります。可能ならZMIN/ZMAX座標が追加されます。

縮退する場合 (縦のライン、ポイント)はPOLYGONより低い次元のジオメトリ、すなわちPOINTまたはLINESTRINGを返します。

Availability: 1.5.0 挙動が変更され出力がfloat4からfloat8になりました。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. s2.1.1.1

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.15

SELECT ST_AsText(ST_Envelope('POINT(1 3)'::geometry));
 st_astext
------------
 POINT(1 3)
(1 row)


SELECT ST_AsText(ST_Envelope('LINESTRING(0 0, 1 3)'::geometry));
                   st_astext
--------------------------------
 POLYGON((0 0,0 3,1 3,1 0,0 0))
(1 row)


SELECT ST_AsText(ST_Envelope('POLYGON((0 0, 0 1, 1.0000001 1, 1.0000001 0, 0 0))'::geometry));
                                                  st_astext
--------------------------------------------------------------
 POLYGON((0 0,0 1,1.00000011920929 1,1.00000011920929 0,0 0))
(1 row)
SELECT ST_AsText(ST_Envelope('POLYGON((0 0, 0 1, 1.0000000001 1, 1.0000000001 0, 0 0))'::geometry));
                                                  st_astext
--------------------------------------------------------------
 POLYGON((0 0,0 1,1.00000011920929 1,1.00000011920929 0,0 0))
(1 row)

SELECT Box3D(geom), Box2D(geom), ST_AsText(ST_Envelope(geom)) As envelopewkt
        FROM (SELECT 'POLYGON((0 0, 0 1000012333334.34545678, 1.0000001 1, 1.0000001 0, 0 0))'::geometry As geom) As foo;


        

関連情報

Box2D, Box3D


Name

ST_BoundingDiagonal — 与えられたジオメトリのバウンディングボックスの対角線を返します。

Synopsis

geometry ST_BoundingDiagonal(geometry geom, boolean fits=false);

説明

与えられたジオメトリのバウンディングボックスの対角線をラインストリングで返します。入力ジオメトリが空の場合には、対角線も空になります。その他の場合には、最小値のポイントを始点とし、最大値のポイントを終点とする、二つのポイントからなるラインストリングになります。

返されるラインストリングは常に、入力ジオメトリのSRIDと次元 (ZとMがあること)を維持します。

fitsパラメータは、最良適合が必要かどうかを指定するものです。FALSEの場合には、幾分大きめなバウンディングボックスの対角線を受け付けることができます (多数の頂点からなるジオメトリの取得が早くなります)。いずれにしても返された対角線のバウンディングボックスは常に入力ジオメトリを含みます。

[Note]

縮退した (入力の頂点が一つ)場合、返されるラインストリングはトポロジ的に不正です (内部が無い)。返り値を意味的な不正にはしません。

Availability: 2.2.0

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This function supports M coordinates.

-- ポイントまわりのバッファのXの最小値を得ます
SELECT ST_X(ST_StartPoint(ST_BoundingDiagonal(
  ST_Buffer(ST_MakePoint(0,0),10)
)));
 st_x
------
  -10
                

Name

ST_ExteriorRing — POLYGONの外環を表現するラインストリングを返します。ジオメトリがポリゴンでない場合はNULLを返します。マルチポリゴンでは動作しません。

Synopsis

geometry ST_ExteriorRing(geometry a_polygon);

説明

POLYGONの外環を表現するラインストリングを返します。ジオメトリがポリゴンでない場合はNULLを返します。

[Note]

POLYGONタイプでのみ動作します。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1. 2.1.5.1

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 8.2.3, 8.3.3

This function supports 3d and will not drop the z-index.

-- ポリゴンのテーブルを持っているとします
SELECT gid, ST_ExteriorRing(the_geom) AS ering
FROM sometable;

-- マルチポリゴンのテーブルを持っていて、
-- それぞれのポリゴンの外環からなるマルチラインストリングを返させたいとします。
SELECT gid, ST_Collect(ST_ExteriorRing(the_geom)) AS erings
        FROM (SELECT gid, (ST_Dump(the_geom)).geom As the_geom
                        FROM sometable) As foo
GROUP BY gid;

--3次元の例
SELECT ST_AsEWKT(
        ST_ExteriorRing(
        ST_GeomFromEWKT('POLYGON((0 0 1, 1 1 1, 1 2 1, 1 1 1, 0 0 1))')
        )
);

st_asewkt
---------
LINESTRING(0 0 1,1 1 1,1 2 1,1 1 1,0 0 1)

Name

ST_GeometryN — GEOMETRYCOLLECTION, (MULTI)POINT, (MULTI)LINESTRING, MULTICURVE, (MULTI)POLYGON, POLYHEDRALSURFACEの場合には、1始まりでN番目のジオメトリを返します。それ以外の場合にはNULLを返します。

Synopsis

geometry ST_GeometryN(geometry geomA, integer n);

説明

GEOMETRYCOLLECTION, (MULTI)POINT, (MULTI)LINESTRING, MULTICURVE, (MULTI)POLYGON, POLYHEDRALSURFACEの場合には、1始まりでN番目のジオメトリを返します。それ以外の場合にはNULLを返します。

[Note]

OGC仕様のため0.8.0版からインデクスを1始まりにしています。これより前の版では0始まりになっています。

[Note]

一つのジオメトリから全てのジオメトリを抽出したい場合は、ST_Dumpを使う方が効果的ですし、単一ジオメトリにも対応しています。

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応、三角対応、TIN対応が導入されました。

Changed: 2.0.0 以前の版では非マルチのジオメトリではNULLが返りました。ST_GeometryN(..,1)の場合にはジオメトリを返すよう変更されました。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1.

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 9.1.5

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This method supports Circular Strings and Curves

This function supports Polyhedral surfaces.

This function supports Triangles and Triangulated Irregular Network Surfaces (TIN).

標準的な例

-- 3次元マルチポイントから部分集合を抽出
SELECT n, ST_AsEWKT(ST_GeometryN(the_geom, n)) As geomewkt
FROM (
VALUES (ST_GeomFromEWKT('MULTIPOINT(1 2 7, 3 4 7, 5 6 7, 8 9 10)') ),
( ST_GeomFromEWKT('MULTICURVE(CIRCULARSTRING(2.5 2.5,4.5 2.5, 3.5 3.5), (10 11, 12 11))') )
        )As foo(the_geom)
        CROSS JOIN generate_series(1,100) n
WHERE n <= ST_NumGeometries(the_geom);

 n |               geomewkt
---+-----------------------------------------
 1 | POINT(1 2 7)
 2 | POINT(3 4 7)
 3 | POINT(5 6 7)
 4 | POINT(8 9 10)
 1 | CIRCULARSTRING(2.5 2.5,4.5 2.5,3.5 3.5)
 2 | LINESTRING(10 11,12 11)


-- 全てのジオメトリを抽出(idを付けたい場合に便利です)
SELECT gid, n, ST_GeometryN(the_geom, n)
FROM sometable CROSS JOIN generate_series(1,100) n
WHERE n <= ST_NumGeometries(the_geom);

多面体サーフェス、TIN、三角形の例

-- 多面体サーフェスの例
-- 多面体サーフェスをフェイスに分解します。
SELECT ST_AsEWKT(ST_GeometryN(p_geom,3)) As geom_ewkt
  FROM (SELECT ST_GeomFromEWKT('POLYHEDRALSURFACE(
((0 0 0, 0 0 1, 0 1 1, 0 1 0, 0 0 0)),
((0 0 0, 0 1 0, 1 1 0, 1 0 0, 0 0 0)),
((0 0 0, 1 0 0, 1 0 1, 0 0 1, 0 0 0)),
((1 1 0, 1 1 1, 1 0 1, 1 0 0, 1 1 0)),
((0 1 0, 0 1 1, 1 1 1, 1 1 0, 0 1 0)),
((0 0 1, 1 0 1, 1 1 1, 0 1 1, 0 0 1))
)')  AS p_geom )  AS a;

                geom_ewkt
------------------------------------------
 POLYGON((0 0 0,1 0 0,1 0 1,0 0 1,0 0 0))
-- TIN --
SELECT ST_AsEWKT(ST_GeometryN(geom,2)) as wkt
  FROM
    (SELECT
       ST_GeomFromEWKT('TIN (((
                0 0 0,
                0 0 1,
                0 1 0,
                0 0 0
            )), ((
                0 0 0,
                0 1 0,
                1 1 0,
                0 0 0
            ))
            )')  AS geom
    ) AS g;
-- 結果--
                 wkt
-------------------------------------
 TRIANGLE((0 0 0,0 1 0,1 1 0,0 0 0))

Name

ST_GeometryType — ST_Geometry値のジオメトリ型を返します。

Synopsis

text ST_GeometryType(geometry g1);

説明

ジオメトリ型を'ST_Linestring', 'ST_Polygon', 'ST_MultiPolygon'等の文字列で返します。この関数はGeometryType(geometry)とは異なり、先頭に'ST'が付き、M値を持っているかを示しません。

Enhanced: 2.0.0 多面体サーフェス対応が導入されました。

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 5.1.4

This function supports 3d and will not drop the z-index.

This function supports Polyhedral surfaces.

SELECT ST_GeometryType(ST_GeomFromText('LINESTRING(77.29 29.07,77.42 29.26,77.27 29.31,77.29 29.07)'));
                        -- 結果
                        ST_LineString
SELECT ST_GeometryType(ST_GeomFromEWKT('POLYHEDRALSURFACE( ((0 0 0, 0 0 1, 0 1 1, 0 1 0, 0 0 0)),
                ((0 0 0, 0 1 0, 1 1 0, 1 0 0, 0 0 0)), ((0 0 0, 1 0 0, 1 0 1, 0 0 1, 0 0 0)),
                ((1 1 0, 1 1 1, 1 0 1, 1 0 0, 1 1 0)),
                ((0 1 0, 0 1 1, 1 1 1, 1 1 0, 0 1 0)), ((0 0 1, 1 0 1, 1 1 1, 0 1 1, 0 0 1)) )'));
                        --結果 --
                        ST_PolyhedralSurface
SELECT ST_GeometryType(ST_GeomFromEWKT('POLYHEDRALSURFACE( ((0 0 0, 0 0 1, 0 1 1, 0 1 0, 0 0 0)),
                ((0 0 0, 0 1 0, 1 1 0, 1 0 0, 0 0 0)), ((0 0 0, 1 0 0, 1 0 1, 0 0 1, 0 0 0)),
                ((1 1 0, 1 1 1, 1 0 1, 1 0 0, 1 1 0)),
                ((0 1 0, 0 1 1, 1 1 1, 1 1 0, 0 1 0)), ((0 0 1, 1 0 1, 1 1 1, 0 1 1, 0 0 1)) )'));
                        --結果 --
                        ST_PolyhedralSurface
SELECT ST_GeometryType(geom) as result
  FROM
    (SELECT
       ST_GeomFromEWKT('TIN (((
                0 0 0,
                0 0 1,
                0 1 0,
                0 0 0
            )), ((
                0 0 0,
                0 1 0,
                1 1 0,
                0 0 0
            ))
            )')  AS geom
    ) AS g;
 result
--------
 ST_Tin    

関連情報

GeometryType


Name

ST_InteriorRingN — ポリゴンのN番目の内環を返します。ジオメトリがポリゴンでないかNが範囲外の場合はNULLを返します。

Synopsis

geometry ST_InteriorRingN(geometry a_polygon, integer n);

説明

ポリゴンのN番目の内環となるラインストリングを返します。ジオメトリがポリゴンでないかNが範囲外の場合はNULLを返します。1始まりです。

[Note]

この関数はマルチポリゴンでは動作しません。マルチポリゴンに対してはST_Dumpを併用して下さい。

This method implements the OpenGIS Simple Features Implementation Specification for SQL 1.1.

This method implements the SQL/MM specification. SQL-MM 3: 8.2.6, 8.3.5

This function supports 3d and will not drop the z-index.

SELECT ST_AsText(ST_InteriorRingN(the_geom, 1))